むさしの (列車)
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「むさしの」とは、東日本旅客鉄道(JR東日本)が、府中本町・八王子~大宮間を中央本線・武蔵野線・東北本線経由で運転される臨時快速列車の愛称。土曜・休日には「ホリデー快速むさしの[1]」として運転される。
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[編集] 運行概要
乗り換えが必要な中央本線沿線から東北・山形・秋田・上越・長野新幹線接続駅である大宮まで直通する列車として運転されている。当初は、「こまちリレー」→「新幹線リレー」と命名され新幹線接続列車の側面を大きく打ち出したものの接続に難があったことから、通勤列車の側面が強くなっていた。そのため、2001年に「ホリデー快速むさしの」を「ホリデー快速河口湖3・4号」に改称したのに伴い、名称を現在の「むさしの」に変更し新幹線接続列車としてのアピールを取りやめた[2]。
運行本数は平日2往復[3]、土曜・休日1往復で間合い運用として「ホリデー快速鎌倉」に投入される。平日の1号は、朝方に豊田車両センターを出庫した後新秋津で折り返して府中本町まで回送し同駅始発としている。これは朝ラッシュ時の中央線快速のダイヤに支障をきたさないようにするための措置である。
姉妹列車として2006年のゴールデンウィークからは立川から青梅線に乗り入れる快速「むさしの奥多摩」が大宮~奥多摩間で運転を開始[4]した一方、2002年の秋季行楽シーズンには田町車両センターの167系8両編成を使用し平塚~横浜~大宮~宇都宮~日光間を武蔵野線経由で運転された「ホリデー快速湘南日光」などがある。
基本的に毎日運転の臨時列車である。これは運転区間のうち、国立~新小平間および西浦和~大宮間が貨物線であるため旅客列車として定期的な運転をされるものではないことに配慮して列車番号を付与されているからである[5]。これらの貨物線はJR東日本が第一種鉄道事業者であるが、同社では独立した線区とみなしていないため、この区間を乗車する場合の運賃は前者は西国分寺、後者は武蔵浦和経由で計算され、第二種事業者である日本貨物鉄道(JR貨物)が設定している営業キロは適用されない[6]。
[編集] 車両
豊田車両センター配置の115系近郊形電車で横須賀色塗装6両貫通のM40編成[7]が投入される。
ただし、検査時などでM40編成が充当できない場合には同センターの3両編成(M1 - 12編成)2本を連結して6両編成を組成するか長野総合車両センター配置の6両編成(C編成)[8]による代走となる。さらにこれらの編成も充当できない場合は、長野総合車両センターに所属する3両編成(N編成)を2組連結した編成もしくは183・189系特急形電車で代走となる[9]。
快速「むさしの奥多摩」は小山車両センター配置の115系4両編成で運転されていたが、2007年11月までに廃車となったために2007年の春臨以降は201系展望型電車「四季彩」で運転され専用の方向幕を掲出している。
[編集] 過去の使用車両
「こまちリレー」として運転開始した当初は幕張電車区(現・幕張車両センター)から三鷹電車区(現・三鷹車両センター)に転入した湘南色の165・169系急行形電車が使用されていた。これらはすべて3両編成を2本連結して運用された。
上記の165系が老朽化したことから、代わって松本運転所(→松本電車区→現・松本車両センター)から169系3両編成5本が、上沼垂運転区(現・新潟車両センター)から165系3両編成1本が転入し、専用の塗色[10]に変更された。「新幹線リレー」・「むさしの」・「ホリデー快速日光」には、これらの転入車の中から松本からの転入編成のうち3本のリクライニングシートを装備したグレードアップ編成と通常のボックス式クロスシートをした装備残りの松本転入編成2本と上沼垂からの転入編成[11]を組み合わせて運用することを基本とした。客室アコモデーションの向上はあったものの、平日朝夕など通勤客が多く利用する列車では2扉車の運用のため乗降に手間取る・立客がデッキに集中するなどのデメリットも目立った。
