ボクと魔王

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

ボクと魔王』(ボクとまおう)は、2001年3月15日、にソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)より発売されたPlayStation 2専用RPG。開発はツェナワークス。PlayStation 2 the Best版は2002年8月1日発売。

目次

概要 [編集]

人形劇のような独特の雰囲気を持ったファンタジーRPGで、プレイステーション2最初期の作品。

前半はストーリーやキャラクター、世界観共に非常にコミカルに描かれ、軽快な音楽も相まって軽い調子で物語が進んでいくが、物語が進むにつれて陰鬱で暗い展開に変わり始め、クライマックスは非常に重いテーマをもって描かれる。

PS2最初期の作品でありながら、フィールドや建造物、キャラクターは非常に美麗な3DCGで描かれている。シンボルエンカウントでモンスター(作中では「オバケ」と呼ばれる)との戦闘に突入し、戦闘はシンプルなアクティブタイムバトルで進行する。

『Okage: Shadow King』というタイトルで海外版も発売されている。

あらすじ [編集]


注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。


すべての人間が等しく「分類」された世界の、とある王国の田舎村テネルに、気が弱く影の薄い少年がいた。あるサーカスが来た日の夜、彼の妹がオバケに襲われる。呪いにかかった妹を救うため、父親は怪しげな壷を開ける。ところが中から出現したのは、大魔王の後継者を名乗る魔王スタンだった。 

妹を救う代償として影を乗っ取られ、下僕になるよう命じられた少年。しかしスタンは復活したての為、少年の影としてしか行動できない。魔王としての威圧感はゼロ。そんなスタンの許に、王国には7人の魔王がいるとの情報が入る。自分がイマイチなのはニセ者のせいに違いないと決めつけたスタンは、主人公を連れてニセ魔王退治の旅に出ることにした。

年上の女勇者や、中年の怪しい博士、さらには王国の王女まで、様々な人物と出会い、仲間を増やしながら、スタンと少年はニセ魔王を倒していく。しかし、旅を進めるうちに、少年は世界と自分に隠された大きな秘密に巻き込まれていく。

登場キャラクター [編集]

プレイヤーキャラクター [編集]

