ホーリーランド
![]() |
|---|
『ホーリーランド』は、森恒二による日本の格闘漫画作品、及びそれを原作としたテレビドラマ。『ヤングアニマル』(白泉社)にて連載され、テレビドラマはテレビ東京系で放映された。
目次 |
[編集] あらすじ
高校生の神代ユウは、家にも学校にも居場所を見つけられず夜の街にいた。華奢な外見であり、ひ弱ないじめられっ子であったユウだが、ある時、ボクシングのワン・ツーを覚え、人知れず自室で訓練を繰り返す。そして何ヶ月か経った頃、街で自分に絡んできた不良達をワン・ツーで倒していったユウは、次第にヤンキー狩りと呼ばれ恐れられる程になっていた。その名に引かれるように、腕に憶えのある不良達がユウに挑みかかり、彼だけではなく初めて出来た友人や仲間達をも巻き込んでいく。しかし、繰り返される強敵との闘いの中で、ユウの実力は更に上がり、その強さで、夜の街をうろつく若者たちの中で路上のカリスマとも言える存在になっていった。ようやくできあがったかに思える自分の居場所、果たしてユウはそれを守り続けることができるのだろうか。
[編集] 漫画
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。免責事項もお読みください。 →[記述をスキップ]
『ヤングアニマル』2000年20号から2008年11号まで連載された、全182回。単行本全18巻。
既存の格闘漫画と一線を画した要因として、随所にナレーションが挿入されている。本作のナレーションは一般的に知られる格闘技のセオリーと、作者の体験による喧嘩とのギャップを綴ったものが多い。そのナレーションは時として「僕」という一人称を使って、作者自身が人生観を語る場面もある。
[編集] 主な登場人物
[編集] 晃陽高校
- 神代 ユウ(かみしろ ユウ)
- 本作の主人公。いじめや偏見を受け不登校となってしまった、所謂ひきこもりだったが、ふとしたきっかけでボクシング教本と出会い、自室で毎日ボクシングのワンツーだけを反復行為として没入するようになる。やがて自分の居場所を夜の街に求め彷徨うようになるが、不良達に度々絡まれ、体に染みつくまでとなったパンチでその都度彼らを撃退していくうちに「下北不良(ヤンキー)狩りボクサー」として名を轟かせることになる。これがきっかけで、多くの友や敵と邂逅し、街での自分の居場所を見出していく。
- 普段は内向的で優しい少年だが、こと喧嘩となると別人のごとき集中力で底知れぬセンスを発揮させる。彼の凶暴過ぎる戦いを目の当たりにした者の中には「暴力を伴った辛い過去が彼の内奥に凶暴な獣を育ててしまったのでは」と、彼の内面について懸念する者もいる。
- 基本的な格闘スタイルは初期はボクシングのストレートのみであったが、土屋やショウゴとの戦いや訓練の中で、パンチだけではなく蹴り技も使いこなし、タックルなど組み技にも対応する打撃系総合格闘家のようなスタイルを取るようになる。戦闘経験が増すにつれプロテクターやバンデージなどの守備装備も装着するようになる。
- ドラッグキング達との抗争終結後に、マサキとの最後のタイマンを行い勝利。しかしその後、かつて助けた少年に不意を突かれて刃物で腹部を刺され、重傷を負ってしまう。
- 3年後の街では、刺されて死んだと噂されていたが、下北沢でヤンキーに絡まれた、元引きこもりの少年の前に突如として現れ助けた。
- 連載終了後に出た総集編のインタビューでは作者はユウが生きていると言う事をほのめかしている。なお、ドラマでユウ役を演じた石垣佑磨が作者に直接尋ねた所、ユウは身長173cm・体重62kgという設定らしい。
- 金田 シンイチ(かねだ シンイチ)
- 通称:シン。裏表がなく明るい性格で、誰とでも分け隔てなく接することのできる、ユウの数少ない友人。基本的に暴力は振るわない主義で喧嘩も弱いが、ユウの身近にいる人物の中では一番の理解者であり、彼の対人関係を円滑にする事ができる数少ないムードメーカー的存在。過去にユウと関わったせいで凄惨な暴力に遭ったが、それでもユウの友達をやめないという密かな決心を固めている。部屋のインテリアはやや独特。
