Microsoft Office

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Microsoft Office
開発元 マイクロソフト
最新版 2007 SP2 (12.0.6425.1000)(2009年4月29日[1]
最新評価版 2010 (14.0.4006.1000) (2009年07月14日(211日前)
プログラミング言語 C++
対応OS Windows
プラットフォーム クロスプラットフォーム
種別 オフィススイート
ライセンス プロプライエタリ
公式サイト office.microsoft.com/ja-jp/
  
Microsoft Office:mac
開発元 マイクロソフト
最新版 2008 SP2 (12.2)(2009年7月20日[2]
プログラミング言語 C++
対応OS Mac OS XCarbon
プラットフォーム クロスプラットフォーム
種別 オフィススイート
ライセンス プロプライエタリ
公式サイト www.microsoft.com/japan/
  

Microsoft Office(マイクロソフト オフィス)は、マイクロソフトオフィス スイートである。

Microsoft Office は1989年6月に Macintosh 向けに発売したのが最初である。この時点で Word、Excel、PowerPoint が含まれていた。Windows 向けに発売したのは1990年10月である。日本語版が用意されたのは、Office for Mac 4.2 と Office 3.0 からである。

目次

[編集] 製品

[編集] 主要なデスクトップ製品

Word
ワープロソフト。アウトラインでの作業やテーマの設定などが行える。
Excel
表計算ソフトマクロ言語によって、表計算ソフトを越えた利用も可能である。
Outlook
個人情報管理ソフト (PIM) 。電子メールクライアントとしての機能を備えており、グループウェアの利用も強く意識されている。Windows版のみ存在し、Mac版はEntourageとなる。
PowerPoint
プレゼンテーション用のソフトウェア
Access
データベース・ソフトウェア。Windows版のみ存在し、かつてはMac版としてMicrosoft Fileという製品が存在した。
Publisher
デスクトップパブリッシング (DTP) である。Windows版のみ存在する。

[編集] その他のデスクトップ製品

[編集] ホスティング サービス

[編集] Office server 製品

詳細は「Microsoft Servers#Microsoft Office server 製品」を参照

[編集] 関連ツール

[編集] 以前に存在した製品

  • PhotoDraw - フォトレタッチ。Office 2000のみ。
  • Photo Editor - フォトレタッチ。Office 2003以降には含まれない。
  • Bookshelf Basic - 統合辞書。Office 2003以降には含まれない。
  • FrontPage - Webオーサリング。Office 2003まで存在した。Office 2007でSharePoint Designerに置き換わった。

[編集] バージョン

製品名はMicrosoft Office 95以前はバージョンをそのまま名称としていたが、Microsoft Office 95からは販売開始された年としている。ただし、Microsoft Office XPはその例外となった。また、バージョン2003からはMicrosoft Office 2003ではなく、the 2003 Microsoft Office systemが正式名称となっているが、「Office 2003」でも通じる場合が多い。 また、コードネームは一貫して「Office *(*にはメージャーバージョン番号が入る)」が使われている。

[編集] Office 3 以前の Office for Windows

Office for Windows 1.0

1990年10月に発売された。Windows 3.0 用で、Word for Windows 1.1 と Excel for Windows 2.0、PowerPoint for Windows 2.0 が含まれたものであった。

Office for Windows 1.5

Office for Windows 1.0 の Excel for Windows 2.0 が Excel 3.0 にアップデートされた。

Office for Windows 1.6

Office for Windows 1.5 に Microsoft Mail for PC Networks 2.1 がバンドルされた。

[編集] Office 1

Office for Mac

1989年6月に発売された。Word 4.0 と Excel 2.20、PowerPoint 2.01 が含まれたものであった。

Office 1.5 for Mac

1991年に発売された。Office for Mac の Excel 2.20 が Excel 3.0 にアップデートされ、System 7 に対応した。

[編集] Office 2

Office 2.9 for Mac

1992年に発売された。Excel 4.0 で初めて AppleScript に対応した。

[編集] Office 3

Office for Windows 3.0 (Office 92)

1992年に発売された。日本語版が追加された。1993年に発売された Professional Edition で Access 1.1 が加わった。CD-ROM で提供され、Word 2.0c、Excel 4.0a、PowerPoint 3.0、Mail が含まれた。

