ホセ・ロペス (野球)

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ホセ・ロペス
José López
横浜DeNAベイスターズ
Giants lopez.jpg
読売ジャイアンツ時代
基本情報
国籍 ベネズエラの旗 ベネズエラ
出身地 アンソアテギ州バルセロナ
生年月日 1983年11月24日(31歳)
身長
体重
183 cm
93 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 二塁手三塁手一塁手
プロ入り 2000年 アマチュア・フリーエージェントとしてシアトル・マリナーズと契約
初出場 MLB / 2004年7月31日 エンゼルス
NPB / 2013年3月29日
年俸 1億5,000万円(2015年)
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム ベネズエラの旗 ベネズエラ
WBC 2009年

ホセ・セレスティーノ・ロペスJosé Celestino López , 1983年11月24日 - )は、ベネズエラ・ボリバル共和国アンソアテギ州出身のプロ野球選手内野手)。現在は、横浜DeNAベイスターズに所属。

経歴[編集]

マリナーズ時代[編集]

2000年、ドラフト外でシアトル・マリナーズに入団。マイナー時代は2度のチームMVPを獲得した。

2004年7月31日にメジャー初昇格を果たし、同日のアナハイム・エンゼルス戦でメジャーデビュー。

マリナーズ時代(2009年)

2005年は怪我に苦しんだが、2006年にレギュラーに定着。前半戦でチーム最高の58打点を記録し、怪我で出場辞退となったロビンソン・カノの代替選手としてオールスター出場を果たした。7月2日の試合前のミーティングでオールスター選出が発表され、ファン投票では5位以内にも入っていなかったことから涙を流して選出を喜び、「マリナーズからはイチローで選出が終わりと思ってたら、僕の名前が呼ばれた。まさかのサプライズだった。その瞬間、泣いてしまったんだ」とコメントした[1]。後半戦は21打点と調子を落としたが、シーズンを通して打率.282、初の2桁本塁打となる10本塁打、79打点を残した。

2007年は149試合に出場し、11本塁打62打点を記録。

2008年は159試合に出場し、17本塁打89打点を記録。

2009年開幕前には、ワールド・ベースボール・クラシックにベネズエラ代表として出場。チーム最多の10安打を放ち打率.417、2本塁打、4打点を記録し、優秀選手に選出された[2]。また、シーズンでも自己最高となる25本塁打、96打点を記録。このシーズンまで4年連続でマリナーズの正二塁手を務めた。

2010年ショーン・フィギンズの加入に伴い、三塁手にポジションを変更。4月23日のホワイトソックス戦では元同僚のJ・J・プッツから自身初となる満塁本塁打を放つと、7月12日にも2度目の満塁本塁打を記録した。しかし、シーズン通算では打率.239と振るわず、マリナーズは契約オプションを破棄。12月にチャズ・ローとのトレードでコロラド・ロッキーズに移籍した。

ロッキーズ時代[編集]

2011年は38試合の出場で打率.208・本塁打2・OPS.521と不振に陥り、6月7日に解雇された。

マーリンズ時代[編集]

2011年6月9日にフロリダ・マーリンズとマイナー契約を結び、15日にメジャーに昇格したが、7月2日DFAとなり40人枠から外れる。その後は傘下のAAA級ニューオーリンズでプレーし、8月14日にメジャー再昇格。

インディアンズ時代(2012年7月1日)

インディアンズ時代[編集]

2011年12月16日クリーブランド・インディアンスとマイナー契約を結ぶ。

2012年の開幕はメジャーで迎えたが、5月にジョニー・デイモンと入れ替わりで40人枠から外れ、8月12日に契約が解除された。

ホワイトソックス時代[編集]

2012年8月14日にシカゴ・ホワイトソックスとマイナー契約を結び、8月30日にメジャー昇格した。10月29日にFAとなった。

巨人時代[編集]

2013年1月7日、読売ジャイアンツと契約金1700万円、年俸8000万円で1年契約を結ぶ[3][4]。原監督からはクリーンナップ一塁手をこなすことを期待された[5]。開幕戦の3月29日の対広島東洋カープ戦では3回裏に初打席初本塁打を放った。[6]。開幕戦での新外国人選手の初打席初本塁打は1991年のフィル・ブラッドリー以来、球団では2人目である。同年8月25日の対横浜DeNA戦では来日初の満塁弾を放った。また、9月にシーズン規定打席に到達し、NPB他球団を経ない来日1年目の外国人選手としては、1995年のシェーン・マック以来、球団史上18年ぶりとなった。 また、巨人の自前新外国人が初年度にシーズン打率を3割を越えて終えるのはロペスが球団史上初である。得点圏にやや弱く(得点圏打率.259)故障離脱もあり打点は55に留まったものの、打率303、18本塁打と好成績を収めた。また1塁守備も失策数4と安定しておりゴールデングラブ賞を受賞した。