ルカ
本作の主人公。やたらと影が薄い少年。16歳。赤い髪に緑の瞳の持ち主。
「ルカ」と言うのはデフォルトの名前で、プレイヤーが自由に変更可能。時々入る音声のナレーションでは名前ではなく「少年」と呼ばれる。
会話イベントにてプレイヤーが選択肢を選んで発言する以外に台詞は一切なく、表情や動きのみで感情を表現する。
「パビリオンの呪い(会話中、一文字ごとにパ行の文字がつく奇妙な呪い)」にかかった妹を救う為に、彼の父親が壷を開けたことでスタンと出会う。その後、妹の呪いを解くことと引き換えにスタンに影を乗っ取られた結果、家族に見送られ、成り行きで世界征服兼ニセ魔王退治の旅に出ることとなった。
あまりにも影が薄いため、今までの人生は恵まれたものではなかったらしい。優しい反面、非常に控えめで気が弱く、よく困惑した表情を見せるが、会話イベントにおける選択肢には、自己主張の激しい台詞や、気弱とは思えない選択肢がある。
作中で彼と喧嘩したり彼を嫌ったりする人間は非常に少なく、特にマルレインやロザリーなど、複数の女性から好意的に見られ、スタンとも最終的に深い絆で結ばれている。
非常に小柄で細身で、魔界の影評論家やスタンの言動によると、ルカの母やロザリーよりもスタイルがいいらしい。
世界中のどんな人も持っているはずの「分類」を彼だけがなぜか持っていない。
主人公のため戦闘には必ず参加しなければならず、また彼が戦闘不能になると他の仲間が行動可能でもゲームオーバーになる。
専用武器は剣(初期のみ拾った枝)、防具は「服」。分類を持たないのと同様、分類色(属性)は「透明」で、即ち弱点も得意属性もない。攻撃時は枝でも剣でも、滅茶苦茶に振り回すように行う。彼のみが使える独自の技「オーバードライブ」を持ち、さらに単体の回復の技も使うこともできる。
スタンリーハイハットトリニダード14世
強大な力を持っていたが300年前に「大勇者ホプキンス」に倒された、「大魔王ゴーマ」の自称生まれ変わり。本名はあまりにも長いため、本人すらも間違えることがあるらしく、略して「スタン」と呼ぶ。
魔王としての本来の姿は金髪の大柄な男性だが、ルカの影に乗り移った状態では、ペラペラの黒い紙のような姿になる。
300年間壺の中に封印されていたが、その壷をルカの父に拾われて開けられたことで復活、再び世界征服をたくらむ。
長きに渡る封印のせいですっかり力が衰えており、誰かの影に乗り移らないと行動できない為、アニーにかかった呪いを解く代わりに自分に最適な影を提供するという取引をルカの父と交わす。結果、ルカの影に乗り移り、彼を従えて世界征服の旅へ出ることになった。
性格は傲慢不遜で意地悪だが、自分の存在をルカの芸だと言う村人の発言に傷つき、ロザリーと口喧嘩をする所、人間くさい所がある。
本人は独自の人間観を持っており、物語内のセリフの端々で人間を下に見ていることが伺える。また、ルカのことを子分と呼び何かとこき使っているが、彼がいないとこの世に存在することができないため、やさしい言葉をかけることもあり、最終的には単なる主従を越えた強い絆で結ばれていた。
ルカを「子分」「下僕」等、ビックブルを「頭の弱そうな筋肉ダルマ」、キスリングを「呆れるほど人の話を聞かないエセ変人学者」と見下した言葉を言うことが多い。
スタンの力にかかわった者の影は蛍光ピンクになってしまう(スタンがその人物に影響を与えた印であるらしい)。ルカは例外的に影が変化しなかった。
戦闘時にはスタンはかなり特殊な形で攻撃を行う。基本的にはコマンドで操作できないキャラであり、通常は戦闘に参加しないが、たびたび戦闘前にルカに対し問答を仕掛けてくることがあり、これにうまく答えることで強力な先制攻撃(フライング魔王)をしてくれる。ほかにも、ルカのHPが一定以下になると反撃を行ってくれたり(バーニング魔王・序盤限定)、ルカが一定回数以上の攻撃を受けるとカウンターを行ってくれたり(スマッシュ魔王)と、ルカのピンチを助ける意味合いで攻撃をする(これらの攻撃は全て属性が赤なので、自身の分類色も赤と思われる。)。また、後半になってとあるアイテムを手に入れると、ルカのHPを大量に消費する代わりに、非常に強力な威力の全体攻撃を使えるようになる。
ロザリー
金髪金瞳の女勇者。22歳。後述のスタンとの因縁により、影が蛍光ピンクになっており、それを隠すために日傘を常に携帯している。
勇者大学を卒業した元エリートであり、蛍光ピンクの影が原因で現在は落ちぶれてはいるものの、日傘を持ったままでも高い戦闘能力を発揮することや、パーティーを上手く纏め上げてリードしている所などに、その高い実力が垣間見える。
しっかり者だが、煽てやお世辞に弱く、調子に乗りやすい性格でもある。また、事在る毎にスタンと口喧嘩を繰り広げており、仕舞いには宿主であるルカごと殺そうとする事もあるほど。もっとも冒険に関しては全くの素人であったルカのことは人一倍気にかけており、姉弟のような絆で結ばれているほか、選択肢の答え方によっては恋人のような仲になることもある。
ナルシストで、顔やスタイルには自信を持っているが、スタンには喧嘩のたびに馬鹿にされるほか、3年前の事件の際にもスタイルに関して悪口を言われるなど、評価されていない。序盤でルカのほうがいいとまで言われた際にはショックを受けていた。
