マイク・フォルテネービッチ
_(cropped).jpg) アトランタ・ブレーブス時代 (2018年8月8日) | |
| 基本情報 | |
|---|---|
| 国籍 |
 アメリカ合衆国 |
| 出身地 | イリノイ州ホワイトサイド郡スターリング |
| 生年月日 | 1991年10月7日（32歳） |
| 身長 体重 |
6' 4" ＝約193 cm 220 lb ＝約99.8 kg |
| 選手情報 | |
| 投球・打席 | 右投右打 |
| ポジション | 投手 |
| プロ入り | 2010年 MLBドラフト1巡目 |
| 初出場 | 2014年8月2日 |
| 年俸 | $2,000,000 (2021年) |
| 経歴（括弧内はプロチーム在籍年度） | |
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この表について
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マイケル・ゲイリー・フォルテネービッチ（Michael Gary Foltynewicz,[1] 1991年10月7日 - ）は、アメリカ合衆国イリノイ州ホワイトサイド郡スターリング出身のプロ野球選手（投手）。右投右打。現在は、フリーエージェント（FA）。愛称はフォルティ（Folty）[2]。
経歴[編集]
プロ入りとアストロズ時代[編集]
(2014年8月2日)
2010年のMLBドラフト1巡目（全体19位）でヒューストン・アストロズから指名され、6月18日に契約[3]。契約後、傘下のアパラチアンリーグのルーキー級グリーンビル・アストロズでプロデビュー。12試合に先発登板して0勝3敗、防御率4.03、39奪三振を記録した。
2011年はA級レキシントン・レジェンズでプレーし、26試合に先発登板して5勝11敗、防御率4.97、88奪三振を記録した。
2012年もA級レキシントンでプレーし、27試合に先発登板して14勝4敗、防御率3.14、125奪三振を記録した。8月30日にサウス・アトランティックリーグの最優秀投手とポストシーズン・オールスターに選ばれた[4]。
2013年はまずA+級ランカスター・ジェットホークスでプレーし、7試合（先発5試合）に登板して1勝0敗、防御率3.81、29奪三振を記録した。5月にAA級コーパスクリスティ・フックスへ昇格。23試合（先発16試合）に登板して5勝3敗3セーブ、防御率2.87、95奪三振を記録した。
2014年はAAA級オクラホマシティ・レッドホークスで開幕を迎え、21試合（先発18試合）に登板。7勝7敗、防御率5.08、102奪三振を記録した。8月1日にアストロズとメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りすると[5]、翌2日のトロント・ブルージェイズ戦でメジャーデビュー。2点リードの8回表に登板し、0.2回を無安打無失点に抑え初ホールドを記録した[6]。この年メジャーでは16試合に登板して0勝1敗、防御率5.30、14奪三振を記録した。
ブレーブス時代[編集]
2015年1月14日にエバン・ガティス、ジェームズ・ホイトとのトレードで、リオ・ルイーズ、アンドリュー・サーマンと共にアトランタ・ブレーブスへ移籍した[7]。この年は先発の一角で投げ、18試合中15試合で先発登板した。しかし、86.2イニングで17本の本塁打を浴びて防御率5.71と炎上し、4勝6敗と負け越した。ただし、与四球率を下げて奪三振率を向上させるなど、一定の成長も見せた。
2016年は、先発ローテーションに定着し、22試合に先発登板した。キャリアハイの9勝5敗、防御率4.31、WHIP1.30・奪三振率8.1という成績を残し、成長の跡を残した。なお、低迷したチームにあって9勝はチームトップだった[8]。
2017年も先発ローテーションの一人として29試合（先発28試合）に登板した。10勝13敗と初の二桁勝利を記録した一方、防御率4.79、WHIP1.48、与四球率3.4と投球内容は前年から落としてしまった。
2018年シーズン開幕前に、年俸調停の対象となった。結果として調停には破れ、年俸は220万ドルとなった[9]。スプリングトレーニング中に主にセットポジションを修正して、昨年のシーズンに直面した問題の改善に努めた[10]。6月1日のワシントン・ナショナルズ戦で、自身初の完投と完封を達成した。11奪三振で2被安打だった[11]。シーズン開幕後から、17先発で6勝5敗で防御率2.37を記録し、オールスターに選出された[12]。9月28日のフィラデルフィア・フィリーズ戦で、2018年最後のブレーブスのシーズン戦の先発を務めた。5回を投げ、9人の打者から三振を奪い、2009年のハビアー・バスケス以来ブレーブスの投手としては、初めて1シーズン200奪三振を記録した[13]。2018年のナショナルリーグディビジョンシリーズのロサンゼルス・ドジャース戦の第1戦で先発した。2回を投げ、5三振を奪ったが3四球で3安打に遭い、4失点で敗戦投手となった。第4戦でも先発し、4回を投げ、5三振を奪い4四球2安打で1失点だった[14]。