シーズンオフのクライマックスシリーズ日本シリーズにも出場したが、打撃不調[7]でスタメン落ちする試合もあった。しかし、日本シリーズ第6戦 8番・一塁手で先発出場したロペスは、第二打席に2013年シーズン 24勝無敗の楽天田中将大から左中間スタンドに同点2ラン本塁打を打ち圧倒的な存在感を見せた。その後チームは勝ち越したため、田中の昨シーズンからの連勝を30で止めた。(日本シリーズ第6戦の情報 [8]

2014年は、チームが開幕前に、外野手兼一塁手のレスリー・アンダーソンを獲得し、5月にフレデリク・セペダを獲得すると突如成績不振に陥る。アンダーソンが一塁を守る事も多くなり、スタメンから外された。セペタが成績不振で2軍降格後は、将来を見込んで小林誠司を捕手で起用し阿部慎之助を一塁で起用されスタメンを外れるなど、1年を通じて1軍にいてチーム最多の本塁打を記録していたものの、出場機会が限られた。それでも、8月29日の横浜DeNA戦では、巨人自前外国人で18年ぶり(シェーン・マック以来)の20本塁打を達成した。しかし、オフの12月2日に、自由契約公示された[9]

DeNA時代[編集]

2014年12月12日、横浜DeNAベイスターズが獲得を発表した。[10]

選手としての特徴[編集]

打者としてはボールコンタクトに長け[11]、右打ちがうまい[12]。マイナー時代は強打のプルヒッターだったが[13]、メジャー昇格後は逆方向へ打球を運ぶ意識が強くなった[14]。四球を選ばないフリースインガーで[15]、メジャー通算の四球率は3.7パーセントを喫し、レギュラーに定着した2006年から2009年にかけては打率.277を記録していたが、出塁率が低くOPSは.727だった。2010年から2012年にかけては打率.236、OPS.615と低迷している。緩い変化球も苦手としている[13]

守備では、メジャーデビュー当初は遊撃手として起用されたが、2年目からは二塁手として起用された。さらに、マリナーズを退団後は、三塁手としての起用が増えた。 二塁守備に関しては、球際に弱く守備範囲が狭い[14]うえ、ボールハンドリングも悪く[16]、つまらない送球ミスやイージー・ゴロを取り損なう場面も見られた[13]。しかし、失策が多いものの、守備機会も多い為、守備率自体はそこまで悪くはない。

一方、50試合ほど一塁の守備についた事があり、もともと二塁手でもある為、一塁手としてはポジショニングや動きが良く、メジャー通算のDRS9、UZR0.7と総合的な面では平均以上の失点を防いだ。また、三塁手として2010年にリーグ最多補殺とリーグ3位のDRS10、同4位のUZR8.1を記録した。巨人移籍後は主に一塁手として起用されている[17]

人物[編集]

身体が硬く[18]、自己管理も苦手で、2007年にマリナーズと4年契約を交わした際には、『毎年行われる体脂肪率チェック、60ヤード走、20ヤード反復走、垂直跳びの4つで、一定の数値をクリアできれば、1つクリアにつき2万5000ドルのボーナス、4つクリアできればさらに2万5000ドルのボーナスがつく』という出来高と体重制限条項が組み込まれた[19]

マリナーズ時代にチームメイトだったイチローに影響されて、バットはジュラルミンのケースに入れて保管している[20]。また、イチローが愛飲していたことから、来日以降ほぼ毎日「ユンケル・ファンティ」(1本3000円)を飲んでいる[21]

ひょうきんな一面もあり、立岡宗一郎の初安打のボールをスタンドに投げ入れるフリをし、周囲を驚かせたことがある[22]。また、新潟県でのゲームでお立ち台に立った際「新潟サイコー」と叫んだり、入場曲がアントニオ猪木の「炎のファイター 〜INOKI BOM-BA-YE〜」になってから初めてのお立ち台では猪木の代名詞である「元気ですか」を叫んだりと、観客の笑いを誘う場面があった。

無類のサッカー好きであり、2014年は大好きなレアル・マドリードの欧州CL優勝の瞬間を早朝に起床してテレビ観戦するほどである。なおサッカーW杯ではスペイン優勝と予想してい[23]たが惜しくも敗退している。