3年前に壷に入ったスタンと遭遇しており、その一件が影響して影が蛍光ピンクに染まっている。これが原因で勇者連盟や勇者大学、民衆からの信用を失い、お笑い勇者扱いされてエリートコースから転落してしまった。影を元に戻す為にスタンを探し回って、スタンに影を乗っ取られたルカと出会った。だが力の弱ったスタンでは影を戻せないため、ニセ魔王を倒して彼に力を取り戻させるために、彼らに同行している。
スタンのことを「ペラペラ魔王」と言って嫌っている。。
専用武器は「レイピア」、防具は「鎧」。分類色(属性)は青(氷)。前述の理由でいかなる時も日傘を手放さず、片手のみで攻撃を繰り出す。魔法などの特殊能力に関しては比較的貧弱だが、物理攻撃に関してはパーティー中トップクラスであり、すばやさも高い。
グッテン・キスリング
自称「オバケ研究の世界的権威」サイエンティスト。45歳。白衣を常に着用している。髪と髭は真っ白で、爆発したような形をしている。
謎やオバケに取り憑かれており、基本的にオバケのことしか頭にない。常に歯を剥き出しにして笑っており、風貌、言動や行動も珍妙そのもので、スタンさえも彼を制御できないことすらある。だが年齢相応の冷静さと聡明さは持ち合わせている。
つかみ所のなさと胡散臭さから、ロザリーをはじめとしてパーティーの面々からはその地位を信用されていない。しかし、その方面では高名であるらしく、たびたび彼の名前が役に立つことがある。
ルカと同行していたロザリーと出会い、彼女についていけば色んなオバケに遭えると勝手に予想し、一行の旅に勝手についてくることになる。
オバケの研究が目的の同行である為、物語の進行中ストーリーの核心部分には関わらず、学者という立場から、会話中の端々でその知識や分析力の鋭さを発揮する。
足の爪を切る事や、ポエムが趣味であり、なぜかルカの父とウマが合う。
専用武器は様々な「本」、防具は「白衣」。分類色(属性)は黄(雷)。物理的な攻撃力はほぼ皆無な上、防御力も乏しいが、多くの攻撃魔法を使いこなす。
ベーロンが倒され、分類の力が無くなった世界をキスリングは「広く世界全体を感じる」ととらえていた。
ビッグブル
本名(リングネーム?)はビッグブル・ザ・ブルドーザー。「巨牛魔王」と呼ばれるニセ魔王の一人。自身の年齢は忘れた。
牛の角と鼻、尻尾を持つ牛男。低身長だが筋骨隆々としており、タンクトップのような薄着一枚である。語尾に「ッス」とつけて話す。
魔界からやって来たニセ魔王としてルカ達に勝負を挑むも倒され、その後スタンの心意気に惚れ込み仲間として旅に同行。ルカを「駆け出し」、スタンを「兄貴」、ロザリーを「姐さん」、キスリングを「先生」、マルレインを「組長」、リンダは「リンダちゃん」、エプロスの事は「ダンナ」と呼んでいる。
汗と筋肉を愛する力自慢の燃える男で、猪突猛進な思い込みの激しいタイプ。正々堂々勝負を申し込み、その場でいきなり襲わずダンジョンでフェアに闘おうという魔王らしからぬ魔王。夢は筋肉マン養成所を創設し、筋肉のパラダイスを作ることらしい。
武器は持たず、攻撃は徒手空拳。分類(属性)は赤(炎)。攻撃魔法などに関してはほとんど何も使えないが、見た目どおり物理攻撃は強力。熱い性格をしているだけあり、攻撃力を上げるなどの技を使うことができる。すばやさは低い。
リンダ
スタンを師と仰ぐ魔族の女の子。「アイドル魔王」と呼ばれるニセ魔王の一人。年齢は不明。
ビッグブルと違い、頭に角が生えている以外には人間と外見上の違いはない。
性格は、純真で一途な面もあるが、腹黒くて毒舌。
初登場時はニセ魔王としてのこれといった活動はせず、アイドルを目指して路上でひたすらライブをしていた。歌唱力は無く、誰一人寄り付かなかったが、ルカ(スタン)にレッスンを受けたことで徐々に才能を開花させ、物語中盤には魔王として目覚め、その歌に洗脳の力を宿らせて一つの街の人間をほとんどファンにしてしまう程の実力者となる。最後はルカ達に『最後の試練』と称し勝負を申し込むが負けて、至らぬ自分を磨く為パーティーに加わり、以降は仲間として同行する。
レッスンを受けている間はルカに気があるような素振りをしていたが、それらしい感情は全く抱いていなかった。このように移り気で軽い性格で、最終的にはエプロスを慕う事に落ち着く。言動は独特で「グリグリモグモグ」等の独特の造語も持つ。
ちなみに、彼女が街を丸々ひとつ洗脳するイベントでは「萌え」という単語があらわれ、イベントにて流れる曲の題名すら「Moe-Moe」である。
専用武器は「マイク」、防具は「ドレス」。分類(属性)は青(補助)。攻撃に関しては魔法も物理もそれほど優れてはおらず、ステータス上昇や回復などを主とする。全体回復の技を覚える唯一の仲間である。
エプロス
ヘアセットと派手なメイクを施したマジシャンの男性。「幻影魔王」と呼ばれるニセ魔王の一人。年齢は不明。一部に顔が広い。
魔力の探求に夢中になったゆえ知識は世界の裏事情に精通しており、常に冷静に先を見据えている。自ら率先して世界の流れに逆らおうとはしなかった。移動は空中浮遊。
ルカ一行には何らかの期待をかけており、彼らを誘い出した後わざと敗北して、魔力をスタンに明け渡し仲間となった。ルナたちを「目的がばらばらの行き会いの集団」と語っている。
仲間にはいった目的は自らが知りたいことを知るため。
専用武器はトランプの「カード」、防具は「タキシード」。分類(属性)は黄(妨害)。魔力(この場合、戦闘で使う魔力とは異なる)があると物理攻撃をその名の如く無効化する力を駆使する。
終盤になってから仲間になるが、初期のレベルはかなり高く特殊な技を大量に覚える。

