ボンネット (帽子)

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ボンネットを買う女性たち(1822年フランス パリ

ボンネット (英語: bonnet)、ボネ (フランス語: bonnet) は、ヨーロッパの伝統的な帽子である。いくつかの種類の帽子がボンネットと呼ばれる。

婦人用ボンネット[編集]

婦人用のボンネットは、18世紀から19世紀にかけてよく使われた。元来は既婚者がかぶる。

柔らかい毛織物でできた帽子で、の下でバルブ(紐)を結んで留める。頭頂部から後頭部を覆って、ひたいは露出させる。つばはないが、フロントブリム(前つば)がついている。

現代ではロリータファッションでかぶられることがある。

男性用ボンネット[編集]

スコットランドでは、ボンネットはさまざまな種類の男性用帽子を意味する。現代フランスでも、ある種の男性用帽子がボンネットと呼ばれる。

乳幼児用ボンネット[編集]

現代では、かつての婦人用ボンネットのように顎の下で紐を結ぶボンネットが乳幼児向けに使われる。「ベビーボンネット」という名称で呼ばれることもある。

ベビードレスとセットに使われることもあり、お宮参りなとで赤ん坊にベビードレスを着せてボンネットをかぶせ、おくるみにくるまれた姿を目にすることもある。[1] また、パジャマとして使われることもあり、寝るときにはベビーウェアまたはベビードレスとセットで頭にかぶせ、ベッド揺り籠布団クーハンに寝かせつけることもある。

実写映画ポパイ』でも使用されたこともあり、ポパイとオリーブが捨て子の赤ん坊スウィーピーと初めて対面するシーンでは、ふたが閉まったバスケット[2]に寝かされていた赤ん坊スウィーピーの格好はベビードレスにベビーボンネットでおくるみにくるまれ、ベビードレスの胸元にピンセット手紙がつけられていた姿だった。[3]

以前、絵本イラスト挿絵などでもベビーボンネットをかぶった赤ん坊のが見受けられたが、近年ではその赤ん坊の絵があまり見かけなくなってきている。

脚註[編集]

  1. ^ ベビードレスだけでなく、ベビーシューズベビーミトンもセットにふくまれることもある。
  2. ^ 劇中ではバスケットと言っているが、実際はクーハンである。
  3. ^ 他にもクッション哺乳瓶がらがらも入っていた。