[編集] Office 4

Office 4.0

1994年1月に発売された。Word 6.0、Excel 4.0、PowerPoint 3.0 が含まれた。

Office 4.3

1994年6月に発売された。Word 6.0、Excel 5.0、PowerPoint 4.0、Mail 3.2 が含まれ、Professional Edition には Access 2.0 が含まれた。

Office for NT 4.2

1994年6月に発売された。32 ビット版の Word 6.0 と Excel 5.0 が含まれ、16 ビット版の PowerPoint 4.0 が含まれた。Word と Excel は MIPS、PowerPC、Alpha、x86 プロセッサで動作した。

Office 4.0 for Mac

1993年に発売された。Power Macintosh に対応した。Office 4.2 for Mac では日本語に追加され、Word 6.0 と Excel 5.0、PowerPoint 4.0 と Mail 3.1 を含んだ。

[編集] Office 7

Office 95

1995年に発売した。最初の完全な 32 ビット版 Microsoft Office であり、Windows 95 と同日に発売された。Microsoft Binder を含んだ。Windows 版のバージョン番号が統一された。

Microsoft Office 95
Standard Edition Professional Edition
Word Yes Yes
Excel Yes Yes
PowerPoint Yes Yes
Schedule+ Yes Yes
Access No Yes
Bookshelf No Yes

[編集] Office 8

Office 97

1996年に発売した。Office アシスタント機能が含まれた。ユーザー インターフェイスがコマンド バーに変更された。Office 製品に Outlook が加わった。日本と韓国のみ Office 97 Powerd by Word 98 が発売され、Word 98 と Microsoft IME 98 を含んだ。

Microsoft Office 97
Personal Edition[1] Personal business Edition[2] Standard Edition[1] Small Business[3] Small Business (v2)[3] Professional Edition[1] Developer Edition[1]
Word 97 Yes No Yes Yes Yes Yes Yes
Excel Yes Yes Yes Yes Yes Yes Yes
Outlook 97 Yes Yes Yes Yes No Yes Yes
PowerPoint No No Yes No No Yes Yes
Access No No No Yes Yes Yes Yes
Publisher 97 No No No Yes No No No
Developer Tools and SDK No No No No No No Yes
Word 98 Yes[A] Yes Yes[A] No No Yes[A] Yes[A]
Outlook 98 Yes[A] No Yes[A] No Yes Yes[A] Yes[A]
Publisher 98 No No No No Yes No No
  1. 1  日本と韓国のみ、Powerd by Word 98 として発売された。Word 97 が Word 98 に置き換わっている。
  2. 2  他に Bookshelf Basic と、他社製品の MapFan II が含まれた。同時期に Word と家庭向けソフトを収録した Family Package 97 も発売された。
  3. 3  日本では取り扱っていない。
  4. A  Powerd by Word 98 パッケージに含まれるバージョン。
Office 98 Macintosh Edition

1998年に発売した。Mac 向けでは、このバージョンでバージョン番号が統一された。Internet Explorer 4.0 for Mac と Outlook Express 4.0 がバンドルされた。

[編集] Office 9

Office 2000

1999年に発売した。マクロにデジタル署名を組み込めるようになった。強制終了した際のファイルの修復機能を含んだ。多言語フォントを含んだ。一部でプロダクト アクティベーションを実装した。Office 製品に Publisher と PhotoDraw、Project と FrontPage が加わった。Binder がこのバージョンを最後に含まれなくなった。

Microsoft Office 2000
Personal Edition Standard Edition Small Business[1] Professional Edition Premium Developer
Word Yes Yes Yes Yes Yes Yes
Excel Yes Yes Yes Yes Yes Yes
Outlook Yes Yes Yes Yes Yes Yes
PowerPoint No Yes No Yes Yes Yes
Access No No No Yes Yes Yes
Publisher No No Yes Yes Yes Yes
FrontPage No No No No Yes Yes
PhotoDraw No No No No Yes Yes
Developer Tools and SDK No No No No No Yes
  1. 1  日本では扱っていない。
Office 2001

2000年に発売した。Classic Mac に対応した最後のバージョンで、Office v.X 発売後も併売された。Entourage が含まれたが、Microsoft Exchange への対応のため Microsoft Outlook 2001 for Mac も提供された。MS ゴシックMS 明朝が含まれた。