2019年は年俸調停を行わず、ブレーブスと単年約547.5万ドルで合意した[15]。2018年の著しい活躍から[16]、2019年のシーズン開幕に向けてブレーブスのエースとして期待された[17][18]。スプリングトレーニングでの1回の先発から[19]、肘の違和感を覚えていた[20]。3月の間に怪我の治癒にゆっくりと行われたが、好転することはなかった[21][22]。肘の怪我のため、ブレーブスの開幕戦に登板することはできず[22]、代わりにフリオ・テヘランが先発した[23]。リハビリのため[24]、傘下のAAA級グウィネット・ストライパーズに降格し、第1戦に先発し5回をノーヒットに抑えた[25][26]。4月27日のコロラド・ロッキーズ戦で、故障者リストから復帰して先発登板を果たした[27]。11先発で、2勝5敗、防御率6.37と不振に陥り、AAA級グウィネットにオプションで降格した[28][29]。8月6日のミネソタ・ツインズ戦を前に、ケビン・ゴーズマンの代わりに先発ローテーションに入った[30][31]。6回まで投げ、12-7でブレーブスが勝利した[32]。8月の復帰からレギュラーシーズン終了までに10先発し、防御率2.65だった[33]。2019年のナショナルリーグディビジョンシリーズのセントルイス・カージナルス戦では2試合に先発し、第2戦目では7回を無失点に抑え勝利投手になったが[34]、第5戦目では打者8人に対し被安打3・与四球3で1死しか取れず7失点でKOされ敗戦投手となった[35]。
2020年シーズン前に、年俸調停はせずに単年約642.5万ドルでブレーブスと契約を結んだ[36]。7月27日のタンパベイ・レイズ戦でシーズン初登板したが、先発し4回途中6失点と振るわなかった。そしてその試合後、ブレーブスからDFAとなり[37]、30日にマイナー契約となった[38]。オフの11月2日にFAとなった[39]。
レンジャーズ時代[編集]
2021年2月10日にテキサス・レンジャーズと200万ドルの単年契約を結んだ[40]。オプションとして最大50万ドルの出来高が含まれる。24試合に先発したが2勝12敗とふるわず、オフの10月9日にFAとなった[41]。
投球スタイル[編集]
最速100.9mph[42]（約162.4km/h）の速球に多彩な変化球を投げ分ける。
詳細情報[編集]
年度別投手成績[編集]
| 年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2014 | HOU | 16 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | .000 | 84 | 18.2 | 23 | 3 | 7 | 0 | 0 | 14 | 3 | 0 | 11 | 11 | 5.30 | 1.60 |
| 2015 | ATL | 18 | 15 | 0 | 0 | 0 | 4 | 6 | 0 | 1 | .400 | 399 | 86.2 | 112 | 17 | 29 | 0 | 4 | 77 | 3 | 1 | 63 | 55 | 5.71 | 1.63 |
| 2016 | 22 | 22 | 0 | 0 | 0 | 9 | 5 | 0 | 0 | .643 | 525 | 123.1 | 125 | 18 | 35 | 2 | 6 | 111 | 13 | 1 | 63 | 55 | 4.31 | 1.30 | |
| 2017 | 29 | 28 | 0 | 0 | 0 | 10 | 13 | 0 | 0 | .435 | 692 | 154.0 | 169 | 20 | 59 | 2 | 10 | 143 | 4 | 0 | 86 | 82 | 4.79 | 1.48 | |
| 2018 | 31 | 31 | 2 | 1 | 0 | 13 | 10 | 0 | 0 | .565 | 744 | 183.0 | 130 | 17 | 68 | 3 | 6 | 202 | 7 | 2 | 65 | 58 | 2.85 | 1.08 | |
| 2019 | 21 | 21 | 0 | 0 | 0 | 8 | 6 | 0 | 0 | .571 | 491 | 117.0 | 109 | 23 | 37 | 2 | 2 | 105 | 5 | 0 | 65 | 59 | 4.54 | 1.25 | |
| 2020 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | .000 | 16 | 3.1 | 4 | 3 | 4 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 6 | 6 | 16.20 | 2.40 | |
| 2021 | TEX | 28 | 24 | 0 | 0 | 0 | 2 | 12 | 0 | 0 | .143 | 586 | 139.0 | 139 | 35 | 36 | 0 | 9 | 97 | 2 | 0 | 86 | 84 | 5.44 | 1.26 |
| MLB：8年 | 166 | 142 | 2 | 1 | 0 | 46 | 54 | 0 | 2 | .460 | 3537 | 825.0 | 811 | 136 | 275 | 9 | 37 | 752 | 37 | 4 | 443 | 414 | 4.52 | 1.32 | |
- 2021年度シーズン終了時
- 各年度の太字はリーグ最高
年度別守備成績[編集]
| 年 度 |
球 団 |
投手（P） | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 | ||
| 2014 | HOU | 16 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1.000 |
| 2015 | ATL | 18 | 2 | 5 | 1 | 1 | .875 |
| 2016 | 22 | 4 | 18 | 0 | 0 | 1.000 | |
