マル2計画

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
本来の表記は「②計画」です。この記事に付けられた題名は記事名の制約から不正確なものとなっています。

マル2計画(まるにけいかく)は、大日本帝国海軍の海軍軍備計画。正式名称は第二次補充計画であり、通称として○の中に数字を入れてマル2(まるに)計画と呼ばれた。ロンドン海軍軍縮条約締結に対応した建艦計画の第二弾であり、マル1計画と合わせてロンドン条約の保有量を満たすことを目的とした。

計画内容[編集]

  • 計画年次
昭和九年度より同十二年度までの四ヵ年計画(航空隊整備計画は同十一年度まで)。
  • 計画概要
艦艇48隻建造、航空隊8隊整備。
  • 予算総額
艦艇建造予算:4億3168万8千円
航空隊整備予算:3300万円

艦艇[編集]

条約制限内艦艇[編集]

  • 巡洋艦 - 2隻(8450t、3126万5000円×2)
利根筑摩
  • 駆逐艦 - 14隻(1380t、676万2000円×14)
海風 [II]、山風 [II]、江風 [III]、涼風
朝潮 [II]、大潮満潮荒潮朝雲山雲夏雲峯雲 [II]、 [II]
  • 潜水艦 - 4隻(巡潜:1950t、1033万5000円×2、海大:1400t、784万円×2)
伊7伊8
伊74(伊174)、伊75(伊175)、

条約制限外艦艇[編集]

  • 給油艦 - 2隻(1万2000t、1800万円×2)
  • 剣埼型
剣埼、高崎、
千歳千代田
  • 水雷艇 - 16隻(600t、300万円×16)
鴻[II]、鵯、隼[II]、鵲[II]、雉[II]、雁[II]、鷺[II]、鳩[II]、
※ さらに8隻が計画されたが、友鶴事件の影響で建造中止。充当分予算2400万円は昭和十二年度に減額査定となった。
  • 駆潜艇 - 4隻(大:300t、153万円、小:150t、87万円×3)
  • 1号型
第3号駆潜艇、
  • 51号型
第51号、52号、53号、

航空隊[編集]

マル1計画の航空隊整備計画を二ヵ年繰り上げ、本計画分8隊と合わせて計22隊を昭和十一年度末までに整備するものとした。

  • 霞ヶ浦(増設) - 80万8006円
  • 艦上戦闘機(複座)半隊(常用6・補用3)
  • 横須賀(増設) - 180万8426円
  • 艦上戦闘機(複座)1隊(常用12・補用6)
  • 館山(増設) - 624万3149円
  • 大型攻撃機1隊半(常用12・補用3)
  • 横浜(増設) - 249万9993円
  • 大型飛行艇1隊(常用2・補用0)
  • 東京湾方面(新設) - 395万5535円
  • 艦上戦闘機(複座)1隊(常用12・補用6)
  • 大湊(増設) - 475万8022円
  • 中型攻撃機1隊(常用12・補用4)
  • 舞鶴(新設) - 117万3996円 ※ 既設隊から移設
  • 水上偵察機半隊(常用4・補用2)
  • 佐世保(増設) - 281万3095円
  • 中型攻撃機半隊(常用6・補用2)
  • 鎮海(新設) - 135万3515円 ※ 既設隊から移設
  • 水上偵察機半隊(常用4・補用2)
  • 九州方面(新設) - 758万6242円
  • 艦上戦闘機(複座)半隊(常用6・補用3)
  • 中型攻撃機1隊(常用12・補用4)

期間中に発生した事件[編集]

本計画遂行期間内には、下記に挙げる数多くの事件が発生し、連合艦隊の戦闘能力に深刻な疑問を抱かせるに至った。これらの事件はいずれもが個艦性能の徹底的な追求により生じた設計上の無理に起因したものであり、以後の艦艇設計に大きな影響を及ぼしている。

友鶴事件[編集]

第四艦隊事件[編集]

朝潮型タービンブレード破損事件[編集]

関連項目[編集]

  • 戦備計画
マル臨 - マル急 - マル追 - マル戦

参考文献[編集]