マノウォー

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マノウォー
基本情報
出身地 アメリカ合衆国 ニューヨーク
ジャンル ヘヴィメタル
活動期間 1981年 -
レーベル リバティレコード
メガフォース・レコード
10レコーズ
アトランティック・レコード
ゲフィン・レコード
ニュークリア・ブラスト
NEMS エンタープライズ
公式サイト Manowar - The Kingdom Of Steel (英語)
メンバー
ジョーイ・ディマイオ (ベース
エリック・アダムス (ボーカル
カール・ローガン (ギター
スコット・コロンバス (ドラムス
旧メンバー
ロス・ザ・ボス (ギター)
ドニー・ヘムズィク (ドラムス)
デイヴィッド・シャンケル (ギター)
ライノ (ドラムス)
  

マノウォーMANOWAR)は、アメリカヘヴィメタルバンドである。 1980年ブラック・サバスのツアーにパイロテクニクス及びベースの技師として同行していたジョーイ・ディマイオと、ツアーのオープニングアクトを務めていたSHAKIN' STREETロス・ザ・ボスが意気投合し、翌1981年エリック・アダムスドニー・ヘムズィクを加えて結成された。バンド名の由来は軍艦を意味する"Man of War"から。 真のヘヴィメタルを標榜する彼らは「偽メタルに死を」(Death to False Metal)を合言葉に掲げ、1982年に『バトル・ヒムズ』でデビュー。力強くドラマティックな楽曲にエリック・アダムスのシャウト、ジョーイ・ディマイオの"光速"ベースが特徴。 右手首を左手で掴んだまま頭上に掲げるポーズは「マノウォー・サイン」と呼ばれており、彼ら自身やファンの間だけではなく、他のバンド、ミュージシャンもライヴなどでポーズをとる事がある。

目次

[編集] メンバー

現メンバー
  • Vocal:エリック・アダムス(Eric Adams)(1981~)
  • Guitar:カール・ローガン(Karl Logan)(1994~)
  • Bass:ジョーイ・ディマイオ(Joey DeMaio)(1980~)
  • Drum:スコット・コロンバス(Scott Columbus)(1983~1990, 1996~)
旧メンバー
  • Guitar:ロス・ザ・ボス(Ross "The Boss" Friedmann/Funicello)(1980~1988)
脱退後は、リムジンの運転手に就き、その後DICTATORSを再結成する。
  • Guitar:デイヴィッド・シャンケル(David Shankle)(1989~1993)
脱退後は、クラシックギターの講師に就き、その後『DAVID SHANKLE GROUP(DSG)』を結成。2003年にアルバム『ASHES TO ASHES』を発表。
  • Drum:ドニー・ヘムズィク(Donnie Hamzik)(1981~1982)
  • Drum:ライノ(Kenny "Rhino" Earl Edwards)(1992~1995)
ライオットのツアーメンバーとして2001年2003年頃まで参加。

