マーシャーアッラー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
アルブレヒト・デューラーによる"De scientia motus orbis"の挿絵

マーシャーアッラー(Māshā' Allāh ibn Atharī 、740年頃 – 815年)は8世紀のペルシャで活躍したバスラ出身のユダヤ系の占星術者、天文学者、科学者である。占星術などに関する著書は12世紀に翻訳されヨーロッパにひろまった。ヨーロッパでは、マシャルラー、マーシャッラー、メッサハラ」などの名でも知られている。占星術によって歴史を解釈し、説明しようと試みたといわれている。宮廷占星術師カンカフと同時代の人である。

[編集]

本名は ManassehかJethroであるとされる。

マーシャーアッラーはアラビア語で「神の心のままに」という意味である。

業績[編集]

アッバース朝第2代カリフマンスールの時代に活躍した。特に宮廷占星術師ナウバフトらとともにホロスコープを用い、アッバース朝の新首都バグダード建設の鍬入れ式の日取りを762年7月30日と採択したことでも有名である。

20以上の著書のうちいくつかが残っている。多くの著書がラテン語やヘブライ語に訳された。有名な著書にクレモナのジェラルドによって訳されたDe scientia motus orbisなどがあるDe mercibusはアラビア語で最古の科学書である。