ボクと魔王

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ボクと魔王』(ぼくとまおう)は、2001年3月15日、にソニー・コンピュータエンタテインメント (SCE) より発売されたプレイステーション2専用RPG。開発はZENER WORKS。PlayStation 2 the Best版は2002年8月1日発売。

目次

[編集] 概要

人形劇のような独特の雰囲気を持ったファンタジーRPGで、プレイステーション2最初期の作品。MOTHERなどに見られるような、一見して平和な舞台ととぼけたキャラクターが特徴。これといって特徴的なシステムはなく、シンプルな3DRPGとなっている。

前半はストーリーやキャラクター、世界観共に非常にコミカルに描かれ、軽快な音楽も相まって軽い調子で物語が進んでいくが、物語が進むにつれて陰鬱で暗い展開に変わり始め、クライマックスは非常に重いテーマをもって描かれる。

PS2最初期の作品でありながら、フィールドや建造物、キャラクターは非常に美麗な3DCGで描かれている。シンボルエンカウントでモンスター(作中では「オバケ」と呼ばれる)との戦闘に突入し、戦闘はシンプルなアクティブタイムバトルで進行する。

『Okage: Shadow King』というタイトルで海外版も発売されている。

[編集] あらすじ


注意以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。 [記述をスキップ]


すべての人間が等しく「分類」された世界の、とある王国の田舎村テネルに、気が弱く影の薄い少年がいた。あるサーカスが来た日の夜、彼の妹がオバケに襲われる。呪いにかかった妹を救うため、父親は怪しげな壷を開ける。ところが中から出現したのは、大魔王の後継者を名乗る魔王スタンだった。 

妹を救う代償として影を乗っ取られ、下僕になるよう命じられた少年。しかしスタンは復活したての為、少年の影としてしか行動できない。魔王としての威圧感はゼロ。そんなスタンの許に、王国には7人の魔王がいるとの情報が入る。自分がイマイチなのはニセ者のせいに違いないと決めつけたスタンは、主人公を連れてニセ魔王退治の旅に出ることにした。

年上の女勇者や、中年の怪しい博士、さらには王国の王女まで、様々な人物と出会い、仲間を増やしながら、スタンと少年はニセ魔王を倒していく。しかし、旅を進めるうちに、少年は世界と自分に隠された大きな秘密に巻き込まれていく。

