マイリンダ・ケルメンディ

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獲得メダル
コソボの旗 コソボ
女子 柔道
世界柔道選手権大会
2013 リオデジャネイロ 52kg級
世界ジュニア
2009 パリ 52kg級

マイリンダ・ケルメンディ(Majlinda Kelmendi 1991年5月9日- )はコソボペヤ出身の柔道選手。階級は52kg級[1]。2段[2]

経歴[編集]

柔道は8歳の時に始めた[2][3]。 ヨーロッパにおけるジュニアの国際大会では頻繁にメダルを獲得して、2009年の世界ジュニアでは優勝を成し遂げた。この時の表彰式ではIJFの旗が掲揚されたものの、国際スポーツ大会の場において初めてコソボの国歌が流れた[4][5]

2010年にはシニアの国際大会であるグランプリ・チュニスでも優勝した。世界選手権にも出場するが、そこでは3回戦で敗れた。その直後、ヨーロッパジュニア選手権で2連覇を達成するが、世界ジュニアでは5位に終わり、こちらは2連覇ならなかった。現在は地元のIppon Judo Clubでトレーニングを積みながら国際大会を転戦している[3]

2011年8月の世界選手権では2回戦で敗れるが、10月には国際大会で3大会連続優勝を果たした[6]

コソボオリンピック委員会(OCK)がまだIOCのメンバーとして承認されていないために、IJF主催の国際大会ではIJF、それ以外の国際大会ではアルバニアの名の下に参加している[7]。 国際大会で結果を出してきたことにより、アゼルバイジャンを始めとしたいくつかの国から大金を積まれて国籍変更を打診されたが、何よりもコソボ代表での出場を望んだために拒絶した[8]

2012年4月にはIJFがコソボの加盟を認めた[9]。 しかしながら、5月にIOCはケルメンディに対して、コソボ代表ないしは個人参加でのオリンピック出場は認められないので、コソボとともに市民権を有するアルバニア代表として出場するようにと伝えた。ケルメンディはコソボ以外にもアルバニアのパスポートも所有している関係からアルバニア代表として国際大会に出場した経験があり、IOCがアルバニアに支給したオリンピック奨学金を貰い、さらには、アルバニアオリンピック委員会もすでにケルメンディをアルバニア代表として選出している状況下では、IOCの名の下での個人参加ではなく、アルバニア代表として出場することが適切であるとIOC会長であるジャック・ロゲは語った。これにより、ロンドンオリンピックにはアルバニア代表として出場することとなった[10][11]

7月のロンドンオリンピックでは3回戦でモーリシャスのクリスチャンヌ・ルジョンティに一本負けを喫して9位に終わった[1]。10月のグランプリ・アブダビでは国際大会において初めてコソボ代表としての出場が認められて、今大会2連覇を達成した[12]

2013年5月にはランキング上位選手で競われるワールドマスターズで優勝を飾った。8月にリオデジャネイロで開催された世界選手権では、準決勝で橋本優貴に指導2で勝つと、決勝では地元ブラジルのエリカ・ミランダを合技で破り優勝を飾った[13][14]

IJF世界ランキングは3046ポイント獲得で1位(14/3/3現在)。

戦績[編集]

脚注[編集]

外部サイト[編集]