マイケル・カーター=ウィリアムズ

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マイケル・カーター=ウィリアムズ
Michael Carter-Williams
76ers時代のカーター=ウィリアムズ
フリーエージェント
ポジション PG[1]
基本情報
愛称 MCW
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生年月日 (1991-10-10) 1991年10月10日(32歳)
出身地 マサチューセッツ州ハミルトン
身長 196cm (6 ft 5 in)
体重 94kg (207 lb)
ウィングスパン 214cm  (7 ft 0 in)
キャリア情報
出身 シラキュース大学
NBAドラフト 2013年 / 1巡目 / 全体11位[1]
プロ選手期間 2013–現在
経歴
2013-2015フィラデルフィア・76ers
2015-2016ミルウォーキー・バックス
2016-2017シカゴ・ブルズ
2017-2018シャーロット・ホーネッツ
2018-2019ヒューストン・ロケッツ
2019-2022オーランド・マジック
受賞歴
Stats ウィキデータを編集 Basketball-Reference.com
Stats ウィキデータを編集 NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten

マイケル・カーター=ウィリアムズMichael Carter-Williams , 1991年10月10日 - )は、アメリカ合衆国マサチューセッツ州ハミルトン出身のプロバスケットボール選手。ポジションはポイントガード。ニックネームは"MCW"。

経歴[編集]

2011年マサチューセッツ州のセントアンドリュース高校を卒業後、2013年までシラキュース大学に在籍した。

カレッジ成績[編集]

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2011–12 シラキュース大学 26 0 10.3 .431 .389 .565 1.5 2.1 .8 .3 2.7
2012–13 40 40 35.2 .393 .294 .694 5.0 7.3 2.7 .5 11.9

NBA[編集]

2013年のNBAドラフト1巡目11位でフィラデルフィア・セブンティシクサーズに指名されNBAのプレーヤーとなった。2013-2014のルーキーシーズンは、70試合に出場し、スターターも70試合務め、1167得点(16.7ppg)、437リバウンド(6.2rpg)、441アシスト(6.3apg)を記録し、2014年5月5日、新人王を獲得した[2]。ルーキーイヤーに平均16得点 6リバウンド 6アシスト以上を記録したのは、オスカー・ロバートソンマジック・ジョンソン以来3人目[3]

2015年2月20日、フェニックス・サンズなどが絡んだ三角トレードでミルウォーキー・バックスに移籍した。しかし、カーター=ウィリアムズ加入後、それまで30勝23敗と好調だったバックスのチーム成績は大きく下降してしまい、翌2015-2016シーズンもチームを勝たせることが出来ず、更に同シーズンの3月に臀部の手術のためにシーズン全休が決定するなど、悪戦苦闘が続いた[4]

2016年10月17日、トニー・スネルとのトレードでシカゴ・ブルズに放出された[5]。そして、ブルズ加入後も負傷に悩まされ、実力を発揮することが出来ず[6][7]、シーズン終了後にブルズからクオリファイング・オファーを提示しないことが発表され、2017年夏に完全FAとなった[8]

2017年7月7日、シャーロット・ホーネッツと1年270万ドルで契約した[9]。2018年3月9日、肩の怪我により2017-18シーズンの残り全試合を欠場することが決まった[10]

NBA成績[編集]

略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド  APG  平均アシスト  SPG  平均スティール
 BPG  平均ブロック  PPG  平均得点  太字  キャリアハイ

レギュラーシーズン[編集]

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2013–14 PHI 70 70 34.5 .405 .264 .703 6.2 6.3 1.9 .6 16.7
2014–15 41 38 33.9 .380 .256 .643 6.2 7.4 1.5 .4 15.0
MIL 25 25 30.3 .429 .143 .780 4.0 5.6 2.0 .5 14.1
2015–16 54 37 30.5 .452 .273 .654 5.1 5.2 1.5 .8 11.5
2016–17 CHI 45 19 18.8 .366 .234 .753 3.4 2.5 .8 .5 6.6
2017–18 CHA 52 2 16.1 .332 .237 .820 2.7 2.2 .8 .4 4.6
2018–19 HOU 16 1 9.1 .410 .368 .462 .8 1.3 .6 .4 4.3
2018–19 ORL 12 0 18.9 .339 .158 .741 4.8 4.1 .9 .8 5.4
2019–20 45 0 18.5 .427 .293 .832 3.3 2.4 1.1 .5 7.2
Career 360 192 25.3 .402 .256 .713 4.4 4.4 1.3 .5 10.4

プレーオフ[編集]

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2015 MIL 6 6 31.8 .423 .000 .583 4.5 4.8 1.2 1.0 12.2
2017 CHI 5 0 10.6 .400 .000 .500 .8 1.2 .4 .2 2.8
2020 ORL 5 0 18.4 .387 .250 .875 4.0 2.4 .6 .0 6.6
Career 16 6 21.0 .411 .143 .667 3.2 2.9 .8 .4 7.5

プレースタイル[編集]

得点、アシスト、リバウンドすべてに長け、バランスのとれたオールラウンドプレーヤーだが、ターンオーバーの多い選手としても知られ、また2015年2月にミルウォーキー・バックス加入後は、それまで好調だったチームの成績が急降下し、翌シーズンはプレーオフ出場も逃したこともあり、決して自身のプレーがチームの勝利に直結しているわけではなく、チームを成功に導く選手ではないことが証明された。怪我が多いのも難点。その結果、2013-14シーズン新人王だったにもかかわらず、ジャーニーマンに落ち着いた要因となっている。

脚注[編集]

外部リンク[編集]