- ドラッグキングとの抗争では、拉致されたマイを助けるために『クラブJ』へと赴き、不良達に暴行を受けながらもショウゴを説得するなどの活躍を見せた。
- 3年後、土屋と共にマサキのタイトルマッチの応援に駆けつける。
- 当初はカトー達に襲撃されたところで死んでしまう予定だったが担当編集に止められた、と作者は後のインタビューで語っている。
- 伊沢 マイ(いざわ マイ)
- マサキの妹で、ユウのクラスメイト。兄と似た雰囲気を持つ(友人には否定された)ユウを何かと気に懸ける。ユウの夜の街での暴力性を目にして以来、彼のことを強く心配するようになり、やがてそれはユウに対する好意として、はっきりと自身の心にも自覚されていく。
- ユウ自身の過去のトラウマから互いに距離をとっていたが、それでもユウへの想いは消えることはなく、その後、シンの協力もあり告白する。
- ドラッグキングとの抗争時には、ユウとマサキの失墜を目論む八木によって拉致されるが、シンとショウゴの活躍によって救出される。その後、マサキとの最後の対マンに臨むユウと初めてキスを交わす。
- 3年後の街では、誰かと待ち合わせをしている描写がある。
- 中村(なかむら)
- ショウゴと同じ道場に所属。一度ユウをはめるため道場に誘い込むが、その事でシンに捕まり、ユウに謝罪。その後はユウが長田と再戦する手はずを整える等、ユウやシンにとっていい先輩になっている。普段はあまり目立たないが、黒帯を取得しているだけあって実力はなかなかのもので、マイやシン達が八木らの襲撃を受けた際には、空手の技で敵の1人を倒すなど、先輩の名に恥じない活躍を見せた。
- 山崎(やまざき)
- ボクシング部所属。部のエースで不敵な性格。町の喧嘩自慢には否定的でマサキに対してもそれは同様である。ストリートファイターとして名を上げ始めたユウに目をつけ、リングの上で戦うもユウの圧倒的実力に畏怖し、敗北。その戦いの影響で荒れた性格になってしまうが、後にヨシトへのリベンジに取り組むユウに「ストレート」の深さを伝授することになり、ユウにとって初めて「先輩」と呼べる人間となった。この時点でユウに対する恐怖感や自身の性格の荒さもある程度和らいでいる。ユウとヨシトの戦いを見て自身の格闘者としての限界を知ったのか、高校卒業後はボクシングをやめて合コンを繰り返すお気楽な大学生になると述べていた。
- 少年
- 昔のユウと同じくいじめに遭い、恐喝されていた。ユウはその姿を自分と重ねて助けるが、物語終盤、マサキ戦を終えたユウを待ち伏せし、刺す。
[編集] 代沢高校(サワコー)
- 緑川 ショウゴ(みどりかわ ショウゴ)
- 実戦空手の使い手。以前は白泉会と言うフルコンタクト空手の道場に所属していた。父親も空手家で白泉会を創設した会長の親友だったらしいが、ショウゴが幼い頃に事故死している。この出来事がショウゴの人格形成に強い影響を与えた。街の喧嘩で事件に発展したケースを考慮し、あえて黒帯は取得していないらしい(実際の判例でも武道の段そのものが凶器と見なされることもある)。小柄な体を鍛え上げ着実に実力をつけていったが、フルコンタクト空手の試合ではあまり良い成績を残せず、実戦を求め路上の喧嘩に身を移して行った。身長にはコンプレックスがあるらしい(作中では165cmと言われている)。 ユウを狙って拳を交えたが、その後和解。ユウやシンと友情を結び、ユウにはキックや相手に密着した状態からの肘を使った技を伝授したり、行き詰まった時にアドバイスも与えたりしていた。だが本来自負心も強い性格であったため、加速的に進化するユウにライバル心を抱き始めた彼は「友として」再戦を挑むことに。自身の空手をかけて戦うが敢えなく敗北し、その後ユウとは断絶状態となる。
