ホンダ・RA106

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ホンダ・RA106
Rubens Barrichello Canada 2006.jpg
カテゴリー F1
コンストラクター ホンダ
デザイナー ジェフ・ウィリス
先代 ホンダ・RA099
後継 ホンダ・RA107
主要諸元
シャシー カーボンモノコック
サスペンション(前) プッシュロッド トーションバー ダブルウィッシュボーン
サスペンション(後) プッシュロッド トーションバー ダブルウィッシュボーン
全長 4,675 mm
全幅 1,800 mm
全高 950 mm
トレッド 前:1,460 mm / 後:1,420 mm
ホイールベース 3,145 mm
エンジン ホンダ RA806E 2,400 cc 90度 V8 NA ミッドシップ
トランスミッション ホンダ 7速 セミAT
燃料 エルフ
オイル ENEOS
タイヤ ミシュラン
主要成績
チーム ラッキーストライク・ホンダレーシングF1チーム
ドライバー ブラジルの旗 ルーベンス・バリチェロ
イギリスの旗 ジェンソン・バトン
出走時期 2006年
コンストラクターズ
タイトル
0
ドライバーズタイトル 0
表彰台(3位以内)回数 3
通算獲得ポイント 86
初戦 2006年バーレーングランプリ
初勝利 2006年ハンガリーグランプリ
最終戦 2006年ブラジルグランプリ
出走
回数
優勝
回数
ポール
ポジション
ファステスト
ラップ
18 1 1 0
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ホンダ・RA106ホンダ2006年のF1世界選手権に投入したフォーミュラ1カーである。ジェフ・ウィリスが設計した。参戦ドライバーはルーベンス・バリチェロジェンソン・バトン

概要[編集]

ホンダがB・A・Rの全株式を取得たことでシャシー銘柄と形番が改められ、"RA"(レーシング・オートモービル)という呼び名が復活した。「コンストラクター」ホンダとしては、F1第1期活動最後のRA3021968年)以来の実戦用マシンである[1]

RA106の発表会は2006年1月25日にスペインバルセロナカタロニア・サーキットで行われた[2][3]

ジェフ・ウィリスの設計はサイドポッド後部に複雑なフィンを重ねる空力パッケージを特徴にしていたが、RA106ではチムニーダクトを排熱に利用するデザインに変更された。

また、フロントサスペンションも、一般的であったシングルキール式からゼロキール式に変更された。こうすることによって空力的な改善を図っている。

現在はツインリンクもてぎ内にあるホンダコレクションホールに12号車が1台動態保存されており、イベントなどで走行したりしている。

2006年シーズン[編集]

シーズン序盤は予選、決勝ともに素晴らしい活躍を見せた。第3戦オ-ストラリアGPでは予選でバトンがポールポジションを獲得する。しかしタイヤが思うように温まらずにセーフティーカー走行後のローリングスタートで後続に追い抜かれ、チェッカー直前でエンジンブローをしてしまった。序盤2戦の好結果は、温暖な気候に助けられたものだった。

前半戦の成績不振から脱出するため、ホンダは中本修平をシニア・テクニカル・ディレクターに任命。第12戦ドイツGPごろからマシンの調子が上がり始め、続く第13戦ハンガリーGPでは上位勢の脱落も味方して、バトンがF1初優勝を達成。ホンダも1967年イタリアGP以来となるコンストラクター3勝目を獲得した。バトンの終盤6戦の獲得ポイントは、この年の王者フェルナンド・アロンソミハエル・シューマッハよりも多かった。

スペック[編集]

2006年のアメリカGPインディアナポリスを走行するRA106(ドライバーはルーベンス・バリチェロ
2006年最終戦のブラジルGPインテルラゴスを走行するRA106(ドライバーはジェンソン・バトン)。このGPでBATのスポンサードが終了するため、特別カラーリングが施された。

シャーシ[編集]

エンジン[編集]

記録[編集]

No. ドライバー 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 ポイント ランキング
BHR
バーレーンの旗
MAL
マラヤ連邦の旗
AUS
オーストラリアの旗
SMR
サンマリノの旗
EUR
欧州連合の旗
ESP
スペインの旗
MON
モナコの旗
GBR
イギリスの旗
CAN
カナダの旗
USA
アメリカ合衆国の旗
FRA
フランスの旗
GER
ドイツの旗
HUN
ハンガリーの旗
TUR
トルコの旗
ITA
イタリアの旗
CHN
中華人民共和国の旗
JPN
日本の旗
BRA
ブラジルの旗
2006 11 ブラジルの旗バリチェロ 15 10 7 10 5 7 4 10 Ret 6 Ret Ret 4 8 6 6 12 7 86 4位
12 イギリスの旗バトン 4 3 10 7 Ret 6 11 Ret 9 Ret Ret 4 1 4 5 4 4 3

脚注[編集]

  1. ^ 活動休止期間中にRA099を始めとするテストカーを試作したことはある。
  2. ^ “【ホンダF1】2006年チャレンジャー「RA106」発表”. Response. (2006年1月26日). http://response.jp/article/2006/01/26/78719.html 2011年6月16日閲覧。 
  3. ^ “Honda、ニューマシン“RA106”を正式発表”. carview. (2006年1月25日). http://www.carview.co.jp/news/4/8393/ 2011年6月16日閲覧。 
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外部リンク[編集]