ホットギミック (漫画)

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ホットギミック
ジャンル 少女漫画, 恋愛漫画, ラブコメディ
漫画
作者 相原実貴
出版社 日本の旗 小学館
カナダの旗 アメリカ合衆国の旗 VIZ Media
フランスの旗 Generation Comics
ドイツの旗 Planet Manga
掲載誌 日本の旗ベツコミ
発表期間 2000年12月 - 2005年8月
巻数 12
小説:ホットギミックS
著者 西崎めぐみ
イラスト 相原実貴
出版社 小学館
レーベル パレット文庫
発売日 2005年11月1日
巻数 1
ドラマCD:ホットギミック ドラマCD
制作 小学館Betsucomi」編集部
株式会社ソフトガレージ
発売元 ソフトガレージ
販売元 ケイエスエス販売
発売日 2004年4月23日
ドラマCD:ホットギミックドラマCD II
制作 小学館「Betsucomi」編集部
株式会社ソフトガレージ
発売元 ソフトガレージ
販売元 ケイエスエス販売
発売日 2004年10月22日
テンプレート - ノート

ホットギミック』は相原実貴による少女漫画、及びそれを元にした小説ドラマCD。『Betsucomi』(小学館)において、2000年12月号から2005年8月号まで連載された。全12巻。英語版(Hot Gimmick)はVIZ Mediaから出版されている。

あらすじ[編集]

物語は16歳の気弱な少女、成田初を中心に展開する。彼女は社宅に住んでおり、そこは常務取締役)の妻・橘夫人が専制君主のように支配し、住民の振る舞いは会社での地位に影響されている。初は、妊娠したかもしれないという妹・茜のために、妊娠検査薬を買いに行くが、社宅の権力者・橘家の息子で横暴な亮輝に見つかって脅迫され、彼の奴隷にされてしまう。

第1巻はほとんどキャラクターとプロットラインの紹介であるが、当初の状態は長くは続かない。主要な男性登場人物(亮輝、梓、凌)は、物語の進行につれて、早々に立ち位置を交換する。これは、『ホットギミック』が高い年齢層の読者をターゲットとし、若い読者にはふさわしいとはいえない成人向きのテーマ(強姦未遂やデートDV関係の正常化)に焦点を当てているからである。

登場人物[編集]

の項はドラマCDのもの。ソフトガレージ版 / 「Betsucomi」応募者全員サービス版の順。

成田家[編集]

成田 初(なりた はつみ)
声 ‐ 堀江由衣 / 仲西環
本作の主人公。16歳。兄である凌ととても仲が良い。物語開始時において、私立高園学園(高等学校)2年生。妊娠したかもしれないという妹・茜のために妊娠検査薬を買いに行くが、偶然妊娠検査薬を持っているところを亮輝に見られ、茜の妊娠(結果的には妊娠していなかった)を秘密にしてもらう代わりに、亮輝の個人的な奴隷にさせられる。騙されやすい。亮輝に迫られたところを引っ越してきた梓に助けられ、再び梓に恋するようになる。しかし、梓にとって自分は復讐の道具だったと知りショックを受ける。その後、亮輝に惹かれ始める。
成田 茜(なりた あかね)
声 ‐ 渡辺明乃 / なし
初の妹。ややふしだら。たくさんの男の子と付き合っていたが、結局は亮輝の親友のすばるに夢中になる。物語開始時において、区立東ヶ丘中学校3年生。14歳。嫉妬しやすい。初の奴隷問題を引き起こした張本人。物語の後半では落ち着き、亮輝について初にアドバイスをするようになる。
成田 凌(なりた しのぐ)
声 ‐ 三木眞一郎 / 荻野義範
初の義兄。初に恋している。とても優しい性格。物語開始時において、一橋大学法学部1年。19歳。サークル活動と様々なアルバイトのために家にはあまりいない。物語中で最も理性のある人。幼少時に成田家に引き取られた。しかし、彼の両親は死後、多額の借金を残した。成田夫妻は返済を肩代わりした借金のせいで、度々喧嘩をしている。このとき、亮輝の父の橘氏がお金を渡す代わりに、初の父を不倫の隠れ蓑にする。誰かが不倫の事を調べても初の父の名前が真っ先に出るようにする計画を持ちかけた。そして、橘氏と梓の母は不倫をし、梓の母は死に、梓は初の父に復讐を計画する。初はそれに嵌まり、亮輝が助け、3人の関係は新たな展開を迎え、初の家族は周囲に阻害される。凌は医学部への進学や初への思いをあきらめ、家を出てアルバイトを掛け持ちし、肩代わりしてもらった借金を返そうとしている。
成田 輝(なりた ひかる)
声 ‐ 小桜エツ子 / 下屋則子
初の弟。物語開始時において、幼稚園児。4歳。
成田 志保子(なりた しほこ)
初の母。橘夫人を非常に恐れている。
成田 徹(なりた とおる)
初の父。梓に母の死について責められるが、後に上司の橘氏の身代わりをする代わりにお金をもらっていたことが明らかになる。単身赴任中。梓の父や亮輝の父と同じ大学に通っていた。