- もう一度ユウと本気で戦うために彼の敵となり、八木達と再び行動することになる。その結果キングの下につくことになるが、シンの説得により、八木たちに無抵抗にやられ続けているユウを助けるために手を切り、竜と対マンを張った。本来危険とされる空手の技を駆使し竜を叩きのめすが、駆けつけた警察に逮捕される。
- 3年後に少年院を出所。ユウと約束した自分の道を歩むことを誓う。
- 土屋(つちや)
- レスリングの使い手。マサキにタックルを潰され、裂傷を負って敗れて以来、固いアスファルトの上では怪我を恐れてレスリングの下半身へのタックルが中途半端な形でしか出来ず、ショウゴ、ユウに立て続けに惨敗した(レスリングのグレコローマンスタイルには上半身へのタックルが多く存在する)。しかし、その心配のない芝生や砂地の上であれば無類の強さを発揮する。ユウと交友関係ができて以降は、何度もレスリングルールでのスパーリングをつけてやっており、助言も与えている。ごつい見かけとは裏腹に人懐こい性格で好漢。多くの後輩から慕われており、マサキとも親しくなった。またそうした人望を土台として強い発言力を持つ硬派な男でもあり、ユウがカトーと対マンを張れたのも彼の扇動のおかげでもある。1年留年している。家はパン屋「マッスルコアラ」でたまに手伝っている。
- ドラッグキングとの抗争時には、猪方兄弟を退け、マサキと共にキングのグループを一掃するなど、その強さを見せつけた。
- 3年後、シンと共にマサキのタイトルマッチの応援に駆けつける。
- 八木(やぎ)
- 善意の欠片もない完全な極悪人だが臆病で小心者。作中では最初にユウに殴られた男。ユウにはその後もう1度殴られ、次第にユウへの恐怖心が植え付けられていった。
- その後、ドラッグキングの配下となりマイを拉致しようとするが、中村の予想外の奮戦によって手間取っている間にユウが現場に到着したため逃走。キングの下に身を寄せていたが、目的の相違から離反する。2度目の犯行でマイを拉致することに成功。マイを人質にしてユウを集団で暴行していたが、ユウを救出するため現れたショウゴ、さらに通報で現れた警察により計画は阻止され失敗した。その後、退院したユウに制裁を受け、街から消された。なかなかに喧嘩は強いらしいが作中では中村にしか勝ったことがない(マサキ曰く「あいつは平凡」)。
- カトー
- 代沢高校のドロップアウト組。格闘技の経験は全く無いが、恵まれた体格と場慣れした喧嘩術でかなりの強さを誇る。凶器を使うのも上手く、喧嘩馴れしているマサキも驚かせた。ユウと関わりのあったシンをリンチ・病院送りにした事件の首謀者であり、さらにその復讐に来たショウゴすら返り討ちにした。怒りに燃えるユウを製材所に呼び出してリンチを仕掛ける予定であったが、周囲の要望で対マンを張ることになる。ショウゴ、土屋と続いてきたユウと代沢高校勢の抗争編のラストであり、ユウvsカトーは前半戦のハイライトの1つ。なお、原作では薬物でラリった危ない男という描写がされているが、ドラマ版では華のある悪役として登場している。
- その後、ドラッグキングのドラッグ、トゥルーを狙って再登場するも、キングの手下・竜に敢えなくKOされた。
[編集] 世田谷商業(セタショー)
- 吉井(よしい)
- 世田谷商業の頭。伊沢マサキに対し異常なまでの敵愾心を持ち、とにかく打倒マサキに執着する。かなりの策略家であり、子飼い同然ともいえる武道家を差し向けたり集団でプレッシャーをかけたりとあらゆる策を弄してマサキを追い詰めていく。その根底には自分と違い人望も力もあるマサキやユウに対するコンプレックスのようなものがあった事が、後の彼の台詞で示唆されている。タカを利用してマサキを追いつめるも、駆けつけたユウにタカを倒され、さらにマサキにタイマンを挑むもナイフを完封され敗北。頭を降りることとなる。
- 3年後では、マサキのタイトルマッチを観戦しに来ている。
- 岩戸(いわど)
