マセラティ・キャラミ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
マセラティ・キャラミ
Maserati Kyalami.jpg
Maserati Kyalami Heck.jpg
販売期間 1976年 - 1983年
デザイン トム・ジャーダ/ピエトロ・フルア
乗車定員 4人
ボディタイプ 2ドアクーペ
エンジン V型8気筒DOHC4,930cc/・4キャブレター
最高出力 280英馬力/5,600rpm
最大トルク トルク40.0kgm/3,000rpm
変速機 5速MT・3速AT
駆動方式 FR
サスペンション 前後独立ダブルウィッシュボーンコイル
全長 4,580mm
全幅 1,850mm
全高 1,270mm
ホイールベース 2,600mm
車両重量 1,700kg
先代 マセラティ・メキシコ
-自動車のスペック表-

キャラミKyalami )はイタリアの自動車メーカー・ マセラティ1976年から1983年まで製造したスポーツクーペである。キャラミの名はF1レースが開催される南アフリカのサーキットから名付けられた。

概要[編集]

1976年シトロエンからマセラティを買収したデ・トマソが、倒産の危機に瀕していたマセラティの当面の危機を凌ぐべく1973年から生産し、比較的好評であった2+2クーペ・ロンシャンに伝統のマセラティ製V8DOHCエンジンをフォード製V8OHVに代えて搭載し、ロンシャンの トム・ジャーダによるデザインをピエトロ・フルアに前後を化粧直しさせて、1976年春のジュネーブ・ショーで発表し、急遽市場に投入したモデルである。内装も計器類やステアリングホイールなどはマセラティ伝統のものに代えられていたが、基本はロンシャンと共通で、マセラティらしいエレガンスは感じられないものであった。

当初のエンジンは4,200cc255馬力であったが、1978年以降は4,900ccに代えられた。トランスミッションは車両の性格を配慮して当初からZF製の5速MTまたは3速ATが選択可能で、パワーステアリングも標準装備であった。キャラミのエンジン・シャシーは同じく1976年に発表された4ドアのクアトロポルテIIIにも流用された。

デ・トマソ主導で開発されたキャラミとクアトロポルテIIIは、シトロエン時代に開発され、特異なステアリング・ブレーキを持ち生産コストの面でも不利であったカムシンボーラメラクに代わり、量販車ビトゥルボ1981年末に登場するまでの間、マセラティの主力車種となった。

生産台数と今日の評価[編集]

キャラミの生産台数には諸説があり、1983年までに作られたのは155台とも184台、188台、あるいは210台とも言われる。純粋なマセラティ車とは言い難い誕生の背景もあって文献も少なく地味な存在になっているが、実際の所有者によると剛性が高くバランスの良いシャシー設計とパワフルなエンジンを持つ優れた車であると言われる。

日本への輸入[編集]

キャラミは僅かながら当時の日本総代理店・ガレーヂ伊太利屋によって、日本にも輸入された。


参考文献[編集]


マセラティ S.p.A. ロードカータイムライン 1940-
タイプ 1940年代 1950年代 1960年代 1970年代 1980年代 1990年代 2000年代 2010年代
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3
エントリー ビトゥルボシリーズ ギブリIII
4ドアグラントゥーリズモ ロイヤル
クアトロポルテ I II III IV V VI
グラントゥーリズモ A6 3500GT セブリング 228 ギブリII
ミストラル カリフ グラントゥーリズモ
5000GT ギブリ カムシン シャマル 3200GT クーペ
2+2 メキシコ キャラミ
インディ
ミッドシップ メラク
ボーラ
オーナー オルシ・ファミリー シトロエン P デ・トマソ FIAT フェラーリ FIAT
レーシングカー: 26M8CV8RI6CM4CL/4CLT150Sティーポ63ティーポ65250F200S300S350S450Sティーポ61(バードケージ)ティーポ151ティーポ154MC12 GT1トロフェオ
ホモロゲーションモデル: バルケッタMC12
コンセプトカー: マセラティ・ブーメランバードケージ 75th
公式WEBサイト: MASERATI