[編集] Office 10

Office XP (Office 2002)

2001年に発売した。Windows XP と合わせるように名称が変更された。Safe Mode 機能を実装した。日本語版でプロダクト アクティベーションを含んだ最初のバージョンである。入力ミスのためのスマート タグ機能、手書き文字認識や音声認識に対応した。標準でウィンドウ内の右側に作業ウィンドウが設けられた。Office 製品に Visio が加わった。

Microsoft Office XP
Personal Standard Small Business[1] Professional Edition Professional Special Professional with FrontPage[2] Developer
Retail & OEM Retail & VL OEM Retail & VL & OEM Retail Retail Retail
Word Yes Yes Yes Yes Yes Yes Yes
Excel Yes Yes Yes Yes Yes Yes Yes
Outlook Yes Yes Yes Yes Yes Yes Yes
PowerPoint No Yes No Yes Yes Yes Yes
Access No No No Yes Yes Yes Yes
Publisher No No No OEM 向けのみ Yes Yes No
FrontPage No No No VL 向けのみ No Yes Yes
Developer Tools No No No No No No Yes
  1. 1  日本では扱っていない。
  2. 2  日本でのみ扱っている。
Office v.X

2001年に発売した。Mac OS X v10.1 に対応した最初のバージョン。Entourage が Microsoft Exchange クライアントに対応した。

[編集] Office 11

Microsoft Office System 2003

2003年に発売した。Office 製品に InfoPath と OneNote、InterConnect が加わった。XML ドキュメントに対応した。

2003 Microsoft Office system
Personal / Basic[1] Student and Teacher Edition[2] Standard Small Business[2] Professional Edition Professional Enterprise Edition
Retail & OEM Retail Retail & VL Retail & VL Retail & OEM VL
Word Yes Yes Yes Yes Yes Yes
Excel Yes Yes Yes Yes Yes Yes
Outlook Yes Yes Yes Yes Yes Yes
PowerPoint No Yes Yes Yes Yes Yes
Publisher No No No Yes Yes Yes
Access No No No No Yes Yes
InfoPath No No No No No Yes
  1. 1  日本では Basic エディションが Personal エディションとして扱われている。
  2. 2  日本では扱っていない。
Office 2004 for Mac

2004年に発売。「MS Pゴシック」及び「MS P明朝」が含まれた。「Office 2004 for Mac Professional Edition」には「Microsoft Virtual PC 2004」とWindows のライセンスがセットで含まれた。

[編集] Office 12

the 2007 Microsoft Office system

2007年1月30日に発売した。Office 製品に Groove と Office server 製品が加わった。FrontPage を廃止して SharePoint Designer に置き換えられた。Office アシスタントを廃止した。ユーザー インターフェイスがコマンド バーから Fluent User Interface(リボンインターフェイス) に変更された。配色の制限や Excel のスプレッドシートの制限が緩和された他、多くの個所に改良が施された。標準のファイル形式が Microsoft Office バイナリ ファイル形式から Office Open XML ファイル形式に変更された。 Office 2007 Service Pack 2 により OpenDocument 形式の対応、XPS ドキュメントと PDF ドキュメントの保存に対応した。化粧箱が紙製からプラスチックの箱に変更された。

2007 Microsoft Office system
Personal / Basic[1] Personal with PowerPoint[2] Home and Student[3] Standard Small Business[3] Professional Ultimate Professional Plus Enterprise
Retail & OEM OEM Retail Retail & VL Retail & VL Retail & OEM Retail VL VL
Word Yes Yes Yes Yes Yes Yes Yes Yes Yes
Excel Yes Yes Yes Yes Yes Yes Yes Yes Yes
Outlook Yes Yes No Yes Yes Yes Yes Yes Yes
PowerPoint No Yes Yes Yes Yes Yes Yes Yes Yes
Publisher No No No No Yes Yes Yes Yes Yes
Access No No No No No Yes Yes Yes Yes
InfoPath No No No No No No Yes Yes Yes
OneNote No No Yes No No No Yes No Yes
Groove No No No No No No Yes No Yes
Communicator No No No No No No No Yes[4] Yes
  1. 1  日本では Basic エディションが Personal エディションとして扱われている。
  2. 2  日本でのみ扱われている。
  3. 3  日本では扱っていない。
  4. 4  2007年第2四半期以前のパッケージには含まれていない。
Office 2008 for Mac