- 柔道家。かつてユウに対し刺客として差し向けられるが、敗北。その後は和解し、ユウに格闘者として様々なアドバイスを与えていった。喧嘩においてはかなりの猛者だが、ユーモラスな風貌で憎めない男でもある。吉井には麻雀でかなり負けているらしく、負け分を喧嘩でチャラにしてもらっているらしい。登場シーンでは、いつも何かを食べている(ぶつかったりして食べているものを落とされると怒り、弁償を要求する)。
- 後にドラッグキングの罠にはまった伊沢グループにタカと共に協力し、勝利へと導く。
- タカ
- 剣道部(と言っても部室は荒れ放題でまともに活動してるようには見えない)に所属する一匹狼で、所謂ヤンキーではない。竹刀の試合に特化した競技ではなく、木刀で実戦を想定した剣道を使う(木刀の材質にもこだわりがあるらしい)。かつて吉井と一緒に上級生に呼び出されシメられたが木刀で逆襲し、全員を叩きのめす。その後、吉井は昏倒する上級生をナイフで切り刻み、この一件で世田谷商業の頂点に登り詰めた。タカの方は、これは吉井が自分の罪をかぶってくれたからだと思い込んでおり、それ以来吉井には恩義を感じていた。やや時代劇かぶれした性格で、古い格言やことわざを好んで使う。マサキに対する刺客として差し向けられ、マサキの奥の手も破り勝利し(事前に吉井の策略でマサキが負傷していた影響があったが)、駆けつけたユウも苦戦させるが、最後は作者が対武器の技として考案された技と言う触れ込みの後ろ回し蹴りによって敗れる。吉井に簡単に騙されたように単純な性格だが、自分を負かしたユウを怨まず素直に賞賛する潔い面も見せた。
- 後にドラッグキングの罠に嵌った伊沢グループに岩戸と共に協力し、勝利へと導く。
- ケンジ
- 吉井が力を失った後の世田谷商業のトップ。かつてはユウとタカにやられた経験がある。その後、吉井の失墜などもあり、世田商を纏め上げるにはタイマンの強さが不可欠だと考え、過酷な鍛錬により体を鍛え上げる。何らかの格闘技も習得したようで、ショウゴを唸らせる実力も身につけたが、ドラッグキングの手下・鉄に蟹挟をかけられ転倒した後に膝十字固めを喰らい完敗。その時の様子から、左膝の関節に深刻なダメージを負ったようである。
- 猪方兄弟(いのがたきょうだい)
- 吉井に金で雇われた喧嘩自慢の双子の兄弟。いかつい顔も体格もそっくりである。格闘技は素人だが体格に恵まれ、それなりに喧嘩慣れもしている。2人同時に掛かる戦法は厄介そのもので、カットされた鉄パイプを凶器として愛用し、吉井の策略どおりマサキを襲って負傷させる。しかし、マサキを追って現れたユウには一瞬で倒された。
- その後は、ドラッグキングの勢力下に入った。ドラッグを売り捌いている時に土屋と遭遇し衝突する。最初は優勢だったが、草地で本領を発揮した土屋に敗れる。
[編集] その他
- 伊沢 マサキ(いざわ マサキ)
- この作品におけるもう1人の主人公。
- グループに属さず超然と存在し、“路上のカリスマ”とまで呼ばれ誰からも一目置かれている男。地元である下北沢では圧倒的な存在感を放つ。ヤンキー狩りとして有名になったユウに強い興味を抱き、以後ユウと関わることになる。彼の持つインターハイクラスのボクシングと中学時の白泉会の空手を基礎としたストリートで成熟させた喧嘩技術は、カトー戦後の暴走するユウを止めるための対マンで存分に発揮された。
- 過去にある事件がきっかけで高校ボクシングをやめてしまった経緯を持つ。自身が戦わないシーンでは解説役として、読者に喧嘩や格闘のメカニズムを説明することもある。
- ドラッグが街に蔓延していたことから、土屋と共にドラッグキングに立ち向かう。
- その後、先に進むためにユウにタイマンを申し込む。
- 3年後、WKCと呼ばれるキックボクシング団体のプロ選手として活躍する姿が描かれた。シンや土屋が控え室に訪れ、ノボルやヨースケ、下山と吉井、ヨシトも、その試合を観戦していた。
- 長田(おさだ)