メンバー全員が屈強な体つきをしており、曲名によく現れる「戦士(Warrior)」を体現している。

[編集] ディスコグラフィー

[編集] スタジオアルバム

バトル・ヒムズ (邦題:地獄の鎮魂歌)-Battle Hymns (1982年、TOCP-8441、国内廃盤)
1stアルバム。ライヴでは必ず最初に演奏される「マノウォー」、名曲「バトル・ヒムズ」を収録。
「Death Tone」、「Fast Taker」のようなロックンロール色の濃い曲も収録されており、バンドの持つ音楽的イメージがまだ確立されていなかった。
イントゥ・グローリー・ライド(邦題:地獄の復讐) -Into Glory Ride (1983年、MVCG-141、VICP-60280、国内廃盤)
2ndアルバム。メガフォース・レコードへ移籍し、ドラマーもドニー・ヘムズィクからスコット・コロンバスに交代。中世の騎士のイメージを確立し、代表曲「March For Revenge」等を収録。
ヘイル・トゥ・イングランド -Hail To England (1984年、MVCG-142、VICP-60281、国内廃盤)
3rdアルバム。ヨーロッパでのバンドの知名度を飛躍的に上げた名作。「Blood Of My Enemies」、「Kill With Power」等の名曲を多数収録。
サインズ・オブ・ハンマー -Sign Of The Hammer (1984年、VJCP-23238、国内廃盤)
4thアルバム。10レコーズに移籍。シングルカットされた「All Men Play On 10」や「Sign Of The Hammer」、「Thor(The Powerhead)」、「Animals」、「Guyana(Cult Of The Damned)」等名曲、佳曲揃いで最高傑作と捉えるファンも多い名盤。
ファイティング・ザ・ワールド -Fighting The World (1987年、AMCY-3122、国内廃盤)
アトランティック・レコードに移籍し発表された5thアルバム。「Fighting The World」、「Defender」、「Black Wind,Fire And Steel」、ポップではあるが佳曲の「Carry On」等、バラエティに富んだ楽曲が特徴。本作より、KISSのジャケットを手がけたことのあるケン・ケリーがアートワークを担当しており、屈強な戦士のイメージをより広く浸透させた。
キングス・オブ・メタル -Kings Of Metal (1988年、22P2-2788、AMCY-702、AMCY-3124、国内廃盤)
6thアルバム。「Wheels Of Fire」、「The Crown And The Ring(Lament Of The Kings)」、「Hail And Kill」など荘厳で勇壮なイメージの楽曲が並ぶ。
勝利の鋼鉄 -Triumph Of Steel (1992年、AMCY-474、AMCY-3123、国内廃盤)
ギタリストがロス・ザ・ボスからデヴィッド・シャンクル、ドラマーがスコットからライノに交代して発表された7thアルバム。20分強の大作「Achilles,Agony And Ecstacy In Eight Parts」、「Metal Warrior」、「Ride The Dragon」、「The Power Of Thy Sword」などライヴでの定番曲が並んでいる。
翌1993年に初の来日公演を行った。
ラウダー・ザン・ヘル -Louder Than Hell (1996年、MVCG-191)
8thアルバム。ゲフィン・レコードに移籍し、ギタリストがカール・ローガンに交代。ドラムにスコットが復帰。
「Return Of The Warlord」、「Outlaw」、「Power」等が評価を高める。
ウォーリアーズ・オブ・ザ・ワールド -Warriors Of The World (2002年、ZACB-1058)
ニュークリア・ブラストに移籍しての9thアルバム。「Call To Arms」「Warriors Of The World United」、「Hand Of Doom」「Fight Until We Die」等の佳曲が収録されている。
ゴッズ・オブ・ウォー -Gods Of War (2007年、 MICP-10652)
10thアルバム。バンド初のコンセプト・アルバムである。

[編集] ベストアルバム

  • ヘル・オブ・スティール -The Hell of Steel: Best of Manowar (1994年、国内廃盤)
  • アンソロジー -Anthology (1997年、国内未発表)
  • キングダム・オブ・スティール -The Kingdom of Steel: The Very Best of Manowar (国内未発表)
  • スティール・ウォーリアーズ -Steel Warriors (国内未発表)

[編集] ライヴアルバム

  • カリッジ -Courage (Live) (1996年)
  • ヘル・オン・ウィールズ・ライヴ -Hell on Wheels (Live) (1998年、VICP-60278/9)
  • ヘル・オン・ステージ・ライヴ -Hell on Stage (Live) (1999年、VICP-60674/5)
  • ライヴ・イン・スペイン -Live In Spain (1999年、EP、国内未発表)
  • ライヴ・イン・ジャーマニー -Live In Germany (1999年、EP、国内未発表)
  • ライヴ・イン・ポルトガル -Live In Portugal (1999年、EP、国内未発表)
  • ライヴ・イン・フランス -Live In France (1999年、EP、国内未発表)
  • ゴッズ・オブ・ウォー・ライブ -Gods Of War Live (2007年、MICP-90029/30)