[編集] 登場キャラクター

[編集] プレイヤーキャラクター

ルカ
本作の主人公。やたらと影が薄い少年。16歳。赤い髪に緑の瞳の持ち主。
「ルカ」と言うのはデフォルトの名前で、プレイヤーが自由に変更可能。時々入る音声のナレーションでは名前ではなく「少年」と呼ばれる。
会話イベントにてプレイヤーが選択肢を選んで発言する以外に台詞は一切なく、表情や動きのみで感情を表現する。
「パビリオンの呪い(会話中、一文字ごとにパ行の文字がつく奇妙な呪い)」にかかった妹を救う為に、彼の父親が壷を開けたことでスタンと出会う。その後、妹の呪いを解くことと引き換えにスタンに影を乗っ取られた結果、いい加減な家族にいい加減に見送られ、成り行きで世界征服兼ニセ魔王退治の旅に出ることとなった。
あまりにも影が薄いため、今までの人生はそう恵まれたものではなかったらしい。優しい反面、非常に控えめで気が弱く、よく困惑した表情を見せる。スタンからは「子分」「下僕」等、見下した言葉で呼ばれることが多い。しかしながら、会話イベントにおける選択肢には、自己主張の激しい台詞や、気弱とは思えない選択肢を選択することも可能。
作中で彼と喧嘩したり彼を嫌ったりする人間は非常に少なく、特にマルレインやロザリーなど、複数の女性から好意的に見られていたほか、スタンとも最終的に深い絆で結ばれている。
非常に小柄で細身であり、弱々しい印象があるが、魔界の影評論家やスタンの言動によると、ルカの母やロザリーよりもスタイルがいいらしい。
世界中のどんな人も持っているはずの「分類」を彼だけがなぜか持っておらず、このことも影の薄さに拍車をかけている。
主人公のため戦闘には必ず参加しなければならず、また彼が戦闘不能になると他の仲間が行動可能でもゲームオーバーになってしまう。専用武器は剣(初期のみ拾った枝)、防具は「服」。分類を持たないのと同様、分類色(属性)は「透明」で、即ち弱点も得意属性もない。攻撃時は枝でも剣でも、滅茶苦茶に振り回すように行う。彼のみが使える独自の技「オーバードライブ」を持ち、さらに単体の回復の技も使うこともできる。
スタン(本名 スタンリーハイハットトリニダード14世)
強大な力を持っていたが300年前に「大勇者ホプキンス」に倒された、「大魔王ゴーマ」の自称生まれ変わり。本名はあまりにも長いため、本人すらも間違えることがあるらしい。
魔王としての本来の姿は金髪の大柄な男性だが、ルカの影に乗り移った状態では、ジャック・オ・ランタンのような顔がついた、ペラペラの黒い紙のような姿になってしまう。
300年間壺の中に封印されていたが、その壷をルカの父に拾われて開けられたことで復活。再び世界征服をたくらむ。
長きに渡る封印のせいですっかり力が衰えており、誰かの影に乗り移らないと行動できない。その為アニーにかかった呪いを解く代わりに自分に最適な影を提供するという取引をルカの父と交わす。結果、ルカの影に乗り移り、彼を従えて世界征服の旅へ出ることになった。
性格は魔王らしく (?) 傲慢不遜で意地悪だが、自分の存在をルカの芸だと言う村人の発言に傷ついたり、ロザリーと低レベルな口喧嘩をする所を見るに、非常に人間くさい部分も多い。だが本人は独自の人間観を持っており、物語内のセリフの端々で人間を下に見ていることが伺える。また、ルカのことを子分と呼び何かとこき使っているが、彼がいないとこの世に存在することができないため、やさしい言葉をかけることもあり、最終的には単なる主従を越えた強い絆で結ばれていた。
スタンの力にかかわった者の影は蛍光ピンクになってしまう(スタンがその人物に影響を与えた印であるらしい)。ルカは例外的に影が変化しなかった。