橘家[編集]

橘 亮輝(たちばな りょうき)
声 ‐ 鳥海浩輔 / 小尾元政
子どもの頃、初を階段から突き落として以来、初の最大の恐怖の対象。初を個人的な奴隷にするが、彼女にもしたがる。初に対して「命令だ」が口癖である。初にとても強引に見えるが、何度も初に気を許し、気遣い、ついには恋に落ちる。物語開始時において、私立開星学院高等部2年。17歳。社宅での子ども時代、初が亮輝の唯一の友達である一方、初は梓とも友達であったことが明らかになる。それにもかかわらず、子どものときでさえ亮輝は初を大事に扱わず、ついには階段から突き落とし、感情的に初を怖がらせた。突き落とした原因は、初と梓が仲良くしているのを見て焼きもちを焼いたためであった。
橘 奈津江(たちばな なつえ)
亮輝の母で、衆目一致の社宅の「女王」。夫とは親同士の決めたお見合い結婚である。
橘 柊一郎(たちばな しゅういちろう)
亮輝の父。会社の常務。ほとんど会社の近くのホテルに泊まっていて、めったに社宅には帰らない。結婚前に梓の母・美宝と恋に落ちてしまったため、妻と息子には愛情はない。梓の母に会いに行くと言ったのに会いに行かなかった理由は、11巻まで明らかにされない。それは梓の母に一緒に逃げようと頼んだとき、梓の母が息子と夫を選んだからであったが、これは矛盾した行為である。

小田切家[編集]

小田切 梓(おだぎり あずさ)
声 ‐ 吉野裕行 / 山本泰輔
初の幼馴染(初はやや梓に恋している)。16歳。子どもの頃、2人はとても仲が良く、いつも初を亮輝から守っていた。雑誌やテレビCMで人気のモデル。初と短い間付き合っていたが、死んだ母と不倫をしていたらしい初の父に復讐するためであったことを明かして、2人の関係は終わる。また、モデルをしていたのは、確かな復讐をしようと母の愛人を調査してくれる興信所を雇うお金を稼ぐためであったことも明かす。その結果、初の父が不倫相手であることが分かった。結局、初の父は本当の愛人であった亮輝の父の身代わりをしてお金をもらっていたに過ぎないことが分かる。梓は、初の父に復讐するために初を愛している振りをしていた。しかし、本当に振りだけだったかどうかは微妙である。
小田切 実(おだぎり みのる)
梓の父。ほとんど海外で働いており、あまり息子と一緒に暮らせなかった。おそらく梓の母の不倫に気付き、離婚する。再婚を間近に控え、息子の意見を気にしている。
小田切 美宝(おだぎり みほ)
梓の母。離婚し、梓と共に家を出る。会いに来ると約束した恋人を待ちながら、残りの人生を送る。物語の3年前に死去。不倫をしていたことによって親族に遠巻きにされ、彼女も梓も冷遇された。