| 2017 | 29 | 5 | 15 | 1 | 1 | .952 | |
| 2018 | 31 | 11 | 15 | 1 | 1 | .963 | |
| 2019 | 21 | 3 | 9 | 1 | 0 | .923 | |
| 2020 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | |
| 2021 | TEX | 28 | 4 | 13 | 1 | 1 | .944 |
| MLB | 166 | 31 | 75 | 5 | 4 | .955 | |
- 2021年度シーズン終了時
記録[編集]
- MLBオールスターゲーム選出：1回（2018年）
背番号[編集]
- 48（2014年 - 2015年）
- 26（2016年 - 2020年）
- 20（2021年）
脚注[編集]
- ^ 英語発音:/ful-ta-NEV-ich/, ポーランド語発音: [fɔltɨˈnɛviʈ͡ʂ]
- ^ Braves Players Weekend nicknames explained MLB.com （英語） (2017年8月24日) 2017年9月19日閲覧
- ^ “Astros sign first-round pick Foltynewicz” (英語). MLB.com (2010年6月18日). 2014年8月4日閲覧。
- ^ Danny Wild (2012年8月30日). “Skole, Foltynewicz take top awards” (英語). MiLB.com. 2014年8月4日閲覧。
- ^ “Astros select Foltynewicz to Major League Roster” (英語). MLB.com (2014年8月1日). 2014年8月4日閲覧。
- ^ “Scores for Aug 2, 2014”. MLB.com Astros Press Release (2014年8月2日). 2014年8月4日閲覧。
- ^ “Braves and Astros Complete Five-Player Trade” (英語). MLB.com (2015年1月14日). 2015年1月15日閲覧。
- ^ 2016 Atlanta Braves Pitching Statistics - Baseball-Reference.com (英語) . 2016年12月2日閲覧。
- ^ “Pitchers Mike Foltynewicz, Kendall Graveman lose in arbitration; players lead 7-6” (英語). ESPN. Associated Press. (2018年2月10日) 2018年2月11日閲覧。
- ^ Mark Bowman (2018年2月27日). “Foltynewicz quiets his delivery” (英語) 2018年2月28日閲覧。
- ^ Mark Bowman (2018年6月2日). “Folty does Maddux impression as Braves top DC” (英語) 2018年9月14日閲覧。
- ^ Jordan D. Hill (2018年7月9日). “The Braves have the most players on the NL All-Star team. See who made the squad.” (英語). Ledger Enquirer 2018年9月14日閲覧。
- ^ Mark Bowman (2018年9月29日). “Folty flashes ace stuff as Braves roll past Phils” (英語) 2018年9月29日閲覧。
- ^ Mark Bowman (2018年10月8日). “Braves' ahead-of-schedule run ends in Gm 4” (英語) 2018年10月9日閲覧。
- ^ “Braves avoid arbitration with Folty, 6 others” (英語). (2019年1月11日) 2019年1月14日閲覧。
- ^ Cory McCartney (2019年2月20日). “Braves’ Mike Foltynewicz faces new challenge after breakout season” (英語). Fox Sports 2019年4月7日閲覧。
- ^ “What's new for the Atlanta Braves entering spring training?”. Times Free Press. Associated Press. (2019年2月9日) 2019年4月7日閲覧。
- ^ Bowman, Mark (2019年1月17日). “Around the Horn: Folty tops uncertain rotation” (英語) 2019年4月7日閲覧。
- ^ Bowman, Mark (2019年2月24日). “Foltynewicz makes two-inning spring debut” (英語) 2019年4月7日閲覧。
- ^ Bowman, Mark (2019年2月28日). “Folty scratched from start with elbow issue”. MLB.com 2019年4月7日閲覧。
- ^ Bowman, Mark (2019年3月1日). “Folty, Gausman hoping injuries won't linger”. MLB.com 2019年4月7日閲覧。