戦闘時にはスタンはかなり特殊な形で攻撃を行う。基本的にはコマンドで操作できないキャラであり、通常は戦闘に参加しないが、たびたび戦闘前にルカに対し問答を仕掛けてくることがあり、これにうまく答えることで強力な先制攻撃(フライング魔王)をしてくれる。ほかにも、ルカのHPが一定以下になると反撃を行ってくれたり(バーニング魔王・序盤限定)、ルカが一定回数以上の攻撃を受けるとカウンターを行ってくれたり(スマッシュ魔王)と、ルカのピンチを助ける意味合いで攻撃をする。また、後半になってとあるアイテムを手に入れると、ルカのHPを大量に消費する代わりに、非常に強力な威力の全体攻撃を使えるようになる。
ロザリー
金髪金瞳の女勇者。22歳。後述のスタンとの因縁により、影が蛍光ピンクになっており、それを隠すために日傘を常に携帯している。
勇者大学を卒業した元エリートであり、蛍光ピンクの影が原因で現在は落ちぶれてはいるものの、日傘を持ったままでも高い戦闘能力を発揮することや、パーティーを上手く纏め上げてリードしている所などに、その高い実力が垣間見える。
しっかり者で頼れるお姉さん的存在であるが、煽てやお世辞に弱かったり、調子に乗りやすい性格でもある。また、事在る毎にスタンとレベルの低い口喧嘩を繰り広げており、仕舞いには宿主であるルカごと殺そうとする事もあるほど(余談だが、口喧嘩におけるロザリーとスタンのお互いに向けた悪口は非常に表現が多様かつ豊富である)。もっとも冒険に関しては全くの素人であったルカのことは人一倍気にかけており、姉弟のような絆で結ばれているほか、選択肢の答え方によっては恋人のような仲になることもある。
少々ナルシストの気があり、顔やスタイルには自信を持っているが、スタンには喧嘩のたびに馬鹿にされるほか、3年前の事件の際にもスタイルに関して悪口を言われるなど、あまり評価されていない。序盤でルカのほうがスタイルがいいとまで言われた際にはかなりショックを受けていた。
3年前に壷に入ったスタンと遭遇しており、その一件が影響して影が蛍光ピンクに染まっている。これが原因で勇者連盟や勇者大学、民衆からの信用を失い、お笑い勇者扱いされてエリートコースから転落してしまった。影を元に戻す為にスタンを探し回って、スタンに影を乗っ取られたルカと出会った。だが力の弱ったスタンでは影を戻せないため、ニセ魔王を倒して彼に力を取り戻させるために、彼らに同行している。
専用武器は「レイピア」、防具は「鎧」。分類色(属性)は青(氷)。前述の理由でいかなる時も日傘を手放さず、片手のみで攻撃を繰り出す。魔法などの特殊能力に関しては比較的貧弱だが、物理攻撃に関してはパーティー中トップクラスであり、すばやさも高い。
キスリング
フルネームはグッテン・キスリング。知る人ぞ知るオバケ研究の世界的権威、と自称するサイエンティスト。45歳。白衣を常に着用している。髪と髭は真っ白で、どちらも爆発したような形をしている。
謎やオバケに取り憑かれており、基本的にオバケのことしか頭にない。常に歯を剥き出しにして笑っており、風貌、言動や行動も珍妙そのもので、スタンさえも彼を制御できないことすらある。スタン曰く「呆れるほど人の話を聞かないエセ変人学者」。だが年齢相応の冷静さと聡明さは持ち合わせている。
つかみ所のなさと胡散臭さから、ロザリーをはじめとしてパーティの面々からはその地位を信用されていない。しかし、その方面ではやはり高名であるらしく、たびたび彼の名前が役に立つことがある。
ルカと同行していたロザリーと出会い、彼女についていけば色んなオバケに遭えると勝手に予想し、一行の旅に勝手についてくることになる。
まるきり興味本位(オバケの研究目的)の同行である為、物語の進行中ストーリーの核心部分にはほとんど関わってこないが、学者という立場から、会話中の端々でその知識や分析力の鋭さを発揮する。
足の爪を切る事や、ポエムが趣味であり、なぜかルカの父とウマが合う。
専用武器は様々な「本」、防具は「白衣」。分類色(属性)は黄(雷)。物理的な攻撃力はほぼ皆無な上、防御力も乏しいが、多くの攻撃魔法を使いこなす。