その他の重要キャラクター [編集]

マルレイン
美しき王女様。赤を基調としたドレスを着ている。
ワガママで気が強い上に世間知らずだが、ルカの母のために苦心するなど、健気な一面も持つ。
ニセ魔王の1人に囚われていたところを、ルカ達に救出される。途中スタンが彼女を洗脳するという計画を立て、洗脳術をかける為にルカを無理矢理抱きつかせたが、彼女にはある理由で効かなかった。
これを境に彼女はルカを意識し始め、ルカに「責任を取れ」と言ってベーロンの元を離れてルカの家にやって来る。ルカを召使いとすると宣言し、旅に同行する事に。
気弱なルカに対しても高圧的に接するが、内面は典型的なツンデレであり、物語が進むにつれてルカに恋心を抱くようになり、ルカもまた彼女を想うようになっていく。
王女であると皆に認識されてはいるものの、彼女以外の王族や、王都の様子、国全体の確かな構造を把握しているものはいない。
正体はベーロンの実子。
旅の同行はするが、戦闘には加わらない。
ベーロン
マルレインの侍従長。マルレインと2人だけで世界中を旅している。
非常に紳士的で落ち着いた物腰の持ち主で、どんな者に対しても礼儀正しいが、王女に害を加えるものは敵視する。彼女に絶対の忠誠を誓い、いつも従順に彼女の側に付いている。
序盤では彼女の事以外にも何か得体の知れないことを常に考え続けている節があり、幾度もルカのことを気にするように見つめてくるが、中盤に王女が家出し、行方知れずになってからは、姿を見せなくなる。(物語を進めていくとまたでる)
正体はニセ魔王を作り操る黒幕で、マルレインの親。目的はマルレインが永遠に過ごすための世界から切り離して別の世界を作り、邪魔となる者達を世界から排除していた。ルカたちを倒すためスタンとロザリーを同士討ちにさせる「大魔王の力」と「大勇者の力」を与えたが、ルカがマルレインのボイスレコーダーで2人は正気に戻されて、最後の力でルカ達に挑む。
倒され後、分類の力は消えて、開かれた世界でマルレインを探しに行く。
ジェームス
スタンの執事。立派な双角を生やした燕尾服の魔族。特技はスタン限定の太鼓持ち。
いつでも、スタンに呼ばれればどこからともなく現れ、大して役に立たずに適当な弁を並べて煙に巻いた後、去ってゆく。
表向きは主人であるスタンへの忠誠を誓っているように振舞っているが、実際は他の私事を優先させることが多く、主人のスタンがいるルカ達の旅にも同行しない。
だが、「闇のサンタさん」を名乗ってルカにアイテムをプレゼントし、能力底上げ効果のある薬を調合し渡す。
また、主人に最適な影を提供するために、人の影を見てその人物の詳細なデータを調べることができ、彼によると、ロザリーやルカの母親よりルカのほうが良いらしい。
紳士的な態度ではあるがその実かなり好色な人物であり、初登場時はルカの家で彼の母を口説くなど、気がつくとそこらの女性を口説いていることが多い。
自称「執事暗黒拳」という伝説の拳法を会得しているが、作中でそれと確認出来る技は「理不尽執事不動拳」の1つだけであり、ベーロンの扉を壊した。

