ポケベル打ち
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ポケベル打ち(ぽけべるうち)は携帯電話端末への文字入力方法の一種である。「ベル打ち」など俗称も多いが、正式なマニュアルなどでは「2タッチ入力」や「ポケベル入力」と記されることが多い。
多くの文字数を、通常のかな入力に比べ少ないキー操作で入力できる特徴がある。
目次 |
[編集] 概要
かな・英文字表示可能なポケットベルへ電話機からメッセージを送る際、かな・英文字1文字を送信するため2つの数字の組み合わせで打ち込む方式が国内で多く採用されていた。この文字入力方法をそのまま携帯電話端末で行えるようにしたのが「ポケベル入力」「2キー入力」「2タッチ入力」と表記されるモードであり、このモードで文字入力することを「ポケベル打ち」と言う。
携帯電話端末の通常のかな入力方法では、1文字を入力するのに1~5回のキー操作が必要であるのに比べ、必ず2回のキー操作で入力できることが特徴である。
パソコンでローマ字入力に慣れたユーザーにとってはかえって使いやすいとの意見もある。
[編集] 操作方法
子音(あかさたなはまやらわ)を選択後、母音(あいうえお)を12345のうちから選択し入力する。
例えば「お」と入力する際、かな入力では「11111」と押して「あ、い、う、え、お」を辿る必要があるが、ポケベル打ちの場合「"あ"キー(1)を5回押す」、もしくは「"あ"行(1)の5番目」という意味の「15」と入力する。(同じように、「けいたい」と入力したい場合、「24(け), 12(い), 41(た), 12(い)」と打つ。)
このため、多くの単語を少ない入力数で入力できる。但し、文字と数字との対応パターンを記憶しておく必要があるなど、一定の慣れも必要である。
[編集] 現状
ポケットベルにて、かな・英文字メッセージを多用していた人にとっては、文字と数字との対応パターンをあらかじめ記憶しているため、一定のキー操作で入力できるメリットが高い。
主にシャープ、東芝、三洋電機、NEC、パナソニック製携帯電話端末で採用されており、設定の変更で切り替えられる。かつては三菱電機、富士通、ソニー製携帯電話端末にも採用されていた。しかし、三菱電機と富士通の端末のうち、NTTドコモのFOMA、D905iとF905iでは復活している。
最近では、auの2006年夏モデル以降のCASIO、日立製作所、京セラ端末にも搭載されるようになった。