ビッグブル
本名(リングネーム?)はビッグブル・ザ・ブルドーザー。「巨牛魔王」と呼ばれるニセ魔王の一人。年齢は忘れたらしい。
牛の角と鼻、尻尾を持つ牛男。低身長だが筋骨隆々としており、タンクトップのような薄着一枚であるため、暑苦しい印象がある。語尾に「ッス」とつけて話す。
魔界からやって来たニセ魔王としてルカ達に勝負を挑むもノックアウトされる。その後スタンの心意気に惚れ込み仲間として旅に同行することに。ルカを「駆け出し」、スタンを「兄貴」、ロザリーを「姐さん」、キスリングを「先生」、マルレインを「組長」と呼び、後に加わるリンダは「リンダちゃん」、エプロスの事は「ダンナ」と呼んでいる。
典型的(偏見的)な体育会系キャラであり、汗と筋肉を愛する力自慢の燃える男で、猪突猛進な思い込みの激しいタイプ。スタン曰く「頭の弱そうな筋肉ダルマ」。正々堂々勝負を申し込み、その場でいきなり襲わずダンジョンでフェアに闘おうという魔王らしからぬ魔王。夢は筋肉マン養成所を創設し、筋肉のパラダイスを作ることらしい。
武器は持たず、攻撃は徒手空拳。分類(属性)は赤(炎)。攻撃魔法などに関してはほとんど何も使えないが、見た目どおり物理攻撃は強力。熱い性格をしているだけあり、攻撃力を上げるなどの技を使うことができる。すばやさは低い。
リンダ
スタンを師と仰ぐ魔族の女の子。「アイドル魔王」と呼ばれるニセ魔王の一人。年齢は「ひ・み・つ」。
ビッグブルと違い、頭に角が生えている以外には人間と外見上の違いはない。
性格は、純真で一途な面もあるが、その実かなり腹黒くて毒舌で、二面性が強い。
初登場時はニセ魔王としてのこれといった活動はせず、アイドルを目指して路上でひたすらライブをしていた。歌は吃驚する程下手で、誰一人寄り付かなかったが、見かねたルカ(スタン)にレッスンを受けたことで徐々に才能を開花させ、物語中盤には魔王として目覚め、その歌に洗脳の力を宿らせて一つの街の人間をほとんどファンにしてしまう程の実力者となる。最後はルカ達に『最後の試練』と称し勝負を申し込むが負けてしまい、至らぬ自分を磨く為パーティーに加わり、以降は仲間として同行する。
レッスンを受けている間はルカに気があるような素振りをしていたが、実際はそれらしい感情は全く抱いていなかった。このように移り気で軽い性格で、最終的にはエプロスを慕う事に落ち着く。言動は独特で「グリグリモグモグ」等の独特の造語も持つ。
ちなみに、彼女が街を丸々ひとつ洗脳するイベントでは「萌え」という単語がこれでもかというほど出てくるうえ、イベントにて流れる曲の題名すら「Moe-Moe」である(今作は一般的に「萌え」が流行する以前の発売である)。またビッグブルもイベント中パーティー内で彼女を「萌え萌えッスね」と表現した。これが洗脳のせいか本心かは不明。
専用武器は「マイク」、防具は「ドレス」。分類(属性)は青(補助)。攻撃に関しては魔法も物理もそれほど優れてはおらず、ステータス上昇や回復などを主とする。全体回復の技を覚える唯一の仲間である。
エプロス
念入りなヘアセットと派手なメイクを施したマジシャンの男性。「幻影魔王」と呼ばれるニセ魔王の一人。年齢は不明。一部に顔が広い。
その知識は世界の裏事情に精通しており(仲間になったあとの説明によると魔力の探求に夢中になったゆえであるらしい)、常に冷静に先を見据えている。しかし自ら率先して世界の流れに逆らおうとはしなかった。原理は不明だが移動は空中浮遊。
ルカ一行には何らかの期待をかけており、彼らを誘い出した後わざと敗北して、魔力をスタンに明け渡し仲間となった。
専用武器はトランプの「カード」、防具は「タキシード」。分類(属性)は黄(妨害)。魔力(この場合、戦闘で使う魔力とは異なる)があると物理攻撃をその名の如く無効化する力を駆使する。かなり終盤になってから仲間になるが、初期のレベルはかなり高く特殊な技を大量に覚える。