2002年に165・169系が「ホリデー快速」等すべての準定期運用から引退することになり、現在の115系に引き継がれた。
[編集] ヘッドマーク
「こまちリレー」時代よりこの系統の快速列車にはすべて専用のヘッドマークが掲出されている。「新幹線リレー号」まではイラストつきの愛らしいものであったのに対し、「ホリデー快速日光」や「むさしの」は淡い黄色地に黒字で名称が表記されただけのシンプルなものとした[12]。
2008年現在では、「ホリデー快速むさしの」にも掲出されており、これはオレンジに黒字で表記されている。
[編集] 停車駅
- 八王子発着列車(「むさしの2・3・4号」 「ホリデー快速むさしの」)
- 府中本町発列車(「むさしの1号」)
- 府中本町 - 西国分寺 - 新秋津 - 東所沢 - 北朝霞 - 大宮
- ホリデー快速日光(現在は運転していない[13])
- 快速「むさしの奥多摩」
[編集] 沿革
- 1997年 秋田新幹線「こまち」運転開始とともに「こまちリレー号」として運転を開始する。
- 1998年 名称を「新幹線リレー」に変更。
- 2001年 名称を現行の「むさしの」に変更。一時期土休日運行のものに限り名称を「ホリデー快速日光」に変更し八王子~日光間を運転。
- 2002年 165・169系の引退に伴い、使用車両を115系に変更。
- 2004年 土休日運行列車の名称を「ホリデー快速むさしの」に変更。
- 2005年 「ホリデー快速むさしの」および「むさしの2号」のダイヤが変更される。
- 「むさしの2号」を朝の10時台から9時台に、「ホリデー快速むさしの2号」を20時台から18時台に運転時刻を変更。
- 2006年 大宮~奥多摩間を運行する快速「むさしの奥多摩」が運転される。
- 2007年3月18日 ダイヤ改正にともない新たに東所沢停車となり、乗務員交代がそれまで行われていた新秋津から変更になった。
[編集] 脚注
- ^ 側面の方向幕は「快速むさしの」で表示。
- ^ 府中本町~大宮間の直通列車は、国鉄時代の1983年夏に武蔵野線用の101系1000番台で運転された実績がある。
- ^ 以前の平日ダイヤでは3往復で高尾まで運転される列車も存在したが、利用者見込めなかったことにより縮小し、従来昼間に1往復していた時間帯は豊田車両センターにて留置される。
- ^ 武蔵野線内は貨物列車のダイヤで青梅線青梅~奥多摩間は定期普通列車のダイヤで運転される。
- ^ 当初は臨時列車の予備番号である9000番台であったが、2008年3月15日より宇都宮線の「フェアーウェイ」や新宿発着の「ホリデー快速河口湖」1・2号などと同じ8000番台に変更された。
- ^ 交通新聞社発行の『JR時刻表』では西国分寺(武蔵浦和は掲載なし)に通過を示すマークが記載されている。
- ^ 2000年に豊田から松本に転出後に再度松本から豊田へ出戻った編成で基本的に「むさしの」「ホリデー快速鎌倉」専従となっている。
- ^ 長野色塗装で「快速むさしの」の表示が側面方向幕に用意されていないため単に「快速」のみの表示となる。
- ^ 183・189系代走時には、通勤・通学客が多く利用する平日の「むさしの1号」などでは、乗客が乗り切れない懸念があるため停車駅では使用日を明記するなどして他の列車を利用する旨の案内が行われている。
- ^ 「三鷹色」もしくは八王子支社独自のものであることから「八王子色」とも呼ばれた。
- ^ 先頭車は白熱灯による前照灯のいわゆる原型車。
- ^ 列車名の変更や運行の変更を伴うダイヤ改正時など時期によっては、このマークを取り外し基部の銀板を露出して運転されるのが通例となっている。
- ^ 2002年10月~12月、引退直前の田町車両センター所属167系メルヘン車+アコモ車8両編成で運転された。