ポリタンク
ポリタンクとは、ポリエチレン製のタンクのこと。略称ポリ缶。飲料水や灯油などの液体を入れて運搬、保存するための容器として使われる。
目次 |
[編集] 日本のポリタンク事情
日本の家庭では、裸火による灯油ストーブが普及していることから、灯油を運搬、保存するための容器として広く認知されている。食品や飲料、洗剤や各種薬品の容器としても用いられるが、主に業務用であり、一般には馴染みが薄い。
[編集] 灯油を入れるポリタンク
紫外線による内容物の劣化を防ぐために、白、赤、青、緑など不透明に着色されている。容器の素材は高密度ポリエチレンが使われている。製造業者や販売ルートにより、赤(東日本で主流)と青(西日本で主流)に大別される。
日本で販売されているタンクの容量は、尺貫法の歴史から約1斗に相当する18リットルのものが一般的である。この容量は、ポリタンクが一般に普及する以前の1970年代までは一斗缶による灯油の販売が一般的であったためである。
[編集] 認証制度
灯油用のポリタンクには、日本ポリエチレンブロー製品工業会がJIS規格をパスしたものについて、灯油かん推奨認定ラベルを貼付している。ラベルについては、一時、海外製の粗悪なポリタンクが流通したために業界が自主的に制度化した。
[編集] 禁止事項
以前、ポリタンクにガソリンを入れて販売し、その後、購入者が誤ってストーブなどに入れて火災になる事故が発生した。また灯油用(または汎用)ポリタンクに揮発性の高いガソリンを入れておくと、パッキンを侵食・劣化させて気化ガスが外に漏れ出し引火する事故もあった。このため消防法及びその政省令により、ガソリンスタンドなどの販売店はポリタンクにガソリンを入れて販売することは禁止されている。ガソリンは、専用のガソリン携行缶で扱う。
[編集] 飲料水・食品用ポリタンク
変色やカビの繁殖などを外部から確認しやすいことや、燃料・薬品用のポリタンクと区別するため、白色としているものが多い。用途によっては食品衛生法が適用されるため、食品衛生法に基づく検査を受けている製品が多い。
[編集] 薬品・排水用ポリタンク
灰色がよく使われている。容器の素材は、耐薬品性に優れる高密度ポリエチレンが使用される。
[編集] 農業用ポリタンク
黄色がよく使われている。容量は数十リットルから数百リットルのものがある。散水用の水や農薬・液体肥料等の運搬に使用される。
[編集] 世界のポリタンク事情
アメリカ合衆国では、日本では禁止されているガソリン携行缶として使用されるほか、飲料の販売用容器(例:20リットル入りビールタンク、10リットル入りジュースタンク)としても用いられるなど、より生活に密着した利用が行われている。途上国では、コストや重量の増加を嫌い、薄手のタンクが用いられている例が多い。
容量はリットル単位(10、20、25リットルなど)のほかガロン単位のものも多く流通している。内容物を劣化させないために、白や青色に着色されていることが一般的である。
[編集] 関連項目
- Power Macintosh G3・PowerMac G4 - 形状や大きさがポリタンクに似ていることからこう呼ばれることがある。特にPower Macintosh G3は色(乳白色)や梨地仕上げの質感までポリタンクを彷彿とさせ、これにインスピレーションを得てポリタンクをケースにして自作機を自作した強者もいる。PoorMacD3