ボスニア・ヘルツェゴビナ連邦の国旗

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ボスニア・ヘルツェゴビナ連邦の国旗
ボスニア・ヘルツェゴビナ連邦の国旗
用途及び属性 現在使われていない歴史的な旗?
縦横比 3:5
制定日 1996年11月5日
使用色
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ボスニア・ヘルツェゴビナ連邦国旗は、白地の左側に赤、右側に緑、中心部に国章を配置した国旗。左側の赤と国章右上の赤白のチェックシャホヴニツァ)がクロアチア人、右側の緑と国章左上のユリの花(フルール・ド・リス)がボシュニャク人のシンボルである。

国内でセルビア人が少数派のため、この国旗・国章の意匠にはセルビア人のシンボルが存在しない。逆にセルビア人が多数を占めるスルプスカ共和国国旗・国章には、セルビア人以外のシンボルは存在しない。

国旗は1996年11月5日に正式に採用された。しかし、2006年3月31日、ボスニア・ヘルツェゴビナ憲法裁判所は、ボスニアとクロアチアの紋章を(独占的に)表示することは、セルビア人や連邦の他の住民に対して、国家や民族の理由で差別的であるとして、この旗は違憲であると判決を下した。これにより2007年6月14日以降、連邦の紋章と同様に国旗は廃止され、ボスニア・ヘルツェゴビナ中央政府の国旗と紋章が暫定的に使用されている。


関連項目[編集]