2008年に発売した。PowerPC と、新規に Intel Mac にネイティブ対応した。Office Open XML に対応した。

[編集] Office 14

Office 2010

2010年に提供される予定であると2009年4月15日に発表された[3][4]

まず2009年後半に「Exchange 2010」だけが提供され、その後、2010年の上半期に、「Office Webアプリケーション」、「SharePoint Server 2010」、「Visio 2010」、「Project 2010」を構成内に含んだものが提供される予定である[5]。また、初めて64ビット版も登場する見込みである[6]。バージョン13 は忌み番を考慮してスキップされた[7]

Office 2010 for Mac

2010年に提供される予定である。Entourage が Outlook に置き換わる予定である。

[編集] ライセンス形態

これらの各種ソフトウェアをそれぞれのエディション、つまり製品世代で組み合わせて「オフィススイート製品」として販売している。単体パッケージでも販売されている。一部のソフトウェアは単体パッケージのみのために、the 2007 Microsoft Office systemの最上位エディションであるUltimateでもオフィススイートが全種類揃うことはない。

[編集] リテール版

ソフトウェア単独で小売されているパッケージ(リテール版、製品版)には、新規購入パッケージと、旧バージョンや現行バージョンを含む単体パッケージやプリインストール(OEM版)からのアップグレード版パッケージの2つが提供されている。

アップグレード版の場合は、アップグレードと同時に下位エディションから上位エディションに変更することもできる。例えばMicrosoft Office Personal 2003からMicrosoft Office Ultimate 2007へのアップグレードも可能である。

場合によっては、新規パッケージを購入するよりも、アップグレードの対象となる安価な単体製品とアップグレード版を購入した方が安い場合も生じる。2009年11月時点において、最新バージョンであるOffice 2007 のStandardエディションを新規に購入する場合、Office 2007 Standardエディションの新規パッケージではなく、アップグレード対象となる単体パッケージで最も安い「InterConnect」と、これを根拠とするアップグレードパッケージを購入した方が、結果的に安くOffice 2007を購入できる[8]。2009年11月15日時点でのAmazonの価格では、InterConnect 2007とOffice 2007 Standard のアップグレード版(20周年記念優待パッケージ)の合計価格が21,452円であるのに対し、単体のOffice 2007 Standard新規パッケージは42,800円である。

なお、譲渡については原則1回だけ可能。アップグレード版の場合は、アップグレードの対象となる製品も合わせて譲渡しなければならない規定となっている[9]

[編集] アカデミック版

製品版の一部のエディションではアカデミック版が設定されている。the 2007 Microsoft Office systemではProfessionalとUltimateで設定されており、一般の製品版同様、新規購入パッケージとアップグレード版パッケージがある。購入は一般的なアカデミック版と同様で、教員学生であることを証明する書類を提示したり、FAXで送信することで購入が可能になる。

譲渡は不可能[10]

[編集] プリインストール

プリインストールされているエディション(OEM版)はPersonalが過半数である。 企業や学校においてプレゼンをする機会が増えてきたために日本ではthe 2007 Microsoft Office systemからはPowerPointをPersonalに加える形でPersonal with PowerPointが新たなプリインストール用エディションとして登場している[11]。また、BTOでは多くのエディションが選択できる場合が多い。

いずれにしても、ソフトのみのパッケージ製品(製品版)よりも安く設定されているが、パソコンハードウェア本体に付属するライセンス形態のため、パソコンを譲渡する場合、ハードウェアとセットで譲渡しなければならない規定となっている[9]

ただし、プリインストールのOfficeを根拠に、別のパソコンへ小売されているアップグレード版のインストールが、元々のパソコンからプリインストール済みのOfficeを削除することを条件に認められており、この場合、ハードウェアとソフトウェアのライセンスは切り離されることになる。[12]

[編集] プリインストール版と製品版の相違点

プリインストール版は搭載されたPCでのみ使用可能であるが、製品版はあるパソコンで使用しなくなれば、アンインストールした上で新しい別のパソコンで使用することができる。また、Windows向け製品版ならば、同時使用しないという前提であるが、2つのパソコン(自宅のデスクトップパソコンと携帯用ノートパソコン、あるいは自宅で使う大型ノートと携帯用モバイルノート)にインストールできる[13]

