マラテスティアーナ図書館

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
ホールへの入り口(ヌーティ室).

マラテスティアーナ図書館(イタリア語: Biblioteca Malatestiana)はイタリアエミリア=ロマーニャ州チェゼーナ公立図書館ヨーロッパで最初の自治体の財産としてすべての人間に開かれた市民図書館である。チェゼーナ候ノヴェッロ・マラテスタによって開かれ、このためマラテスタ・ノヴェッロ図書館としても知られる。建築はレオン・バッティスタ・アルベルティの弟子であるファーノのMatteo Nutiによって監督され、1447年から1452年まで続いた。

マラテスティアーナ図書館は世界にただ一つの人文主義的修道院と呼ばれ、会館以来550年にわたって構造、備え付け家具、写本などが保存されている。正面玄関はアゴスティーノ・ディ・ドュッチョの作品であり、くるみの木材でできたドアは1454年にできたとされクリストフォロ・デ・サン・ジョヴァンニ・イン・ペルシチェートによって彫刻された。

図書室内部は幾何学的なデザインであり、これは初期のイタリアルネサンスの典型的な例である。講堂は寺院的な形状で三つのホールを持ち、これらは10列の白の地元の石材でできた円柱で隔てられている。キャンパスはそれぞれの側廊に11室あり、ポールアーチ型である。中央の身廊は半円筒天井で、奥がノヴェッロの墓になっている

家具類には58の机があり、両側に紋章が刻まれている。読書のために光が44のベネチア様式の窓から入って来るように設計されている。宗教、ギリシャやラテンの古典、科学と医療など様々な分野で340の貴重なコデックスが保存されている。図書館の中で最も古い原稿はイシドールスの『語源』の写本である。

2005年、国際連合教育科学文化機関はこの図書館を世界の記憶に選定し、登録した。

参照[編集]