ポール・アードマン

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ポール・エミール・アードマンPaul Emil Erdman1932年5月19日 - 2007年4月23日)は、カナダ出身のアメリカ合衆国小説家、経済評論家。

略歴[編集]

カナダオンタリオ州ストラトフォード生まれ。スイスバーゼル大学に学び博士号を取得。

金融の世界に身を投じて頭角を現し、1969年に37歳でバーゼルのユナイテッド・カリフォルニア銀行(UCB)の初代頭取に就任。

しかし1973年ココア投機に失敗し数千万ドルの損失を出し自らも破産。損失の責任を追及されて投獄される。獄中で執筆した『十億ドルの賭け』がエドガー賞 処女長編賞を受賞し、以後は国際金融をテーマにした作品を発表する傍ら、ウォールストリート・ジャーナルのマーケットウォッチ誌にコラムを連載するなど経済評論家としても活動。

作家となってからはアメリカのカリフォルニア州ヒールズバーグに在住し、晩年まで現役で活動していた。

2007年4月23日、ガンのため死去。

作風[編集]

金融実務家としての経験からマネーゲームをリアルに描写し、作中には数々の投資家、事件、金融機関などが実名で登場。また投資手法や金融商品も執筆当時の最新のもので、業界の事情や裏話、制度や商品設計のわずかな欠陥を突く手口などが多く紹介されている。その内容のリアルさが金融専門誌で評判になり、日本の金融機関では彼の作品が新人研修のテキストとして用いられた事もある。

作品[編集]

フィクション[編集]

  • 『十億ドルの賭け』 The Billion Dollar Sure Thing (1973)
  • 『シルバー・ショック』 The Silver Bears (1974)
  • 『1979年の大破局』(『オイル クラッシュ』) The Crash of '79 (1976)
  • 『1985年の大逆転』(『アメリカ最期の日』) The Last Days of America (1981)
  • 『マネー・パニック'89 -近未来経済情報小説』 The Panic of '89 (1986)
  • 『カジノ砂漠の巨大ビジネス』 The Palace (1988)
  • 『暗号名スイス・アカウント』 The Swiss Account (1991)
  • ゼロクーポンを買い戻せ』 Zero Coupon (1992)
  • 『無法投機』 The Set-Up (1997)

経済評論[編集]

  • 『ポール・アードマンのマネー大予言』 Paul Erdman's Money Guide (1984)
  • 『次に何が起こる? -アードマン博士の大予測』 What's Next? (1988)
  • 『円への警告』 Warning! to the Yen (1991)
  • 『日米大不況は来るか -アードマンの世紀末予測』 The Currency Crisis of 1995 (1995)