ニセ魔王 [編集]

現役 [編集]

ビックブル、リンダ、エプロス
詳しくは#プレイヤーキャラクターを参照。
下水道魔王
マドリルの下水道に居る、最初に戦う事になり、唯一ダンジョンの奥ではなく入口で戦うことになる太ったネズミの外見をしたニセ魔王。
スタンに負けた際には魔力を取られ、かなり小さくなった。
ルカ達に倒された後はブロックの元でサーカスの団員として働く事になる。
水泡魔王
リシェロの湖の水の遺跡に居る、鯰に手足を付けたような外見をしたニセ魔王。
初登場時は「へんなの」という名前で登場し、王女を攫ったことだけを伝え去っていく。実際はその場に倒れていた王女をさらい自身の威厳を保つために。
ルカ達に倒された後は心を入れ替え、水の遺跡の門番になることとなった。
会長魔王
帰らずの奈落の穴に居るニセ魔王。
黒幕商事の会長で、脂ぎった中年の男。勇者とオバケが癒着しているという噂を流し勇者を無力化させ、その後他のニセ魔王を同志討ちさせ、最終的に自分だけが世界征服を画策。
その作戦の一環としてマルレインに協力を求め、断れば彼女とルカに無実の噂を流すと脅し、それがはねつけられた後会長を辞任し力ずくで言うことを聞かせようと帰らずの奈落にルカたちを誘い込んで戦いを挑む。
戦闘は自分のHPを回復しつつ、相手に大ダメージを与える魔法「ティール」を多用する。
撃破後は世界征服を諦め、地道に高利貸しを続けると言い残し去って行った。その後は黒幕商事のイメージを一新させて新たな事業を立ち上げようとしていた。
吸血魔王
ハイランドに居る最後のニセ魔王。
性格は卑屈。他のニセ魔王のことは知らない。世界図書館には入ることはできない。
ユートピア回廊に繋がる橋を架ける権限を持つ。
初登場時は非常に威厳のある口調で話すが、ルカ達に倒されると魔王をやらなくていいことになったためフランクな口調となる。
実はベーロンの意図で魔力を減らされていた。
世界図書館に行かせる橋は出させるが、ルカ達に同行するのは断った。
各属性の最強の魔法を放ってくるが封印に対する耐性がない。

退役 [編集]

ブロック
擦れた雰囲気のある中年の男。サーカス団長という職業柄、少々奇抜な服装をしている。
物語の発端となった移動サーカスの団長(魔王マップをルカたちに渡したのもブロック)だが、団の移動時に毎回置いていかれるほど影が薄い。テネル村の公演の後は、草原にテントを立てている。
その正体はニセ魔王の一人「サーカス魔王」だったが、物語の開始時点で既に魔王を辞退している。
エプロスと同じく世界の秘密を知る一人だが、彼とは違い世の理不尽を割り切っている感があり、あるイベントではルカに重要な援助をしてくれる。

ルカの家族 [編集]

