ボーディングスクール

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ボーディングスクール(Boarding School)とは欧米における寄宿制中等教育機関のこと。

目次

概要 [編集]

ボーディングスクールに在籍した卒業生の多くが、オックスフォード大学ケンブリッジ大学への著名な高等教育機関へ進学していることから、知識階級養成の教育と直結して考えられがちである。イギリスパブリックスクールが、ボーディングスクールの典型である。

boarding とは、本来は「寄宿、下宿生活」のことで、寄宿学校が原義。両親の家を離れての団体生活の中で心身ともに鍛えられ、学業のみならず、生活指導もなされることで、規則と自分に対する克己の素養が育まれるという。

イギリスの寄宿教育は19世紀末にドイツに影響を与え、ヘルマン・リーツが田園教育舎と呼ばれる数多くの寄宿製学校を設立した。第二次大戦後、ソ連軍によりその多くは廃校に追い込まれたが、オーデンヴァルトシューレスイスエコール・ド・ユマニテなどは現在も存続している。

こうした実践を範とした学校がアメリカ合衆国オーストラリアなどにもいくつかある。中でも伝統と実績のある世界各地の学校が、共通の教育理念で連帯したものに、クルト・ハーンがその設立を推進した「ラウンドスクエア」と呼ばれる団体がある。盟主となるイギリスのゴードン・ストウン校の建物が、ローマ風の円形競技場と四角い建物からなるのにちなんだもの。

同じ寄宿学校でもフィニッシングスクールは、良家の女子が社交界デビューに備える行儀作法のための学校で、これとは区別しなくてはならない。

ボーディングスクールは、王侯貴族が通う中等教育機関でもあり、スウェーデン王室のプリンスたちが卒業名簿に記載されるスウェーデンの「Lundsbergs skola」、ベルギー王室ルクセンブルク公国モナコ公国のプリンスたちが卒業名簿に記載されるスイスの「ル・ロゼ校」、イギリス王室のプリンスたちが卒業名簿に記載されるイギリスのイートン校などがある。

スイス [編集]

ボーディングスクール(中等教育機関)としての歴史や伝統はイギリスやアメリカに見劣りするところもあるが、イギリスやアメリカのものは生徒も先生も現地中心でナショナルスクール(民族学校)の色彩が強く、世界各地から生徒が集まる国際性という意味ではスイスのボーディングスクールが最も国際的知名度が高いといえる。後発でもあり、イギリス式、アメリカ式、あるいは双方をミックスして取り入れている学校等多彩な選択肢があるのも特長といえる。(イギリスにはイギリス式、アメリカにはアメリカ式しか無く、選択肢が限られる。)以下、設立年が古いものからリストアップ。

イギリス [編集]

アメリカ合衆国 [編集]

アメリカ合衆国の上流階級子弟の多くは、親元を離れてボーディングスクールで学ぶ傾向にある。学内の敷地は広大であり、議論を中心とした少人数制の授業が行われている。卒業生の大半が、一流大学へ進学する。アメリカ合衆国のボーディングスクールは、将来、アメリカ合衆国の政治経済を牽引する知識階級養成校の様相を呈している。

また、無理なく将来におけるアメリカ政財界の人脈を構築することができる環境にあることから、外国(特に新興国)からも政界・財界のトップクラスがその子をアメリカのボーディングスクールに留学させることが目立つようになっている。こうしたボーディングスクールのうち、設立が古く、特に権威のあるものは「ザ・テン・スクールズ」(The Ten Schools) と呼ばれている。

ザ・テン・スクールズ [編集]

他の有名校 [編集]

インディアン寄宿学校 [編集]

また、19世紀末から20世紀末まで、インディアン民族に対しては、すべて「インディアン寄宿学校」というインディアンのみを対象としたボーディングスクールへの入学が徹底強制され、民族浄化の手段に活用された。「カーライル・インディアン工業学校」はその第一号である。

カナダ [編集]

日本 [編集]

ヨルダン [編集]

現ヨルダン国王アブドゥッラー2世の要請により2007年秋に中東初めての男女共学のボーディングスクールが創られた。異文化同士、また違う社会層の人々が分かり合うことがより大切になった今、この学校は国王の母校である米国ディアフィールド・アカデミーなどエリート校にならい、全校生徒の約半数に奨学金を与えている。授業は主に英語で行うが、アラビア語は必修科目。

中国 [編集]

多数存在するようであるが詳細は不明。

韓国 [編集]

いくつか存在するようであるが詳細は不明。

関連項目 [編集]

外部リンク [編集]