[編集] シングル

  • ディフェンダー -Defender (1983年、12インチ)
  • オール・メン・プレイ・オン・テン -All Men Play On Ten (1984年)
  • ブロー・ユア・スピーカー -Blow Your Speakers (1987年)
  • ハート・オブ・スティール(ドイツ語版) -Herz Aus Stahl (1988年)
  • メタル・ウォーリアーズ -Metal Warriors (1992年)
  • ディフェンダー -Defender (1994年)
  • カリッジ -Courage (1996年)
  • リターン・オブ・ザ・ウォーロード -Return Of The Warlord (1996年)
  • ナンバー・ワン -Number One (1996年)
  • ウォーリアーズ・オブ・ザ・ワールド -Warriors Of The World United (Part I & II) (2002年、国内未発表)
  • アン・アメリカン・トリロジー -An American Trilogy (2002年、国内未発表)
  • ザ・ドーン・オブ・バトル -The Dawn Of Battle (2002年、国内未発表)
  • キング・オブ・キングス -King of Kings (2005年、国内未発表)
  • ザ・サンズ・オブ・オーディン -The sons of Odin (2006年、国内未発表)

[編集] ビデオ、DVD

  • シークレット・オブ・スティール -Secrets of Steel (1993年、VHS)
  • ヘル・オン・アース パートI -Hell on Earth Part I (2000年、VHS、VIVP-77)
  • ヘル・オン・アース パートI -Hell on Earth Part I (2001年、DVD、国内未発表)
  • ファイヤー・アンド・ブラッド -Fire And Blood (Hell on Earth Part II + Blood in Blazil) (2002年、DVD、国内未発表)
  • ヘル・オン・アース パートIII -Hell on Earth Part III (2003年、DVD、国内未発表)
  • ヘル・オン・アース パートIV -Hell on Earth Part IV (2005年、DVD、国内未発表)

[編集] 逸話など

『偽メタルに死を(Death to False Metal)』
「ヘヴィメタルには二種類しか存在しない。ピュアな物とそうでない物だ。新しいクラシックなど存在しないのと一緒だ。」(ジョーイ談)
パイロで全身に大火傷
ジョーイがマノウォーの前に在籍したサンダー(THUNDER)というバンドで、KISSのライヴがマッチを擦っている程度にしか見えないような派手なショウをやろうと火を使ったところ全身に大火傷を負って三ヶ月ほど入院した。この事故を契機にパイロテクニクスを習得したことがロス・ザ・ボスとの運命的な出会いに繋がる。
EMI傘下のリバティレコード(Liberty Records)と『バトル・ヒムズ』のレコーディング契約をする際に、血判状の如く自らの血で契約書に署名した。
「忠誠を誓う為に侍がしたのはどうしてか、と同じ事だ。自分が信じ、真剣であれば、それを知ってもらわなければならないからだ。」(ジョーイ談)
『俺は自分の過去を燃やした。俺には過去はない。あるのはマノウォーのメンバーとしての未来だけだ。』
息子の看病のためやむなくバンドを脱退するスコットから愛用のドラムセットを贈られた後任のライノが感極まり、自らのドラムセットに火を放って発した言葉。(※後にスコットは復帰)
『地獄よりひどいぜ(Louder Than Hell)』
ある日、会場でPAシステムのチューニングをしていたところ、その会場のスタッフが飛んできてジョーイに音量を下げるように言ったという。しかし、プロモーターのアシスタントが「お願いだからこの人に向かって音を下げろなんて言わないでくれ。余計に音量を上げるだけなんだから!」と忠告すると、その係員は「耐えられない!地獄よりひどいぜ!!」と捨て台詞を残して去っていったという。この出来事が1996年のアルバムタイトルの由来となる。
『他のバンドは演るが、マノウォーは殺るのだ(Other Bands Play, Manowar Kill)』
1988年の作品『キングス・オブ・メタル』のタイトル曲の歌詞に登場する名言。
「メタルの王者」を自負するマノウォーというバンドの、ヘヴィメタルに懸ける覚悟を端的に表した言葉である。
親日家
ジョーイは親日家で知られ、自らの前世を「サムライ」だと宣言したことがある。好物は寿司で、スシバーによく通っているらしい(納豆やあん肝、ウニが好きだとか)。また、1993年の来日公演の際、マムシ酒に感銘を受け、大量に持ち帰ったという逸話がある。映画監督の黒澤明と俳優の三船敏郎を尊敬していると発言している。
大音量バンド
上記にあるように、音量に関して過去にギネスブックに記録されたことがあるが、2008年、139dBを記録するものの、ギネス・ワールド・レコーズは「聴力障害を促する恐れがあるため」との理由で「世界で最もうるさいバンド」というカテゴリーを廃止した。[1]