ルカの父親。テネル村役場課長。
スタンの封印された壷(彼曰く「人の運命を変える力を持つと言う『ポラックのツボ』にそっくりなツボ」)を拾ってきて、自作の魔法陣を使ってスタンの封印を解いた張本人。アニーの呪いを解くためにとルカにスタンの子分になることを強要したり、嫌々ながら世界征服の旅に出る羽目になったルカを無一文で旅に出したりと、非常に無責任な性格をしている。
役場では課長がいないと仕事がはかどると言われたり、彼からもらった名刺はとあるイベントでネタに使われている。キスリングとは初めて会ったときからウマが合うことを感じ取ったらしく、2人で部屋の中で怪しげな会話をしていた。
ルカの母親。
冒険家の家系に生まれたため昔は世界を旅していたらしく、ルカの父親とも旅先で出会ったという。
のんびりとした性格で、物腰が柔らかくおっとりとした口調で話し、非常に天然な性格をしている。
マルレインがルカの家に来た時に、ルカが王女に迫ったと聞くと「あんな気弱だった子が…」と言いながらルカを褒めたり、アニーに対してオンナの魅力をアピールする方法を常日頃言い聞かせたりと、恋愛や結婚といった面で非常にズレている。
また、マルレインには料理を教えたり、優しくしたりと何かと気にかけている。また、昔マルレインとよく似た人形を持っていたらしい。
アニー
ルカの妹。
サーカスに出かけた夜、オバケに襲われ「パビリオンの呪い」にかかる。その呪いを治すため父親がスタンの壺を開け、その結果ルカの旅が始まることから、父共々、今回の物語の発端となった人物でもある。
スタンによってその呪いは治ったものの、その副作用として影が蛍光ピンク色になってしまった。しかし、同じ目に会っているロザリーとは対照的に、そのピンク色の影を自分の魅力を上げるために利用できないかと画策している。
かなりの美少女らしく、テネルの村では彼女に好意を寄せている男の子が複数いる。
祖父
ルカのおじいさん。
冒険家の家系に生まれたため、ルカの母親同様若いころは世界中を旅していたらしい。
祖母
ルカのおばあさん。
初めのうちは「えー、えー。そうですねおじいさん」としか喋れなかったが、わらしべイベントの最初のアイテムである「ただの小石」をルカに渡したり、とあるイベントでは唯一ルカの心配をしていたり、物語の重要イベントではっとするようなセリフをしゃべる。

下級オバケ [編集]

下記のオバケは多くのマップ、ダンジョンに出現するオバケである。

人喰いタマネギ
分類色は青。HPは1で状態異常に対する耐性もなく、攻撃力、防御力ともに無に等しい数値しか持っていない最弱のオバケ。
元気なカエル
分類色は青。HPは2。人喰いタマネギと能力は大差ないが、オバケの行動を攻撃的にする「オフェール」という補助魔法を使う。
ゆらめくコンブ
分類色は青。HPは16。攻撃魔法の「イエロ」を使用でき、状態異常の眠りに弱耐性を持つが体力が低いため強くない。

用語 [編集]

分類力
分類させる力。世界の住人がそれぞれの役割を得て生活をしている。分類力が強すぎると強制で役割を演じる。
世界
ベーロンが世界から切り離して作った世界。分類力で管理されている。ベーロンが言うにはこの世界の住人は小道具。

マップとダンジョン [編集]

町及び村 [編集]

テネル
ルカの家族が住む家から最も近い村でルカの父が役場の課長である。世界で唯一教会がある。
マドリル
古代の遺産である巨大歯車がいくつも存在する二階層に分かれている街。ストーリー中3回魔王騒ぎが起こる。
リシェロ
水産業を主産業とする港町。近くに水の遺跡がある。
トリステ
世界の秘密と密接な関係を持つ街。
ハイランド
人知れず存在していた村。吸血魔王が力を蓄えるための場所である。

ダンジョン [編集]

