ボレロ (ダンス・音楽)

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ボレロ・ダンサー(ロートレック画、1895年)

ボレロ(bolero)はスペイン起源のダンスまたは音楽18世紀末に始まったもので、1780年頃に舞踊家セバスティアーノ・カレッソ(Sebastiano Carezo)が創作したともいう。3拍子で、元来はカスタネットギターリズムをつけ、1人またはペアで踊るダンスだった。19世紀になるとヨーロッパ全体に広まった。

舞曲[編集]

19世紀には舞曲としても作られ、初期のものとしてはウェーバーの劇音楽「プレチオーザ」の中の舞曲や、ショパンピアノ曲ボレロ (ショパン)参照)などが知られる。しかし現在ボレロの名で飛び抜けて有名なのは、20世紀になって書かれたラヴェルボレロである。

アメリカ大陸のボレロ[編集]

ボレロは形を変えながらアメリカ大陸にも広まり、ラテン音楽の源流にもなった。

まずキューバで19世紀に2拍子のダンスとなり、ソン(いわゆるルンバの元となった)にも影響を与えた。ボレロ自体はキューバでは廃れたが、メキシコへと広まった。メキシコでは19世紀末からポピュラーになり、さらにこれが1950年代にはラテンアメリカ全体に広まった。演奏に、ドラムズ、電子楽器を使わず、コンガ、生楽器を使うのが特徴。ボレロ歌手ではホセ・フェリシアーノイーディ・ゴーメが有名。

アメリカ合衆国では社交ダンスの種目としてのボレロに人気がある。これはルンバのパターンとワルツフォックストロットの性格が結びついたもので、4拍子の、ラテンの中では最もゆっくりしたリズムのものである。

日本の事例[編集]

ドラマ水戸黄門の主題歌、「ああ人生に涙あり」は当初は演歌調のメロディにする予定だったが、作曲者の木下忠司が「軍歌みたいで嫌だ」といったため、ボレロ調のメロディとなった。またこの主題歌には、作詞家 山上路夫もその存在を忘れていたと言う「4番目」の歌詞が存在する。通称幻の4番。詳しくは水戸黄門 (パナソニック ドラマシアター)を参照。
その他、日高富明の「愛に向かって走れ」、THE ALFEEの「GATE OF HEAVEN」「明日の鐘」、さだまさしの「風に立つライオン」でもボレロが用いられている。