ポーランド赤十字社

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ポーランド赤十字社(Polish: Polski Czerwony Krzyż, abbr. PCK)は、ポーランド赤十字団体。1919年2月24日に設立された。初代代表はパヴェウ・サピエハ。第二次世界大戦前夜、ポーランド赤十字社は陸軍の予算を守るために野戦病院ポーランド軍の為に活動した。

第二次世界大戦、スペインにて[編集]

1942年、著名なポーランド人暗号研究者マリアン・レイェフスキヘンリク・ジガルスキはドイツ占領下のフランスからスペインへ脱出しようとしていたが、スペインで逮捕され抑留施設に入れられてしまった。ポーランド赤十字社は彼らに連絡を取るすべを見つけ、彼らに食べ物の差し入れを手配することができた。赤十字のスタッフは、自分たちがかかわっている相手が何者であるのかを知っていてであろう、彼らの暗号解読の技量に敬意を表すような連絡の仕方をとった。つまり、彼らは荷物に先立って、食料品を受け取る「ポーランド人囚人」のリストに見せかけたメッセージをごく普通のポーランド語で送ったのである。以下はその邦訳との対比である。[1]

"ポーランド人の囚人" 日本語
Zygmunt Przybylski Zygmunt Przybylski (ジグムント・プシェベルスキ)
Komisja Przyjeżdza 使節団が到着します
Jutro Ze stolicy 明日、首都から
Bedzie U was みなさんを訪問する予定です
Przygotujcie Uwagi 所見をまとめておいてください
O warunkach W obozie 抑留施設での様子について
Ispis Chorych それと病人について
Trzmajcie się がんばって
Mikołaj Cieślak Mikolaj Cieslak (ミコワイ・チェシラック)
Marian Woźniak Marian Wozniak (マリアン・ヴォジニアク)

その後赤十字は、彼らの解放に成功した。

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  1. ^ Budiansky, Stephen: “Battle of Wits”. Simon & Schuster, 2000, ISBN 0-684-85932-7

外部リンク[編集]