ほとんどが「ツボ」を壊して(オバケを倒して)次の階層に進む仕組みとなっている。

水の遺跡
リシェロから行けるゲーム中最初のダンジョン。非常に単純な構造である。最下層で水泡魔王と戦うことになる。
帰らずの奈落
ルーミル平原にあるダンジョン。かなり複雑な構造になっており、落とし穴まで存在する。魔法陣が仕掛けとして初登場し、最下層で元・会長魔王と戦うことになる。
大樹のウロ
ウィルクの森にあるダンジョン。構造は帰らずの奈落より単純だが、特有の仕掛けとして通り抜けられる壁が存在する。下級オバケが急に強くなるため、初めてきた際は注意が必要。最下層で巨牛魔王(ビックブル)と戦うことになる。
閉ざされた洞窟
ポスポス雪原にある階層は少ないがその分広いダンジョン。最下層でアイドル魔王(リンダ)と戦うことになる。
下水道
マドリルの地下。下水道魔王を倒すと入れるが、攻略は閉ざされた洞窟攻略以降となる。特有の仕掛けとして操作板が登場する。
深き墓穴
アダッシュ砂漠にあるその名の通り地下9階まで存在するかなり深いダンジョン。ここで幻影魔王の待つ歯車タワーの鍵を入手する。
世界図書館
これまでのダンジョンと異なり鍵を集めて進んでゆく最後のダンジョン。中央棟、東棟、西棟の3棟から成り、これまでのダンジョンとは比べ物にならないぐらい広い。世界の秘密と密接に関係している場所でもある。

その他のマップ [編集]

ウィルクの森
最初に進むマップで自宅、テネルとマドリルをつないでいる森。ロザリーと初対面する場所。
ルーミル平原
マドリルとリシェロをつなぐ平原。キスリングを仲間にする場所。ロザリーとキスリングの二人がいれば大抵のオバケの弱点をつけるためオバケとも戦いやすい。
横断トンネル
ルーミル平原とポスポス雪原をつなぐトンネル。本来は魔王に外の世界から物資を供給するための通路らしい。
ポスポス雪原
閉ざされた洞窟がある雪原で、ストーリーが進むとここからトリステに入れるようになる。
アダッシュ砂漠
トリステの先にある砂漠。深き墓穴と幻影魔王が待ち構えている歯車タワーがある。途中迷路がある。
ユートピア回廊
ハイランドから世界図書館へと続く回廊。吸血魔王撃破後橋が架ける。壊れたストーンサークルや怪しげな場所が多数存在している。
ワプワプ島
ストーンサークルによるワープで世界の各地を移動できる小島。移動の際便利だが、ストーリーの進み具合で使えない時もある。
歯車タワー
アダッシュ砂漠にあり、幻影魔王(エプロス)が待ち構えている場所。戦闘後すぐにハイランドにワープする。

スタッフ [編集]

 土井潤一・川谷吉和・村田利秋・梶川貴光・九米康隆・戸部和秋・長沢ゆりか

  • コーディング:芹沢仁・白森善行・望月哲夫・佐野浩章・太田一光
  • 戦闘コーディング:山口健一
  • キャラクターモデル:岡本稔・関本努
  • クリーチャーモデル:山崎大助・山本浩
  • CGアシスタント:増田逸平・鈴木宏・田中政至
  • イベントスクリプト:渡辺浩史・佐々木淳・三上鉱平・檜皮裕介・吉田貴弘
  • モーション:前沢健一・黒川貞徳・星野理恵・田口浩二・増子貴史・石綿朋野・椎野幹・高橋美貴
  • SCEI QA MANAGER:日吉正樹
  • SCEI QA TEAM:西谷知佐子・宍戸理恵・中村一美・佐藤有紀・酒井敦史・三友健太郎・平木康介・今野博和・山崎けい・安西健太郎・尾崎慎吾・増形大介
  • SOFTWARE MANUAL & PACKAGE DESIGN:森栄二郎・鈴木宏枝(SMC)・安原健一郎(豊玉屋)・山井聡・仲政晴
  • PROMOTION:小宮一昭・青木千加志・竹川洋志・井上知子
  • SALES PROMOTION:浅川哲郎
  • SPECIAL THANKS:RX Lib. Team

 山本浩(SCEJ):寺坂勇・新改裕二・着崎信也・柳堀貴之・菊池宣充・平井英統・中村和人

CD [編集]

  • ボクと魔王 Original Soundtrack - 2001年7月17日発売 JDCM-1~2(2枚組)

外部リンク [編集]