マーラ・ヤマウチ
マーラ・ヤマウチ(Mara Yamauchi、1973年8月13日 - )は、イギリスの陸上競技選手(長距離走・マラソン)。イギリス女子マラソン歴代2位の記録保持者。旧姓・マイヤーズ(Myers)。名前「マーラ」は、両親が通算25年滞在したケニアに流れるマラ川(Mara River)からとられたもの。夫の山内成俊は日本人。
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[編集] プロフィール
- 出身地 - イギリスオックスフォードシャー州オックスフォード出身
- 血液型 - O型
- 出身校 - オックスフォード大学セント・アンズ・カレッジ政治経済部
- ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス 政治経済学修士課程
- 所属 - ハローAC(Harrow AC (イギリス))
父ノーマンと母ドロシーの次女としてオックスフォードに生まれる。父のノーマン・マイヤーズ(Norman Myers)は、オックスフォード大学グリーン・カレッジ名誉客員教授であり、環境保護研究家・生物多様性の権威・2001年度旭硝子財団ブループラネット賞受賞者。姉のマリンディ・マイヤーズ(Malindi Myers)は、2000年世界レガッタ選手権クロアチア大会女子軽量級ダブル(英国代表)の金メダリスト。
生後まもなくより8歳まで両親の仕事の関係でケニアのナイロビで生活する。大学時代より本格的に陸上競技を始める。主にクロスカントリーを走る。
1998年に修士課程修了後、イギリス外務省に入省すると共にハローAC(HarrowAC)に所属し、元男子10000m世界記録保持者で現在ロンドンマラソンのレースディレクターであるデイビッド・ベッドフォード(David Bedford)のコーチであったボブ・パーカー(Bob Parker)に師事する。この間、1997年度クロスカントリー欧州選手権や1998年度クロスカントリー学生選手権にイギリス代表として出場、また1998年度クロスカントリーイングランド選手権に優勝するなどの実績を残す。
1998年9月より、駐日英国大使館に外交官として任務につくことを期に、本格的なランニングから離れる。2002年、会社員の山内成俊と結婚。2002年12月に任務終了後、イギリス帰国と同時に本格的なランニングに復帰する。イギリス外務省の柔軟な職務制度の下、ジョブシェアリング制や、パートタイム制により勤務とトレーニングの両立をはかる。
この間、2004年4月に初マラソンとなるロンドンマラソンに出場。2004年10月に国際千葉駅伝イギリス代表として第6区を走る。2005年には、4月のロンドンマラソン、同年8月の世界陸上選手権ヘルシンキ大会女子マラソンイギリス代表、11月に東京国際女子マラソンに出場し、いずれのマラソンでも自己新記録を更新する。2006年4月に出場したロンドンマラソンでは、世界記録保持者であるポーラ・ラドクリフに次ぐ、当時イギリス女子マラソン歴代2位(2006年4月現在)の記録(2時間25分13秒)を出す。
2005年12月にイギリス陸上連盟指定強化選手に選定され、2006年1月より、北京オリンピックに向けてランニングに専念するため、イギリス外務省を休職し、日本を拠点に活動する。かつて駐日英国大使館に在籍したことや日本人の夫と生活している為、流暢な日本語を喋る事が出来る。この頃、夫の成俊は勤めていた証券会社を退社し、以降はマーラのコーチ及びマネージャーを務める。成俊は陸上競技の経験はなく、マーラのトレーニングやマッサージを家事(専業主夫)をこなしながら独学した。2007年4月から、元資生堂ランニングクラブ所属だった監督・川越学によって設立されたセカンドウィンドACに3年近く所属していたが、2010年1月に退会を発表した。
2008年1月、大阪国際女子マラソンに出走。レース序盤から先頭を走っていた福士加代子を、34km過ぎにかわしてからはマーラの独走となる。その後も2位の森本友らの追撃を振り切り、自己最高を3秒上回ってフルマラソン初優勝を飾った。
2008年北京オリンピック女子マラソンのイギリス代表に選出。8月17日のオリンピック本番では、40km手前までは2位集団に入っていたがその後脱落。惜しくも五輪メダル獲得は逃したものの6位入賞を果たし、オリンピック女子マラソンのイギリス歴代最高記録(1984年ロサンゼルス五輪のウェルチ、2時間28分54秒)に並ぶ成績を挙げた。
2008年11月、今大会最後となる東京国際女子マラソンに出走。優勝の尾崎好美、2位の加納由理らには及ばず3位に留まるも、マラソン自己ベストを7秒更新すると共に、英国女子マラソンベテラン(35歳以上)記録も21年振りに更新した。
2009年4月、2年ぶりにロンドンマラソンへ出走。優勝したイリーナ・ミキテンコ(ドイツ)に惜しくも届かず2位だったが、再びマラソン自己ベストを2分近くも上回る2時間23分台の好タイムをマークする。しかし、同年8月開催予定の世界陸上選手権ベルリン大会には、故障のため欠場する事を表明した。
[編集] 自己ベスト
- 5000m 15:28.58 (2006年7月 イギリス ソリヒル)
- 5km ロードレース 15:34+ (2007年7月 札幌国際ハーフマラソン)
- 10000m 31:49.40 (2006年3月 コモンウェルスゲームズメルボルン大会)
- 10km ロードレース 31:40+ (2007年7月 札幌国際ハーフマラソン)
- ハーフマラソン 68:29 (2009年1月 香川丸亀国際ハーフマラソン)
- マラソン 2:23:12(2009年4月 ロンドンマラソン)
[編集] 主な記録
(マラソンのみ)
- 2004年4月 ロンドンマラソン 2時間39分16秒 17位
- 2005年4月 ロンドンマラソン 2時間31分52秒 10位
- 2005年8月 世界陸上選手権ヘルシンキ大会 女子マラソン イギリス代表 2時間31分26秒 18位 (団体銅メダル)
- 2005年11月20日 東京国際女子マラソン 2時間27分38秒 5位
- 2006年4月 ロンドンマラソン 2時間25分13秒 6位 (イギリス歴代2位)
- 2007年4月 ロンドンマラソン 2時間25分41秒 6位
- 2007年9月2日 世界陸上選手権大阪大会 女子マラソン イギリス代表 2時間32分55秒 9位
- 2008年1月27日 大阪国際女子マラソン 2時間25分10秒 優勝
- 2008年8月17日 北京オリンピック 女子マラソン イギリス代表 2時間27分29秒 6位入賞
- 2008年11月16日 東京国際女子マラソン 2時間25分03秒 3位
- 2009年4月26日 ロンドンマラソン 2時間23分12秒 2位
- 2010年4月25日 ロンドンマラソン 2時間26分16秒 10位
- 2010年11月7日 ニューヨークシティマラソン 2時間31分38秒 13位
- 2011年11月20日 横浜国際女子マラソン 2時間27分24秒 3位
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