ポルトアレグレ地下鉄

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ポルトアレグレ地下鉄(ポルトガル語: Metrô de Porto Alegre)は、ブラジルリオグランデ・ド・スル州の州都であるポルト・アレグレ市と、その郊外を走る通勤用の電化鉄道である。ブラジル連邦政府とリオグランデ・ド・スル州が共同で設立したTrensurb(ポルトアレグレ都市内鉄道会社)という公企業により運営されている。一般には地下鉄と解釈されているが、路線は全線、地平にあるか高架構造であり、現状では地下区間は存在しない。営業している路線は現在のところ1号線の1路線のみであり、路線延長は33.6km、数は17駅である。1日あたり17万人が利用する。

ポルトアレグレ地下鉄100系電車
ポルトアレグレ地下鉄100系電車(2002年、メルカード駅にて)
ポルトアレグレ地下鉄100系電車
(2002年、メルカード駅にて)
編成 4両編成25本(100両)
営業最高速度 90 km/h
起動加速度 2.8 km/h/s
編成定員 1,000人
車両定員 先頭車240(座席54)人
中間車260(座席60)人
全長 22,760(車体長22,000) mm
全幅 2,998 mm
全高 4,400 mm
編成質量 203.1t
車両質量 先頭車58.3t
中間車43.5t(RA車)/43.0t
軌間 1,600 mm
電気方式 直流3,000V 架空電車線方式
編成出力 2,520kW
主電動機 直流直巻電動機 315kW
駆動装置 吊り掛け駆動方式
制御装置 抵抗制御
台車 インダイレクトマウント空気バネ台車・ウィングバネ式
先頭車ND316形
中間車ND316T形
制動方式 電磁自動ブレーキ
保安装置 車内信号閉塞式/ATC(自動列車制御装置)
製造メーカー 日本車輌製造日立製作所川崎重工業
備考 冷房は運転室に有り

概要[編集]

ポルト・アレグレの都心と、郊外のカノアス市、サンレオポルド市などとを結ぶポルトアレグレ地下鉄1号線は1980年に着工された。このルートは国道BR-116号線の渋滞を緩和するために選択された。この地下鉄1号線はポルトアレグレの都心の中央公共市場の近くのメルカード駅からサプカイア駅までが1985年5月2日に開通した。1997年11月にはウニシノス駅まで延長された。ウニシノス駅から現在の終点のサンレオポルド駅までは高架区間を含んでおり、2ヶ月間の試乗期間を経て2000年11月に延長開業した。 線路複線軌間は1600mm(広軌)、電化方式は直流3000V架空線式、レールAREA115ポンド(57kg/m)、枕木はコンクリート製のバイブロック式、最小曲線半径166m、最大カント量160mm、最急勾配2.5%である。

車両[編集]

電車の車内

営業車両はMA車(制御電動車)+RA車(中間付随車)+RB車(中間付随車)+MB車(制御電動車)の4両編成からなるステンレス鋼車体を持つ電車である。三井物産を主幹事とする日本連合企業体の手により1984年に全25編成が製作され、輸出された。内訳は日本車輌製造が11編成、日立製作所が8編成、川崎重工業が6編成である。ピーク時には最大19編成が使用され、最小運転時隔は4分である。電車は機能上は最大12両連結まで可能だが、プラットフォームの長さは190mであり、また現在のところ列車はすべて4両編成である。車両の冷房装置運転室にのみ設置され、車体屋上には抵抗器と換気グリルが設置されているほか、両先頭車にはZ形パンタグラフが2基ずつ搭載されている。側窓上部にはルーバーが設けられている。側扉は片側4扉で、車体長手方向で見た場合、線対称になっていない(窓1つ分位置がずれている)。座席は主にプラスチック製のロングシートで、扉間には一方向き固定クロスシートが千鳥に配置されている。客室と運転室との間の仕切りにはドアが無いほか、車両間の貫通ドアは内開きとなっている。

参考文献[編集]

  • 鉄道史資料保存会『日車の車両史 図面集-戦後産業車両/輸出車両編』(1999年)ISBN 4-88540-104-6
  • 交友社『蒸気機関車から超高速車両まで -写真でみる兵庫工場90年の鉄道車両製造史-』(1996年)

外部リンク[編集]