- ^ a b Bowman, Mark (2019年3月11日). “Braves weighing options amid Folty's injury” 2019年4月7日閲覧。
- ^ Bowman, Mark (2019年3月18日). “Teheran ties team mark with 6th straight opener”. MLB.com 2019年3月19日閲覧。
- ^ Burns, Gabriel (2019年4月4日). “Mike Foltynewicz goes five scoreless innings in rehab start”. Atlanta Journal Constitution 2019年4月7日閲覧。
- ^ Burns, Gabriel (2019年4月5日). “Mike Foltynewicz to make second rehab start Tuesday”. Atlanta Journal Constitution 2019年4月7日閲覧。
- ^ Bumbaca, Chris (2019年4月4日). “Foltynewicz stingy in Stripers rehab start”. MILB.com 2019年4月7日閲覧。
- ^ Bowman, Mark (2019年4月27日). “Bullpen crumbles after Foltynewicz's 2019 debut”. MLB.com 2019年4月28日閲覧。
- ^ “Braves option righty Foltynewicz after 8-run start”. ESPN.com (2019年6月23日). 2019年6月24日閲覧。
- ^ Bowman, Mark (2019年6月23日). “Braves option struggling Foltynewicz to Triple-A”. MLB.com 2019年6月24日閲覧。
- ^ Bowman, Mark (2019年8月5日). “Foltynewicz rejoins Braves to face Twins”. MLB.com 2019年8月7日閲覧。
- ^ “Braves recall Foltynewicz to rejoin their rotation”. Associated Press. ESPN.com. (2019年8月5日) 2019年8月7日閲覧。
- ^ “Acuña, Freeman power Braves past Twins 12-7”. Associated Press. ESPN.com. (2019年8月6日) 2019年8月7日閲覧。
- ^ Burns, Gabriel (2020年1月9日). “Swanson, Foltynewicz among Braves eligible for arbitration”. Atlanta Journal Constitution 2020年1月11日閲覧。
- ^ Bowman, Mark (2019年10月6日). “Resilient Folty repays Braves' trust with G2 gem”. MLB.com 2020年1月11日閲覧。
- ^ Tucker, Tim (2019年10月9日). “Mike Foltynewicz ‘very embarrassed’ by Game 5 performance”. Atlanta Journal Constitution 2020年1月11日閲覧。
- ^ Bowman, Mark (2020年1月10日). “Folty, Dansby among 6 Braves to agree to deals”. MLB.com 2020年1月11日閲覧。
- ^ “Braves DFA Folty after rocky start vs. Rays” (英語). MLB.com. 2020年7月28日閲覧。
- ^ Mark Bowman (2020年7月30日). “Foltynewicz outrighted after clearing waivers” (英語). MLB.com. 2020年7月31日閲覧。
- ^ Journal-Constitution, The Atlanta. “Is Mike Foltynewicz a free agent?” (English). ajc. 2021年2月6日閲覧。
- ^ “Rangers Sign Mike Foltynewicz” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年2月11日閲覧。
- ^ “Three Rangers Elect Free Agency” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年10月11日閲覧。
- ^ 2014年 レンジャーズ戦で計測
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
- Mike Foltynewicz stats MiLB.com （英語）
- Mike Foltynewicz (@Folty25) - X（旧Twitter）
- Mike Foltynewicz (@folty25) - Instagram
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