マクマード南極点道路

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道路を走る輸送隊。2006年。

マクマード南極点道路(マクマードなんきょくてんどうろ McMurdo-South Pole Highway)は南極大陸にある長さおよそ1450キロメートルの固まった雪でできている道路である。この道とその運営組織は正式には南極横断路[訳語疑問点]South Pole Traverse)というので、highwayは誤称である。

概要[編集]

マクマード南極点道路の地図

海岸にあるアメリカマクマード基地と南極点にあるアムンゼン・スコット基地を結ぶ。雪を均し、クレバスを埋めて作られたが、舗装されておらず、旗で道が示してある。 建設は2002年から2003年にかけての南半球の夏に始まり、2005年から2006年の間の夏に完成した。つまり建設開始から4年後に道路は使えるようになった。燃料と貨物用のそりを引く、キャタピラなどのついたトラクターなら南極点までおよそ40日間で運べる。マクマード基地へ帰るときは積荷が少ないので、行きと比べて大体の場合速く帰れる[1]

この建設計画を立ち上げたのはアメリカ国立科学財団(NSF)である。財団はより安く、かつ潜在的により信頼のおける、アムンゼン・スコット基地への物資の輸送方法を設立するためにこの計画を立ち上げた。マクマード基地が夏に悪天候に見舞われると、建設資材と研究機器を送り込むための空輸便の便数が減少してしまう。さらに、一回の輸送で空輸40回分の荷物を運べると見積もられており、カーボンフットプリントを減らせる。2007年から08年の間は輸送隊が道を修復していたため、一年間だけ使われなかったが、その後2008年から2009年の間に輸送開始した[2]

2006年2月7日、 NSFは、累計110トンの貨物が南極点まで運ばれたと発表した[3]

路面[編集]

マクマード棚氷南極高原は比較的安定している。ほとんどのクレバスは、海面高から2キロメートル以上も登る部分に連続して段のようにある。この部分は季節毎にメンテナンスをしなければならない。この周辺では二つの氷床がお互いに反対方向へ動いているため、予定よりも多くの工事をしなければならなかった。

関連項目[編集]

出典[編集]

  1. ^ The Antarctic Sun, January. 3, 2011”. The Antarctic Sun. 2011年1月3日閲覧。
  2. ^ Ready to roll”. The Antarctic Sun (2009年5月1日). 2011年1月3日閲覧。
  3. ^ Icy Overland Trip May Add Ground Vehicles to South Pole Supply Missions (Press Release Press Release 06-024)”. National Science Foundation (2006年2月7日). 2011年1月3日閲覧。

外部リンク[編集]