- ショウゴと同じ白泉会の道場に所属する空手家。ショウゴの敗北で白泉会の看板に泥を塗られたと怒り、ユウを騙して道場に連れ込む。かなりの実力者だが、実際は自分より才能のある者を認めようとしない矮小な自尊心の持ち主だった。かつてショウゴに喧嘩同然の組手を挑むが敗北。その後は自分に有利な、グローブ着用、顔面打撃ありのスパーリングでショウゴをいびっていた。マサキにも全く勝てず度々絡んでいたらしい。作者曰く「客人効果」で初戦はユウに勝ったが、路上に場を移した再戦では路上の地の利を利用するユウにローキックを封じられ敗北。完全に心を折られて負けた姿は道場の後輩達を大いに落胆させた。典型的フルコン空手家のスタイルをとるとはいえ、あまりにローキックに固執し(伊沢対吉井のシーンでその有効性を描写された後にかかわらず)前蹴りを使うシーンはなかった。
- 小原 ヨシト(おはら ヨシト)
- プロデビュー間近の凄腕のキックボクサー。ユウを完膚なきまでに叩きのめした実力者。昔は街の喧嘩自慢だったが、リングの上で負けて以来キックボクシングにのめりこんだ。街を卒業するけじめとして、「街の代表」ユウに戦いを挑み勝利。その後再戦を挑んで来たユウに倒された。己が強さを試しあうために闘い、どちらかが降参した時点で勝負の付いたこの喧嘩は「試合」として不良少年たちにも感動を与えた。
- 3年後は伊沢の試合を観戦しに来ている。WKCのチャンピオンが[YOSHITO]なので、チャンピオンの可能性がある。
- 下山(しもやま)
- マサキの知り合いのヤクザ。昔はマサキの先輩だったらしい。裏社会の話をネタに度々マサキのバイト先に現れるが、マサキからは半ば疎まれている。あわよくばマサキを自分たちの領域に引き込もうという一面すらのぞかせる。
- ヨースケ
- マサキの連れ。陽気な性格をしている。
- 3年後はマサキの試合を観戦している。
- ノボル
- マサキの連れ。一度マサキを裏切り吉井とつるむが和解する。
- 3年後はマサキの試合を観戦している。
- ワタル
- マサキの連れ。マイの友達のメグと付き合っている。しかしマサキの態度が気に入らず離反し、『トゥルー』によって薬物中毒に陥る。
- ドラッグキング
- 脱法ドラッグ「トゥルー」を扱う元締め。
- 見た目は涼やかで洗練された青年で、言動も紳士的である。ただ「楽しむ」ためだけに夜の街に現れ、ドラッグを広めていた。
- 華奢で一見、喧嘩の実力は無さそうだが、拳法(具体名は描かれていないが、作者の言によると少林寺拳法をモデルにしているとのこと)をベースにして急所攻撃も平然と行う実戦的な格闘技を駆使して闘う。急所攻撃無しでも実力は高く、柔法、剛法を巧みに使い分ける。道場で基本を押えた上、路上での実戦で更に技が練られたものらしく、マサキに「かなり出来る」と言わせる程で、土屋は彼を拳法版伊沢マサキと称した。ユウとのタイマンではユウを圧倒し追い詰めるが、ユウの相打ち狙いの戦いと覚悟の前に敗れる。敗北後、他人を踏みにじらないと自分が踏みにじられる、やられない為にやる側に回ったと言う心情を吐露し、2度とユウ達の街に現れないことを誓い、去っていった。
- 竜
- ドラッグキングの手下。本名は野田竜一。総合格闘技をベースとする。カトーとの対マンで、両腕を拘束し一方的な試合運びで倒した実力者。饒舌で格下の相手との喧嘩ではやや遊びすぎる癖がある。ユウとも対戦するが前歯と鼻を折られ敗北。その際八木を追おうとしたユウの足を取り絞め落とし、そのことでユウに勝ったと吹聴していたが、ユウに対する恐怖は色濃く残った。その復讐のため、ユウに絶望を味わわせるという八木の計画に賛同し、無抵抗のユウの腕の関節を外して負傷させる。しかし、その後ユウを助けるために駆けつけたショウゴの逆鱗に触れ、競技では使われなくなった空手技を駆使するショウゴに右目を突かれた挙げ句、完膚なきまでに叩きのめされ、意識不明の重体に陥る。
- 鉄
- 格闘技における人体の破壊の探求が目的で、竜と共にキングの用心棒をしている。総合格闘技をベースとし、打撃より極め技を好む。無口でスキンヘッドに眉毛の無い武骨な風貌。格闘家としての節度を自覚しているらしく、汚い、見苦しい真似は嫌う。素人とは戦いたがらないことが多い。マサキの勢力との抗争で劣勢になったキングに共に逃げるように促されたが拒否し、マサキに対マンを挑み敗北。