[編集] Microsoft Officeに関する資格について

詳細は「マイクロソフト認定アプリケーションスペシャリスト」、「Microsoft Office Specialist」をそれぞれ参照

Microsoft Officeに関する資格として、2007に対応したマイクロソフト認定アプリケーションスペシャリスト(Microsoft Certified Application Specialist(略称 MCAS))や、2003までのバージョンに対応するMicrosoft Office Specialist(略称 MOS)がある。以前にはMicrosoft Office User Specialist(略称 MOUS)とされていた。

[編集] 製品の特徴

[編集] OSとの協調路線

マイクロソフトはOSの販売も行っていることから、Microsoft OfficeはOSの改良にあわせて改良を行ったり、Microsoft Officeによる改良がOSに取り入れられる場合などがある。

Office 2000での改良点であるメニューの優先表示などの機能は、後に販売されたWindows 2000でも採用された。また、the 2007 Microsoft Office systemから採用された「リボン」Windows 7において付属のペイントやワードパッドに導入されるほか、一般のアプリケーションがリボンを搭載できるようAPIの公開が決定している[14]

[編集] 開発環境との連携

アプリケーション開発者は、Visual Studio Tools for Office(以下VSTO)、Visual Basic および Visual C# を使用して Office 2003 および 2007 のアプリケーションを拡張できる。 [15]

Visual Studio 2005シリーズの場合はTeam Systemエディションを購入する、MSDN Subscription契約を結ぶ、あるいはVSTOを別途購入する必要があったが、Visual Studio 2008シリーズの場合、Professionalエディション以上からVSTOが標準付属するようになっている。 VSTOを使用することで、Officeアプリケーション用アドインの作成、リボンUIのカスタマイズなどが行なえるようになっている。

[編集] 競合ソフトとのシェア争い

1995年にマイクロソフトは、Windows 95の登場に合わせてOSの販売における独占的な立場を生かし、いち早く32ビット化したOffice 95の販売を開始し、対応が遅れた他社製オフィススイート商品を圧倒した。また、このころのパーソナルコンピュータ(パソコン)への組み込み販売では、マイクロソフトがパソコンメーカー各社に対し、Windows 95への初期導入ソフトとしてMicrosoft Officeを指定した。Office 95登場まで、米国ではWordPerfectがワープロの、Lotus 1-2-3スプレッドシートの、また日本では一太郎ワープロの、それぞれシェアNo. 1であったが、初期導入指定という販売手法も相まって、1990年代後半からデファクトスタンダードとしてMicrosoft Officeが市場を占めている。一度シェアを失った競合製品はその後の挽回を図って極端な低価格によって対抗したが、多くは市場から撤退を余儀なくされた。

このようなマイクロソフトの販売手法は「マイクロソフトによる独占の問題」でも述べているように、独占禁止法に触れるのではないかと意見する人々も多く、度々裁判沙汰となる。近年ではOpenOffice.orgが政府系機関を中心にシェアを奪いつつあり、マイクロソフトはOffice 2007からオープンなファイル形式を採用するなどして対抗している。

[編集] Officeアシスタント

Office アシスタントは、ヘルプメッセージの表示などを行うユーザーサポートキャラクター。Windows版、Macintosh版ともに利用できる(若干の差異あり)。Office 97で初採用され、Office 2000ではウィンドウを飛び出して自由に移動できるようになった。また、別途用意されている開発ツールを駆使すれば自作でOfficeアシスタントを開発することも出来る。しかし、Officeアシスタントを常駐させることがかえって作業の邪魔になったり、アシスタント機能そのものが不要という意見も多く、Office XP以降では標準では表示されないように設定され、Office 2007ではこの機能は完全に廃止された。なお、Officeアシスタント機能の代替としてOffice XP以降ではメニューバーの端に検索用語を入力することで該当記事を即座に検索できる「質問バー」が付加された。

Officeアシスタントは質問を入力すると該当する項目またはそれに近い記事を検索するが、Office XP以前とOffice 2003では該当する記事の一覧表示方法が異なっており、Officeのバージョンが上がるにつれてアシスタントが目立ちづらくなってしまった。

