ボンエルフ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

ボンエルフ(woonerf)とは、生活道路において、車道を蛇行させるなどして自動車速度を下げさせ、歩行者との共存を図ろうとする道路のこと。1970年代のオランダの都市デルフトがその始まりとされる。ボンエルフはオランダ語で「生活の庭」を意味し、オランダでは短くErfと呼ばれることも多い。

ボンエルフの目的は住宅地における人と車の共存である。1960年代後半、ブキャナンレポートなどにより、都市計画に「歩車分離」の概念が浸透したが、歩行者専用道路の設置には費用及び地形上において制限が存在した。ボンエルフは自動車の速度制限を行うことで、費用及び地形上の制限を軽減し、歩行者の安全という目的を果たすことを意図している。

ボンエルフの施されている区間ではスピードがでないように意図的なカーブの配置や、路上駐車スペースとハンプの設置がなされている。これらは、ドライバーに「運転しづらさ」を認識させることで、速度制限を行わせるものである。設定速度は15km/hが目安となっている。

日本において、ボンエルフの概念はコミュニティ道路に組み込まれている。

関連項目[編集]