ただし、このような「逸話」に関しては、日本のヘヴィメタル情報誌BURRN!がインタビューの翻訳段階で「あえて」普通でない一人称や二人称を用いたり、語尾のニュアンスを加えたりして勝手にキャラクターを作り上げてしまった結果、必要以上に誇張して伝えられてしまっている側面もある。そのため、日本においては一般のヘヴィメタルファンから色物バンドと誤解される空気があり、これは海外におけるこのバンドの評価や地位と日本におけるそれとで極端に差がある事の理由の一つとも考えられる。

[編集] MANOWARをリスペクトしているミュージシャン・著名人

アーク・エネミー
ミニアルバム『デッド・アイズ・シー・ノー・フューチャー』で『キル・ウィズ・パワー』をカヴァー。
アナル・カント
アルバム『嫌われ者にゃワケがある』で『グローブス・オブ・メタル』をカヴァー。
アングラ
メンバーのアンドレ・マトス(脱退)、ラファエル・ビッテンコートが大ファン。初期のライヴでは『マノウォー』のカヴァーをレパートリーとしていた。
エッジ・オブ・サニティ
アルバム『スペクトラル・ソロウズ』で『ブラッド・オブ・マイ・エネミーズ』をカヴァー。
オーヴァーキル
アルバム『Coverkill』(1999年)で『Death Tone』をカヴァー。
ガンマ・レイ
1993年にドイツを共にツアーした経験があり、マノウォーに敬意を捧げた楽曲『ヘヴィ・メタル・ユニヴァース』を発表。
サンダーボルト
ロス・ザ・ボスとのコラボレーションアルバム『サンダーボス』を発表。
ドリーム・イーヴル
アルバム『ザ・ブック・オブ・ヘヴィ・メタル』のタイトルトラックはマノウォーを意識した曲。同時にマノウォーのオマージュ要素の強い同曲のPVも発表。
ハンマーフォール
マノウォーに強い影響を受けているバンド。
パラゴン
アルバム『リヴェンジ』で「ゴッド・メイド・ヘヴィメタル」をカヴァー。
マジェスティ
アルバム『レイン・イン・グローリー』で『バトル・ヒムズ』をカヴァー。
シークレット・スフィア

アルバム『セイント・オヴ・ヒューマン・ディザイアー』で『キングス・オブ・メタル』をカヴァー。

ラプソディー・オブ・ファイア
2006年発表のアルバム、『トライアンフ・オア・アゴニー』にジョーイがエクシクルーシブ・プロデューサーとして名を連ねる。バンド自体もマネージメントをジョーイの事務所に移籍している。
Die Apokalyptischen Reiter
アルバム『ハブ・ア・ナイス・トリップ』で『マスター・オブ・ザ・ウインド』をカヴァー。
さかもとえいぞう
デビューソロアルバム『メタル一直線』で「メタル・デイズ」をカヴァー。
田丸浩史
自身の漫画で「奥様はマノウォー」「入る&出る」「ポップコーンみたいな服」「尿意デマイオ」等、マノウォーネタを描くことが多い。
カヴァルナ
ブルガリア北東部の町。マノウォーはここで5時間におよぶコンサートを行い、ヘヴィ・メタル・コンサートの最長時間記録を打ち立てた。
ナノウォー (NANOWAR)
イタリア出身のマノウォーのパロディバンド。

[編集] 出典・脚注

[編集] 外部リンク