[編集] 主なアシスタント

クリッパー
ゼムクリップがモデルのOffice アシスタント。体は細い針金でできており、その形状を自在に変化させることができる。体の端を丸めることで物をつかむこともできる。英語版のMicrosoft Officeを使用している場合はこのアシスタントが標準のキャラクターとして表示される。
カイル
イルカがモデルのOffice アシスタント。愛用するホタテ貝形のノートパソコンを鼻先でタイプする。日本語版のMicrosoft Officeを使用しており、アシスタントを有効にしている場合はこのイルカが標準のキャラクターとして表示される。Office 2000より擬似的な立体感を表現するようになった。同様の例では上記のクリッパーや下記のF1、Officeロゴが例に挙げられる。
F1
二足歩行ロボット風Office アシスタント。Office 2000より登場。300/Mシリーズに属し、その初代型であるという。ボディの分解・再構築も得意。退場時にたびたび爆破される。
Office ロゴ
Office XP及びそれ以前のロゴマークをモチーフとしたミステリアスなOfficeアシスタント。
マーリン
立派なひげをたたえた老人男性風Officeアシスタント。本人は魔法使いという設定。Windows Meの初回設定画面にも登場する。
孫悟空
西遊記』の主人公、孫悟空がモデルのOffice アシスタント。
ミミー
ネコのアシスタント。しばらく操作等せずに放置しておくと、居眠りを始める。
ロッキー
イヌ。たまに登場するとき、チェーンが引っかかるのでガスバーナーを使って切る。Windows XPの検索アシスタントでは標準のキャラクターである。
スーパーわん太
マントを装着したイヌ。Office 97のみに登場。
冴子先生
表情豊かな女性Office アシスタント。名刺が変形した専用のデスクに席を構えている。不思議な力を持っている。日本語版オリジナルのアシスタント。退場時に突然現れた穴に吸い込まれる。
まんまちゃん
Office 2000の販促キャンペーン時にのみ存在したテレビ番組のマスコットキャラクターを模したアシスタント。現在では入手不可能。
マックス
Mac版限定。足の生えた初代Macintoshといった風体。放っておくと、ルービックキューブになったりする。

[編集] 関連項目

[編集] 出典・注記

[ヘルプ]
  1. ^ "2007 Microsoft Office system Service Pack 2". マイクロソフト. 2009年4月29日 閲覧。
  2. ^ "マイクロソフト Office 2008 for Mac 向け Service Pack 2の提供を開始:ユーザーからの要望が最も多く寄せられた修正追加と共に、Mac ユーザーへ新しい接続環境を提供". マイクロソフト. 2009年7月21日 閲覧。
  3. ^ "Microsoft(R) Exchange Server 2010 ベータ版を提供開始". マイクロソフト (2009-04-16). 2009-05-20 閲覧。
  4. ^ "Microsoft Unveils Exchange 2010 With Public Beta" (英語). マイクロソフト (2009-04-15). 2009-05-20 閲覧。
  5. ^ [1], [2], [3]
  6. ^ Fried, Ina; 湯木進悟 (2009-04-15). "マイクロソフト、64ビット版の「Office 14」もリリースへ". CNET Japan. 2009-05-13 閲覧。
  7. ^ エリック・レイ (2007-02-16). "次期Officeは2009年?――社内資料で明らかになった「Office 14」の開発ロードマップ". Computerworld.jp. 2009-05-20 閲覧。
  8. ^ ネットブック用にオフィスを安く買う方法All About、2008年10月24日
  9. ^ a b ライセンス認証が完了している製品を他人に譲渡することはできますか?マイクロソフトのサポートページ
  10. ^ アカデミック アライアンス プログラム
  11. ^ "PowerPointがプリインストール対応に 1月以降、搭載PC登場". ITmedia (2006-12-21). 2009-05-20 閲覧。
  12. ^ 新しく購入したコンピュータに、OEM 版 Office XP をアップグレード対象にして Office 2003 アップグレード版をインストールできますか?
  13. ^ "2 台以上のコンピュータにインストールできますか?". サポート オンライン. マイクロソフト (2004-11-05). 2009-11-05 閲覧。
  14. ^ 一色政彦 (2008-11-26). "次期Windows 7とOffice 14はどう進化するのか?". 特集 マイクロソフトのクライアント戦略. @IT. 2009-05-20 閲覧。
  15. ^ Visual Studio Tools for Office

[編集] 外部リンク