マネートレイン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
ニューヨーク交通博物館に展示されているマネートレイン

マネートレイン (Money train) とは現金輸送列車である。

概要[編集]

主に地下鉄路線において、1両ないし複数両の車両により運行される列車で、その路線の各駅の売上金を運搬する。列車には鉄道警察が乗務し、現金は専用の袋に入れられて車内に積まれる。

地下鉄は通常、地下に駅舎があるため、売上金の回収を地上道路から行うことは警備上問題が多かった。そのため地下鉄の列車に売上金を積むことが考案された。

歴史[編集]

1905年アメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨーク市地下鉄で最初のマネートレインが運行された。翌1906年にシステム化された[1]

1938年から、オーストラリアニューサウスウェールズ州営鉄道ではバスを改造したレールバスを使い、各地の駅から売上金を回収した。1988年に電子決済が導入されたため、廃止された[2]。これらのレールバスは保線作業にも使用された。

1995年にはアメリカでマネートレインを題材にした映画「マネー・トレイン」が制作された。

2006年1月、ニューヨーク地下鉄で最後のマネートレインが運行され、同年廃止された[3]

脚注[編集]

  1. ^ [1] ニューヨークタイムズ「Cash and Carry」
  2. ^ [2] 「Ca$h On Track, The Story of the Rail Pay Bus」
  3. ^ [3] ニューヨークタイムズ「Cash and Carry」

関連項目[編集]