ポリス・ストーリー/香港国際警察

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ポリス・ストーリー/香港国際警察
警察故事
Police Story
監督 ジャッキー・チェン
脚本 ジャッキー・チェン
エドワード・タン
製作 レナード・K・C・ホー
ウィリー・チェン
製作総指揮 レイモンド・チョウ
出演者 ジャッキー・チェン
ブリジット・リン
マギー・チャン
トン・ピョウ
音楽 マイケル・ライ
撮影 チョン・イウジョウ
配給 香港の旗 ゴールデン・ハーベスト
日本の旗 東宝東和
公開 香港の旗日本の旗 1985年12月14日
上映時間 103分
製作国 香港の旗 香港
言語 広東語
興行収入 香港の旗 $26,620,000
次作 ポリス・ストーリー2/九龍の眼
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ポリス・ストーリー/香港国際警察』( - ほんこんこくさいけいさつ、原題:警察故事、英題:Police Story)は、1985年に公開されたジャッキー・チェン監督主演のアクション映画

概要[編集]

ジャッキー・チェンが監督・脚本・主演・武術指導を兼ねたアクション映画。『プロジェクトA』と並ぶジャッキーの代表作といえる1本で、ジャッキー自身も自らのベスト映画の1本として挙げている。興行的にも大ヒットし、この「ポリス・ストーリー」シリーズは2014年現在までに本シリーズやスピンオフ、別作品を含め多数製作されている。

第5回香港電影金像奨で最優秀作品賞を受賞した。

この映画を見たバート・レイノルズクリント・イーストウッドに紹介し、レイノルズ、イーストウッド共に本作を高く評価したという。

シルベスター・スタローン主演の1989年のハリウッド映画『デッドフォール』も本作を参考にし、二階建てバスの進路に立ちふさがり発砲で急停車させ敵が慣性の法則で飛び出すくだりが、そのまま引用されている[1]

イーストウッド主演の1988年公開の映画『ダーティハリー5』では、ハリーの相棒の中国人刑事役にジャッキーへの出演依頼があった[2]。また、冒頭の事件を解決した主人公刑事が警察のイメージアップのためマスコミに露出させられるというくだりが、本作から引用されている。

ストーリー[編集]

香港警察の会議室で、香港最大の麻薬組織を摘発する為の計画が練られていた。ターゲットは、殺人にまで手を染めていたボスのチュウ・タオ。

数日後、チェン・カークイ刑事(ジャッキー・チェン)は山奥の民家で張り込みをし、チュウの秘書サリナを逮捕した。しかしその隙にチュウに逃げられてしまうが、山にある民家を車で突っ込んでいき、チュウ一味にジャックされた路線バスを追いかけ何とかチュウも逮捕することに成功。

そんなある日、突然サリナが釈放される。彼女には検察側証人になる司法取引が結ばれていたのだ。サリナの護衛に任命されたチェン刑事は、彼女の出廷を妨害しようとするチュウの部下たちと闘いを繰り広げることとなる。

出演[編集]

役名は英語版と日本版(広東語版)では若干違っている。カッコ内は英語版/広東語版の役名。ちなみに吹替版は英語版を準拠している。

日本語吹替[編集]

役名
フジテレビ テレビ朝日 BD
ケビン 石丸博也
セリーナ 榊原良子 さとうあい 本田貴子
メイ 佐々木るん 岡本麻弥 小林沙苗
署長 納谷六朗 堀内賢雄 森田順平
ウォン警部 富田耕生 辻親八 宝亀克寿
トム・クウ 辻村真人 阪脩 秋元羊介
弁護士 中田浩二 金尾哲夫 大川透
ダニー 椎橋重 谷口節 小山力也
ジョニー 西村知道 仲野裕 相沢まさき
マオ刑事 谷口節 田中正彦
  • フジテレビ版 - 初放送1987年10月10日 『ゴールデン洋画劇場』 ※DVD、BD収録(発売元によっては一部吹き替えが欠けている箇所あり。後述の「日本語吹き替え」参考)
翻訳・台詞:額田やえ子、効果:スリーサウンド、スタジオ:グロービジョン、調整:高橋久義、演出:壺井正
BD版 - アルティメット・エディションにて放映カットされた箇所を同一声優で追加録音。一部箇所は新録音声で補完(2013年にパラマウントより発売された廉価版DVDにも収録)。
制作:ムービーテレビジョン、演出:蕨南勝之、翻訳:徐賀世子、効果:リレーション、調整:山田太平、プロデューサー:福吉健
  • BD版 - アルティメット・エディション完全日本語吹き替え版として新規収録(2013年にパラマウントより発売された廉価版DVDにも収録)。演出:市来満、翻訳:高橋結花、調整:小出善司


  • テレビ東京『木曜洋画劇場』追加新録音版、2009年3月27日放送

※「木曜洋画劇場」は成龍計画2008(ジャッキープロジェクト2008)と題して、フジテレビ版の吹き替え音源をベースに、当時と同じ声優陣を集め、カットされたシーン約6分間を追加新録音し放送された。フジテレビ版の音源のトータル時間が87分(エンドロールを含む)に対して、この「木曜洋画劇場」版は、本編トータル時間が91分だったが、エンドロール(NG集)がトータル1分に短縮されていた為、実質本編は90分だった。

