マウザー M1918

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
Mauser M1918
Musee-de-lArmee-IMG 1006.jpg
概要
種類 対戦車ライフル
製造国 ドイツの旗 ドイツ帝国
設計・製造 マウザー
性能
口径 13 mm
銃身長 0.98 m (短銃身型:0.88 m)
使用弾薬 13 mm×92SR
装弾数 シングルローダー
全長 0.98 m (短銃身型:0.88 m)
重量 15.8 kg (パイポッド除く)
銃口初速 805 m/s

マウザー M1918[1]タンクゲーベルM1918(独語:Tankgewehr M1918)は、世界初の対戦車ライフルであり、現代の対物(アンチ・マテリアル)ライフルの始祖でもある。

新兵器である戦車の脅威に直面したドイツ軍マウザー社に歩兵用の大口径対戦車ライフルの開発を依頼、ボルテ社との共同開発により13 mm×92SR弾が完成、1918年5月にライフルの量産が開始された。当時のドイツ軍の主力歩兵銃であるGew98を巨大化させピストルグリップを付けたような形で重さも16 kg近く、専用型またはMG 08/15機関銃用の二脚が装備されていた。

ボルトアクション方式であるため発射時の強烈な反動は射撃手の肩に全て襲いかかり、きちんと保持していないと怪我をすることになるし、そうしても数発の射撃で頭痛か眩暈に襲われたという。また「一発目を右肩で構えて撃つと右肩を壊し、二発目で左肩を壊し、二発しか撃てない」という意味で「ツヴァイシュス・ゲヴェーア(ゲベール)」(ツーショット・ライフル)などとも呼ばれた。装甲貫徹力は距離65 mで25 mmと、当時の英仏戦車の装甲を余裕で撃ちぬく威力があったが、後の対戦車ライフル同様、貫通後に乗員などに当たらなければ致命的な損害は与えられなかった。また第二次世界大戦でドイツのMG131やそのライセンス生産品である日本の二式十三粍旋回機銃に使われていたのは13 mm×64B弾で、別物である。

脚注[編集]

  1. ^ 日本では独特の訛った発音でモーゼル M1918とも呼ばれる。