ポール・メリル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

ポール・メリル(Paul Willard Merrill、1887年8月15日 - 1961年7月19日)は、アメリカ合衆国天文学者である。ウィルソン山天文台恒星分光学研究の分野で研究し、1952年赤色巨星から不安定元素のテクネチウムのスペクトルを検出した。これは赤色巨星のなかで、S過程とよばれる重元素合成が行われていることを示したものである。

カリフォルニア大学で学位を得て。ウィルソン山天文台でその経歴の大部分をすごした。スペクトル観測を使って長周期変光星などの特異星の研究、星間物質の研究を行った。退職する少し前の1952年アンドロメダ座R星や他の赤色巨星からテクニチウムのスペクトル線を検出した。テクニチウムは安定な同位体を持たない元素なので、赤色巨星のなかでテクニチウムが合成されていることを示しS過程とよばれる重元素合成の過程がおきている事の証拠となった。

[編集]

  • ヘンリー・ドレイパー・メダル(1945年)
  • ブルース・メダル(1946年)
  • ヘンリー・ノリス・ラッセル講師職(1955年)

命名[編集]

  • 月のクレーター