[編集] その他の主要キャラクター

マルレイン
美しき王女様。赤を基調としたドレスを着ている。
ワガママで気が強い上に世間知らずだが、ルカの母のために苦心するなど、健気な一面も持つ。
ニセ魔王の1人に囚われていたところを、ルカ達に救出される。途中スタンが彼女を洗脳するという計画を立て、洗脳術をかける為にルカを無理矢理抱きつかせている。その洗脳術は「魂を持つ者」ならば例外なくかかるはずのものであったが、彼女にはある理由で効かなかった。
これを境に彼女はルカを意識し始め、ルカに「責任を取れ」と言ってベーロンの元を離れてルカの家にやって来る。ルカを召使いとすると宣言し、旅に同行する事に。
気弱なルカに対しても高圧的に接するが、内面は典型的なツンデレであり、物語が進むにつれてルカに恋心を抱くようになり、ルカもまた彼女を想うようになっていく。
王女であると皆に認識されてはいるものの、彼女以外の王族や、王都の様子、国全体の確かな構造を把握しているものはいない。前述の洗脳術の件もあって、ルカや世界に隠された秘密の鍵を握る重要な人物となっている。
旅の同行はするが、戦闘には加わらない。しかしながら、彼女のビンタはルカの残りHPを1まで減らす程の威力を秘めている。
ベーロン
マルレインの侍従長。マルレインと2人だけで世界中を旅している。
非常に紳士的で落ち着いた物腰の持ち主で、どんな者に対しても礼儀正しいが、王女に害を加えるものは敵視する。彼女に絶対の忠誠を誓い、いつも従順に彼女の側に付いている。
序盤では彼女の事以外にも何か得体の知れないことを常に考え続けている節があり、幾度もルカのことを気にするように見つめてくるが、中盤に王女が家出をし行方知れずになってからは、姿を見せなくなる。
彼もまたマルレインと同様、世界の重大な秘密の鍵となる人物である。
ジェームス
スタンの忠実な (?) 執事。立派な双角を生やした燕尾服の魔族。特技はスタン限定の太鼓持ち。
いつでもどんな時でも、スタンに呼ばれればどこからともなく現れ(雷と共に出現したり空から降ってきたり転がってきたり普通に現れたりと登場の仕方が毎回違う上、現れないことすらもある)、大して役に立たずに適当な弁を並べて煙に巻いた後に風の如く去ってゆく。
表向きは主人であるスタンへの忠誠を誓っているように振舞っているが、実際は他の私事を優先させることが多く、ベーロンと比べあまりいい部下とは言えず、主人のスタンがいるルカ達の旅にも同行しない。
だがある時は「闇のサンタさん」を名乗ってルカにアイテムをプレゼントしたり、怪しいが能力底上げ効果のある薬を調合したりと無能ではない様子。
また、主人に最適な影を提供するために、人の影を見てその人物の詳細なデータを調べることができ、彼によると、ロザリーやルカの母親よりルカのほうがスタイルが良いらしい。
紳士的な態度ではあるがその実かなり好色な人物であり、初登場時はルカの家で彼の母を口説くなど、気がつくとそこらの女性を片っ端から口説いていることが多く、幼女から熟女までストライクゾーンは限りなく広い。特に美しい女性を見つけたときの反応はかなり変態的である。
自称「執事暗黒拳」という伝説の拳法を会得しているが、作中でそれと確認出来る技は「理不尽執事不動拳」の一つだけである。
ブロック
擦れた雰囲気のある中年の男。サーカス団長という職業柄、少々奇抜な服装をしている。
物語の発端となった移動サーカスの団長だが、団の移動時に毎回置いていかれるほど影が薄い。テネル村の公演の後は、草原にテントを立てている。
その正体はニセ魔王の一人「サーカス魔王」だったが、物語の開始時点で既に魔王を辞退している。
エプロスと同じく世界の秘密を知る一人だが、彼とは違い世の理不尽を割り切っている感があり、あるイベントではルカに重要な援助をしてくれる。
下水道魔王
マドリルの下水道に居る、最初に戦う事になり、唯一ダンジョンの奥ではなく入口で戦うことになる太ったネズミの外見をしたニセ魔王。
一目見るなりロザリーに外見をボロクソに言われ、なおかつダンジョンの入り口にいるため装備もアイテムも万全の状態で戦うことになるためそれほど苦戦もせず、最初のボスの宿命という哀愁をまき散らしている。
スタンに負けた際には魔力を取られた影響か、かなり小さくなった。
ルカ達に倒された後はブロックの元でサーカスの団員として働く事になる。
水泡魔王
リシェロの湖の水の遺跡に居る、鯰に手足を付けたような外見をしたニセ魔王。
初登場時は「へんなの」という身も蓋もない名前で登場し、とにかく王女を攫ったことだけを伝え去っていく。本人曰く、「攫ってくれと言わんばかりに王女が倒れていたので捕らえたが、その後何をしていいのか分からなかったため、とりあえず魔王の威厳を示すためにリシェロに現れた」という。
ルカ達に倒された後は心を入れ替え、水の遺跡の門番になることとなった。
会長魔王
帰らずの奈落の穴に居るニセ魔王。
黒幕商事の会長で、脂ぎった中年の男。勇者とオバケが癒着しているという噂を流し勇者を無力化させ、その後他のニセ魔王を同志討ちさせ、最終的に自分だけが世界を征服しようとしていた。
その作戦の一環としてマルレインに協力を求め、断れば彼女とルカとのありもしない卑猥な噂を流すと脅し、それがはねつけられた後は力ずくで言うことを聞かせようと奈落の穴にルカたちを誘い込んで戦いを挑む。
戦闘は自分のHPを回復しつつ、相手に大ダメージを与える魔法「ティール」を多用する。
撃破後は世界征服を諦め、地道に高利貸しを続けると言い残し去って行った。その後は黒幕商事のイメージを一新させて新たな事業を立ち上げようとしていた。
吸血魔王
ハイランドに居る最後のニセ魔王。
ユートピア回廊に繋がる橋を架ける権限を持つ。
初登場時は非常に威厳のある口調で話すが、ルカ達に倒されると威厳も何もない投げやりでフランクな口調となる。「魔王」であるから邪悪でなくてはならないと思っていたようであり、最強の魔王になる事に罪悪感だけでなく自負も感じていた模様。
最後であり最強の魔王らしく、各属性の最強の魔法を放ってくるが封印に対する耐性がない。

