マヌ・カチェ

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マヌ・カチェ
Manu Katché
基本情報
生誕 (1958-10-27) 1958年10月27日(65歳)
出身地 フランスの旗 フランス
サン=モール=デ=フォッセ
ジャンル ジャズ
ロック
職業 ミュージシャン作曲家、テレビ番組ホスト
担当楽器 ドラム、トーキングドラム、ピアノ、パーカッション
共同作業者 ピーター・ガブリエル
スティング
公式サイト www.manu-katche.com

マヌ・カチェ[1]Manu Katché1958年10月27日 - )は、フランスドラマーボーカリスト

来歴[編集]

ヴァル=ド=マルヌ県サン=モール=デ=フォッセ生まれ。父親はコートジボワール出身、母親はフランス人。7歳からピアノを習い、音楽大学でパーカッションを習得した。作曲も多く手がけているが、マヌ・カチェの真骨頂はその激しく、洗練され、かつユニークとも評されるそのドラム演奏にある。

彼の名は、1986年に発売され大ヒットしたピーター・ガブリエルのアルバム『So』のセッションに加わったことで一気に有名になった。その後は、ポップロック音楽の分野で、アル・ディ・メオラダイアー・ストレイツジョー・サトリアーニスティングユッスー・ンドゥールやピーター・ガブリエルなどのミュージシャンのレコーディングやライブに数多く参加している。

2005年9月12日には2枚目のソロ・アルバム『ネイバーフッド』をECMより発表。そこには、そのタイトルが示す通り、ヤン・ガルバレクサクソフォーン)、トーマス・スタンコトランペット)、マルチン・ボシレフスキ(ピアノ)、スラボニール・スラヴォミル・クルキェヴィッツ(ダブルベース)といった、彼の知己である錚々たるタレントが集結している。

また、ヤマハと共同で「子供向けの本格的な小型ドラム」というコンセプトのコンパクトドラム・キット「Junior Kit」開発[2]や、ジルジャン社へのドラムスティック設計アイデア提供(マニュ・カチェ・モデル)など、楽器の開発にも協力している。

ディスコグラフィ[編集]

ソロ・アルバム[編集]

  • 『イッツ・アバウト・タイム』 - It's About Time (1992年、BMG)
  • 『ネイバーフッド』 - Neighbourhood (2005年、ECM)
  • 『プレイグラウンド』 - Playground (2007年、ECM)
  • 『サード・ラウンド』 - Third Round (2010年、ECM)
  • 『マヌ・カッチェ』 - Manu Katche (2012年、ECM)
  • Touchstone For Manu (2014年、ECM)
  • Unstatic (2016年、Anteprima)[3]
  • The Scope (2019年、Anteprima)

主なセッション参加アルバム[編集]

脚注[編集]

  1. ^ マヌ・カッチェ」というカタカナ表記もある。
  2. ^ JUNIOR KIT”. YAMAHA Webカタログ. 2008年5月16日閲覧。
  3. ^ Discographie - Manu Katché | Manu Katché Website”. Manu-katche.com. 2013年10月15日閲覧。

外部リンク[編集]