ボリス・ブラッハー
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ボリス・ブラッハー(Boris Blacher, 1903年1月19日(旧暦1月6日) - 1975年1月30日)は、ドイツの現代音楽の作曲家。息子にはヴァイオリニストのコーリャ・ブラッハー(1963年 - )が、娘には女優のタチアナ・ブラッハー(1956年 - )がいる。
父親はエストニア出身のバルト・ドイツ人。中国の満州(現在の中国東北部)の牛荘(現在の営口)に生まれる。1919年にハルビンへ移り、1922年に学校を卒業するとベルリンへ渡り、数学と建築を学んだ後、作曲家へ転じた。
「パガニーニの主題による変奏曲」ではジャズ風な新古典主義の枠内であったが、やがて前衛の時代以後は「可変拍子」と呼ばれる独自のリズム技法を世に問う。システマティックに拍子が変わるという点は、バルトークのメトリックからの応用であったが、トータル・セリエリズムの台頭とともに完全に駆逐されてしまい、表舞台から姿を消す。
その後も、前衛の時代から生まれるイディオムにはオープンな姿勢を見せ、意味のないリブレットで作曲される「抽象オペラ第1番」や、ハ長調の音階を皮肉った冒頭が印象的な「24の前奏曲」など、創作は晩年まで続けている。
現在では石井眞木、甲斐説宗、吉崎清富、クラウス・フーバー、ユン・イサン、ヘルベルト・ケーゲル、カレヴィ・アホ、ギーゼラー・クレーベ、アリベルト・ライマン、ゴットフリート・フォン・アイネム、ルドルフ・ケテルボーン、パウル・グタマ・スギヨ、などの師として記憶されることが多い。
著書に「作曲家と演奏家のための対位法」ほか。
文献 [編集]
- Heribert Henrich, Thomas Eickhoff: Boris Blacher. Hofheim, 2003. ISBN 3-936000-20-4
- Heribert Henrich u. a.: Boris Blacher 1903–1975. Dokumente zu Leben und Werk. Berlin 1993, ISBN 3-89487-171-7
- Jürgen Hunkemöller: Boris Blacher, der Jazz-Komponist. Frankfurt/M. 1998, ISBN 3-631-31925-8
- Stephan Mösch: Der gebrauchte Text. Studien zu den Libretti Boris Blachers. Stuttgart, Weimar 2002, ISBN 3-476-45305-7
- Hannes Reinhardt (Hg.): Das Selbstportrait. Hamburg 1967; darin: Boris Blacher Ein Selbstportrait, S. 15-31.
- Hanns Heinz Stuckenschmidt: Boris Blacher. Berlin 1985, ISBN 3-7931-1391-4