八木家[編集]

八木 すばる(やぎ すばる)
声 ‐ 保志総一朗 / なし
亮輝の親友(微妙に奴隷気味だが)、初の友達でもある。テレビゲームやアニメ(特にガ○ダム)が趣味で、プラモデルやフィギュアを集めている。茜の強引なアプローチにビクビクしていたが、茜を好きになっていく。最終的には茜のために「レアくま」(10個集めると願いが叶う人形)を集め、茜への愛情を示す。物語開始時において、私立高園学園(高等学校)2年A組。16歳。当初は初に恋している描写があったが、後に茜の気持ちに応える。
八木 あさひ(やぎ あさひ)
すばるの姉。19歳。美容師専門学校を卒業して、インターン修行中。凌に秘めた恋をしているが、かなわないと思って告白できずにいる。凌が梓に初を愛していると話しているのを聞いてしまい、初にそのことをばらしてしまう。

その他[編集]

高遠 万里子(たかとお まりこ)
橘家のメイド。23歳。亮輝の父・橘柊一郎に恋している。亮輝のことを本当に気遣っている数少ない人物の一人。亮輝の暴君ぶりゆえに、亮輝の孤独・嫉妬・初への愛情を誤解してしまう初を手助けする。
葛城 リナ(かつらぎ リナ)
声 - 平松晶子 / なし
モデル事務所の社長で梓のマネージャー。梓とは「ギブアンドテイク」の関係で、家出してきた梓を拾ったときからの付き合い。
風間 柊司(かざま しゅうじ)
凌のバイト仲間でルームメイト。茜に夢中でしきりに手を出そうとするが、茜がすばると付き合っていることには十分気付いている。
西園寺 瑠璃(さいおんじ るり)
帝徳女学園に通う、(学力的に)亮輝と同レベルの少女。亮輝と初の関係を知った橘夫人は、亮輝と瑠璃を親しくさせようと躍起になる。亮輝と同じ学年で、同じ論理を持ち、同じ方法で愛情を示す、亮輝にぴったりの相手である。亮輝が初に恋していなければ、互いにお似合いの相手だったと思われる。亮輝に誘われて同意し、きわどいところまでいくが、初のことを考えるのを止められなかった亮輝に気が変わったと言われて、追い出される。

単行本[編集]

すべて小学館Betsucomiフラワーコミックスより発刊。藤田リュウイチ(7巻まで:Zebra Connection、8巻以降:RYUONE DESGIN所属)がカバーデザインをしている。

  1. 2001年5月26日発行 ISBN 4091353819
  2. 2001年12月20日発行 ISBN 4091353827
  3. 2002年5月25日発行 ISBN 4091353835
  4. 2002年8月23日発行 ISBN 4091353843
  5. 2002年12月19日発行 ISBN 4091353851
  6. 2003年4月24日発行 ISBN 409135386X
  7. 2003年9月26日発行 ISBN 4091353878
  8. 2004年4月26日発行 ISBN 4091353886
  9. 2004年9月24日発行 ISBN 4091353894
  10. 2005年2月25日発行 ISBN 4091353908
  11. 2005年7月26日発行 ISBN 4091301746
  12. 2005年10月26日発行 ISBN 4091302335

小説版[編集]

『ホットギミック』本編の完結後、異なったエンディングを描いた小説『ホットギミックS』が発売された。著・西崎めぐみ、イラスト・相原実貴。 初の語りによって書かれ、主に初と凌の関係に焦点が当てられている。他のキャラクターも登場するが、脇役である。

巻末に初と凌の幼い頃を描いた短編漫画が収録されている。

ドラマCD[編集]

ソフトガレージ発売の2枚のほか、「Betsucomi」2003年2月号応募者全員サービスのホットギミックCDブック、2004年10月号付録CD内ドラマCDダイジェストがある。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]