スタッフ[編集]

ジャッキー映画ではおなじみの劇用車協力。

バージョン違いについて[編集]

本作は数種類のバージョンが存在している。2014年現在までのところ、日本で公開されたバージョンが最も長い。日本版のオープニングは香港の街並みをバックに主題歌が流れ、香港警察への敬意が英文で表示されるなど、豪華な作りとなっている。

ストーリーの流れも冒頭のシーンで香港(英語)版は麻薬取引の場所と作戦会議の回想シーンを合わせたところからだが、日本版ではチェン刑事が特殊訓練を終えて犯罪捜査班に配属のさい、チョウ部長に挨拶するシーンからはじまり、その後同僚・キム刑事の誕生祝いのシーンを経て夜の作戦会議、当日の現場張り込みとなる。日本版の中盤、事件から外され地方分署勤務となったチェン刑事が情報屋からの電話を皮切りに多数の通報電話にてんてこ舞いするシーンが香港(英語)版ではほとんどカットされている。クライマックスでもチェン刑事が仇役チュウを袋叩きにした後更に殴りかかろうとして制止されるシーンで終わっているが、日本版ではその後も展開が続き、デパートの外でチュウ一味がそれぞれパトカー(や救急車)に乗せられるところでエンドロールとなる。またエンドロールに流れるNGシーンも香港公開版と日本版では違うものが扱われている。

ソフト[編集]

日本公開版はポニーキャニオンからVHSとLDで発売されていたがいずれも絶版。専門チャンネルなどで放映される場合はポニー版の映像が使われていたが、2007年9月にムービープラスで放送されたのは香港版であった。

DVDは初期はパイオニアLDC(香港メガスター盤をパッケージのみ変更して発売)、その後ジェネオンユニバーサルから発売された(香港フォーチュンスター社によるリマスター版に日本語字幕・吹き替えをつけたもの)。クオリティは後者の方が高いが、いずれも香港公開版が元となっているため、日本公開版ではない。

また、後に同仕様のものがパラマウントから再発売された後、2012年には、さらに日本語吹き替えを追加・新録し、新たな映像特典を加えたアルティメット・エディションがBDにて発売された(後にDVDも「完全日本語吹き替え版」として香港公開版が発売)。 アルティメット・エディションには香港公開版の本編とは別に映像特典としてではあるが、長らく再ソフト化されてなかった上記の日本公開版を可能な限り再現した本編が日本語吹き替え付きで収録されている(字幕版はHD映像、吹き替え版はSD映像。吹き替えは一部BGMがフジテレビ版準拠)。

日本語吹き替え[編集]

台詞音源は、当時の香港映画の方式である「声優による吹き替え」となっており、出演者たちの肉声によるオリジナル音源というものは存在せず、広東語や北京語、英語など様々な言語バージョンが制作されている。また、英語版は香港版の本編から更に細かい場面をカットしており、BGMも変更されている。フジテレビで放送したものは英語版をもとに吹き替えが作られたものなので、当然劇場公開版とはBGMが異なっている(テレビ朝日で放送したものは日本公開版がもとになっていた)。

よって、これまで香港版の本編にフジテレビの製作した吹き替えを収録しているDVDは日本語吹き替えで見る場合、一つの場面で矢継ぎ早に何度も日本語と広東語が切り替わる部分があり、さらにBGMも突然変わってしまうためかなり見づらくなっており、日本版DVDが抱える問題点のひとつであったが、前述の通り現在パラマウントから発売されているDVD/BDは、香港公開版をベースにフジテレビ版の声優の追加収録と新規キャストで新録した2種類の日本語吹き替えが収録され、いずれも全編字幕切り替えなしで日本語吹き替えが視聴できるバージョンとなっている。

シリーズ[編集]

本作は大ヒットにより、下記のとおりシリーズ化されている。【】は原題。

スピンオフ作品
  • プロジェクトS【超級計劃】(1993)…『ポリス・ストーリー3』でミシェール・ヨーが演じていたヤン刑事を主人公としたアクション映画。ジャッキーはカクー刑事役でカメオ出演。
別シリーズ

その他[編集]

主題歌は、香港警察の活動を紹介する香港電台製作の番組「警訊(ポリスレポート)」に使用された。

脚注[編集]

  1. ^ ジャッキーの自伝『I AM JACKIE CHAN―僕はジャッキー・チェン 初めて語られる香港帝王の素顔(西間木洋子・訳 近代映画社・刊) 』でも、ジャッキー自身が引用と明言している。
  2. ^ 同じく『I AM JACKIE CHAN―僕はジャッキー・チェン 初めて語られる香港帝王の素顔(西間木洋子・訳 近代映画社・刊) 』
  3. ^ テレビ放送(テレビ東京『木曜洋画劇場』他)における役名クレジットでは「ウォン警部」となっている。

外部リンク[編集]