以上で物語・作品・登場人物に関する核心部分の記述は終わりです。
[編集] コミックス
- 森恒二『ホーリーランド』白泉社〈ジェッツコミックス〉、全18巻
- 2001年6月29日刊行 ISBN 4-592-13741-8
- 2001年11月29日刊行 ISBN 4-592-13742-6
- 2002年4月26日刊行 ISBN 4-592-13743-4
- 2002年9月27日刊行 ISBN 4-592-13744-2
- 2003年3月28日刊行 ISBN 4-592-13745-0
- 2003年9月29日刊行 ISBN 4-592-13746-9
- 2004年2月27日刊行 ISBN 4-592-13747-7
- 2004年11月29日刊行 ISBN 4-592-13748-5
- 2005年3月29日刊行 ISBN 4-592-13749-3
- 2005年4月28日刊行 ISBN 4-592-13750-7
- 2005年10月28日刊行 ISBN 4-592-14311-6
- 2006年3月29日刊行 ISBN 4-592-14312-4
- 2006年8月29日刊行 ISBN 4-592-14313-2
- 2007年1月29日刊行 ISBN 978-4-592-14314-7
- 2007年6月29日刊行 ISBN 978-4-592-14315-4
- 2007年11月29日刊行 ISBN 978-4-592-14316-1
- 2008年4月29日刊行 ISBN 978-4-592-14317-8
- 2008年7月29日刊行 ISBN 978-4-592-14318-5
[編集] テレビドラマ
| ドラマ |
|
関連項目
|
2005年4月2日から6月25日までテレビ東京で土曜1:30-2:00に放映、全13話。実写格闘ドラマでは珍しく石垣佑磨、徳山秀典など主要キャスト陣がアクションシーンを務め、その監修に原作者自身がアクション監修を手がける。
[編集] キャスト
- 神代ユウ - 石垣佑磨
- 伊沢マサキ - 徳山秀典
- 金田シンイチ - 青山草太
- 伊沢マイ - 水谷妃里
- 緑川ショウゴ - 鈴木信二
- 岩戸 - 植木紀世彦
- 八木 - 渡来敏之
- 土屋 - 梅宮哲
- 加藤 - 弓削智久
- タカ - 宮田大三
- 吉井- 三元雅芸
[編集] サブタイトル
- 無少年
- 優しい夜
- 居場所
- カリスマ
- 空手
- 不適格者
- 悪意
- 破壊者
- 闇の中へ
- 聖地
- 傷痕
- 謀略
- 夜明け
[編集] スタッフ
[編集] パッケージソフト
- DVD 第1巻(1~2話) 2005/07/22発売 BCBJ-2179
- DVD 第2巻(3~4話) 2005/08/26発売 BCBJ-2180
- DVD 第3巻(5~6話) 2005/09/23発売 BCBJ-2181
- DVD 第4巻(7~8話) 2005/10/28発売 BCBJ-2182
- DVD 第5巻(9~10話) 2005/11/25発売 BCBJ-2273
- DVD 第6巻(11~13話) 2005/12/23発売 BCBJ-2274
- 発売・販売元:バンダイビジュアル株式会社
| テレビ東京 テレビ東京金曜2530枠 | ||
|---|---|---|
| 前番組 | 番組名 | 次番組 |
|
ホーリーランド
|
||
[編集] 類似関連
- 山木陽介#ホーリーランド企画 漫画ホーリーランドをWebサイトの探偵ファイルの企画で現実に行っていたが、現在はEAST ENDで続行している(※ 注意・漫画をモチーフとした類似企画)。
- 三国志大戦 Ver3.1の追加カード「R楽進」を森恒二が描いている。二つ名は作品にちなんで「武将狩り」。