[編集] ルカの家族

ルカの父親。テネル村役場課長。
スタンの封印された壷(彼曰く「人の運命を変える力を持つと言う『ポラックのツボ』にそっくりなツボ」)を拾ってきて、自作の魔法陣を使ってスタンの封印を解いた張本人でもある。アニーの呪いを解くためにとルカにスタンの子分になることを強要したり、嫌々ながら世界征服の旅に出る羽目になったルカを無一文で旅に出したりと、非常に無責任な性格をしている。
しかしながら、役場では課長がいないと仕事がはかどると言われたり、彼からもらった名刺はとあるイベントでネタに使われたりと可哀そうな役割を与えられている人物でもある。キスリングとは初めて会ったときからウマが合うことを感じ取ったらしく、2人で部屋の中で怪しげな会話をしていた。
ルカの母親。
冒険家の家系に生まれたため昔は世界を旅していたらしく、ルカの父親とも旅先で出会ったという。
のんびりとした性格で、物腰が柔らかくおっとりとした口調で話し、非常に天然な性格をしている。
マルレインがルカの家に来た時に、ルカが王女に迫ったと聞くと「あんな気弱だった子が…」と言いながらルカを褒めたり、アニーに対してオンナの魅力をアピールする方法を常日頃言い聞かせたりと、恋愛や結婚といった面で非常にズレている。
また、マルレインには料理を教えたり、優しくしたりと何かと気にかけている。また、昔マルレインとよく似た人形を持っていたらしい。
アニー
ルカの妹。
サーカスに出かけた夜、オバケに襲われ「パビリオンの呪い」にかかる。その呪いを治すため父親がスタンの壺を開け、その結果ルカの旅が始まることから、父共々、今回の物語の発端となった人物でもある。
スタンによってその呪いは治ったものの、その副作用として影が蛍光ピンク色になってしまった。しかし、同じ目に会っているロザリーとは対照的に、そのピンク色の影を自分の魅力を上げるために利用できないかと画策している。
かなりの美少女らしく、テネルの村では彼女に好意を寄せている男の子が複数いる。
祖父
ルカのおじいさん。
冒険家の家系に生まれたため、ルカの母親同様若いころは世界中を旅していたらしい。
どこかネジの外れているルカ一家の中において、唯一といっていい常識人。
祖母
ルカのおばあさん。
初めのうちは「えー、えー。そうですねおじいさん」としか喋らず少々認知症気味に描かれているが、わらしべイベントの最初のアイテムである「ただの小石」をルカに渡したり、とあるイベントでは唯一ルカの心配をしていたり、物語のターニングポイントとなるイベントではっとするようなセリフをしゃべるなど、只者ではない雰囲気を醸し出しているおばあさんである。
彼女がどのような人物かはルカの家にあるお墓によってある程度の推測はできるものの、本作における解決されない大きな謎の一つとして残っている。

以上で物語・作品・登場人物に関する核心部分の記述は終わりです。


[編集] スタッフ

  • 企画・ゲームディレクター:川野忠仁
  • 脚本:横弥真彦・根本晃
  • キャラクターデザイン:関本努
  • ナレーション:坂東尚樹
  • 製作:ZENER WORKS

[編集] CD

  • ボクと魔王 Original Soundtrack - 2001年7月17日発売 JDCM-1~2(2枚組)

[編集] 外部リンク

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