ポインティング・スティック

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キーボード中央に配置されたポインティング・スティック

ポインティング・スティック (pointing stick) とはノートパソコンに採用されているポインティングデバイスのひとつ。

目次

[編集] 概要

宇宙空間においてコンピュータを操作するにあたり、無重量状態の空間では扱いにくいマウスに代わるポインティングデバイスをアメリカ航空宇宙局 (NASA) が要望し、それに応える形で開発されたものであるというドラマティックな説もある。しかし、実際にはポインティング・スティックを初めて搭載した製品は、1992年10月に米欧日で発表されたThinkPad 700Cである。モバイルコンピュータとして机の上でだけ使うとは限らないThinkPadに、マウスを使えない環境でもポインティング操作を可能にする機能が必要とされポインティングスティックが採用された。

ポインティング・スティックの形状は、短い棒状のボタンである。多くはキーボード、また一部機種ではパームレストのそれぞれ中央部分に設置されており、これをで力を加えることにより画面上のマウスポインタを操作する。設置面積が少なくて済むことから、筐体を小型化しモバイルに特化したミニノートなど、パームレスト部分がせまくタッチパッドを搭載できない機種にも適している。

ポインティング・スティックの利点として、タイピング時のホームポジションを崩さずにポインタ操作と文字入力とを行うことができること、常に一回の操作でマウスポインタを画面上のあらゆる場所に移動できることが挙げられる。一方、マウスやタッチパッドに比べて曲線を描くような細かいポインタの移動は困難で、手書きによる入力など、複雑な操作は苦手とする。また、マウスの操作にやっと慣れた初心者にとってはその扱い自体が難しいという意見もある。

慣れるためには、マウスとの違いをある程度意識して操作する必要がある。マウスはボールを投げるようにして目的地へカーソルを動かす(早く動かすと遠くへ移動する)のに対して、ポインティングスティックでは、あたかも目的地へドライブするようにカーソルの動きを注視しながら操作する必要がある(圧力センサーの種類によっては、圧力を強めると速く移動する)。また、動きを注視するため「軌跡あり」の設定をするとカーソルの行き先が見やすくなる。

[編集] 製品

ポインティング・スティックとタッチパッドを併設した製品

ポインティング・スティックはメーカーによりその呼称が異なる。一例を以下に示す。

ポインティング・スティックは過去、多くのノートパソコンに採用されていたが、筐体の薄型化やコストダウンにおいてより有利なタッチパッドが多く採用されるようになった。現在はThinkPadシリーズや、富士通やソニーのモバイル向け製品、一部の法人向け製品に限り採用されている。

[編集] 関連項目

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