ホールデン・コールフィールド
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ホールデン・コールフィールド (Holden Caulfield)はアメリカの作家、J・D・サリンジャーが創造した小説の登場人物であり、20世紀を代表するベストセラー小説『ライ麦畑でつかまえて』の主人公である。
[編集] 解説
小説の中に初めてホールデンの名前が登場するのは、有名な『ライ麦畑でつかまえて』(1951年)ではなく、1941年に執筆された『マディソン街はずれの小さな反抗』である。しかし第二次世界大戦直前に出版をキャンセルされ、正式な発表は戦後の1946年となった。すなわち出版順にみれば、1944年に発表された『最後の休暇の最後の日』が最初となる。
ホールデンの設定は作品ごとに少々異なっている。大戦前の『マディソン街はずれの小さな反抗』(1941年執筆、1946年出版)では、高校生の少年で、主人公である。大戦中の『最後の休暇の最後の日』(1944年)『マヨネーズ抜きのサンドイッチ』(1945年)では、軍隊に入隊した二十歳である。しかし本人は直接は登場せず主人公は別におり、兄ヴィンセント・コールフィールドの口から戦地で行方不明になっていると語られる。戦後の『気ちがいのぼく』(1945年)『ライ麦畑でつかまえて』(1951年)は十六歳の高校生で、主人公である。
独特の言い回しと少年らしい潔癖さやデリケートな感性、また弱者に対する優しさなど、発表から半世紀経った現在も色褪せることなく読み継がれる主人公のひとりである。
[編集] コールフィールド家の家族構成
- 『ライ麦畑でつかまえて』
- 父(弁護士)
- 母
- 兄 D.B.(小説家)
- ホールデン(高校を退学)
- 弟 アリー(病死)
- 妹 フィービー
- 『最後の休暇の最後の日』
- 父
- 母(女優)
- 兄 ヴィンセント(兵隊、小説家)
- ホールデン(戦地で行方不明)
- 弟 ケネス(病死)
- 妹 フィービー
[編集] 参考文献
- 『ライ麦畑でつかまえて』白水社(翻訳 野崎孝)
- 『キャッチャー・イン・ザ・ライ』白水社(翻訳 村上春樹)
- 『サリンジャー選集2/若者たち』荒地出版社
- 最後の休暇の最後の日(翻訳 渥美昭夫)
- マヨネーズぬきのサンドイッチ(翻訳 刈田元司)
- 気ちがいのぼく(翻訳 刈田元司)
- 『サリンジャー選集3/倒錯の森』荒地出版社
- マディソン街のはずれの小さな反抗(翻訳 渥美昭夫)