野球は中学生になった時から始めたという。ただ、当時はサッカーもプレイしており、将来の夢はサッカー選手だった。

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

















































O
P
S
2004 SEA 57 218 207 28 48 13 0 5 76 22 0 1 1 1 8 0 1 31 1 .232 .263 .367 .630
2005 54 203 190 18 47 19 0 2 72 25 4 2 1 2 6 0 4 25 5 .247 .282 .379 .661
2006 151 655 603 78 170 28 8 10 244 79 5 2 12 5 26 1 9 80 17 .282 .319 .405 .724
2007 149 561 524 58 132 17 2 11 186 62 2 3 9 3 20 0 5 64 16 .252 .284 .355 .639
2008 159 687 644 80 191 41 1 17 285 89 6 3 6 9 27 5 1 67 14 .297 .322 .443 .765
2009 153 653 613 69 167 42 0 25 284 96 3 3 3 7 24 5 6 69 25 .272 .303 .463 .766
2010 150 622 593 49 142 29 0 10 201 58 3 2 0 3 23 1 3 66 20 .239 .270 .339 .609
2011 COL 38 129 125 10 26 4 0 2 36 8 2 0 0 0 3 0 1 15 2 .208 .233 .288 .521
FLA 44 113 106 13 24 8 0 6 50 13 0 0 1 1 4 1 1 13 4 .226 .259 .472 .731
'11計 82 242 231 23 50 12 0 8 86 21 2 0 1 1 7 1 2 28 6 .216 .245 .372 .617
2012 CLE 66 224 213 16 53 13 0 4 78 28 0 1 0 3 8 0 0 35 8 .249 .272 .366 .639
CWS 15 24 23 2 5 1 0 0 6 0 0 0 0 0 1 0 0 6 1 .217 .250 .261 .511
'12計 81 248 236 18 58 14 0 4 84 28 0 1 0 3 9 0 0 41 9 .246 .270 .356 .626
2013 巨人 121 467 429 45 130 26 0 18 210 55 1 1 5 3 25 1 5 57 12 .303 .346 .490 .836
2014 134 407 375 43 91 17 0 22 174 57 1 0 3 5 20 0 4 66 15 .243 .285 .464 .749
MLB:9年 1036 4089 3841 421 1005 215 11 92 1518 480 25 17 33 34 150 13 31 471 113 .262 .292 .395 .688
NPB:2年 255 874 804 88 221 43 0 40 384 112 2 1 8 8 45 1 9 123 27 .275 .318 .478 .795
  • 2014年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

年度別守備成績[編集]

年度 球団 一塁(1B) 二塁(2B) 三塁(3B) 遊撃(SS) 外野(OF)
試合 刺殺 補殺 失策 併殺 守備率 試合 刺殺 補殺 失策 併殺 守備率 試合 刺殺 補殺 失策 併殺 守備率 試合 刺殺 補殺 失策 併殺 守備率 試合 刺殺 補殺 失策 併殺 守備率
2004 SEA - - 1 0 0 0 0 ---- 57 90 126 10 24 .956 -
2005 - 51 123 159 6 32 .979 1 2 2 1 0 .800 - -
2006 - 150 282 417 16 95 .978 - - -
2007 - 146 280 423 8 105 .989 3 2 5 1 1 .875 - -
2008 13 100 11 1 5 .991 139 259 468 12 99 .984 - - -
2009 16 115 8 1 12 .992 141 235 351 15 89 .975 - - -
2010 - - 142 107 322 18 29 .960 - -
2011 COL - 11 17 24 0 8 1.000 29 9 48 4 2 .934 - -
FLA 8 40 5 0 2 1.000 9 9 13 0 2 1.000 10 6 10 1 1 .941 - -
'11計 COL・FLA 8 40 5 0 2 1.000 20 26 37 0 10 1.000 39 15 58 5 3 .936 - -
2012 CLE 3 4 0 0 0 1.000 - 11 4 9 0 0 1.000 - -
CWS 11 56 2 0 2 1.000 4 2 4 0 1 1.000 39 14 56 3 7 .959 - 1 0 0 0 0 ----
'12計 CLE・CWS 14 60 2 0 2 1.000 4 2 4 0 1 1.000 50 18 65 3 9 .965 - 1 0 0 0 0 ----
2013 巨人 118 979 60 3 64 .997 5 3 2 1 0 .833 1 0 0 0 0 ---- - -
2014 123 993 58 8 68 .992 - 1 1 1 0 0 1.000 - -
MLB:9年 51 315 26 2 21 .994 651 1207 1859 57 431 .982 236 144 452 28 42 .955 57 90 126 10 24 .956 1 0 0 0 0 ----
NPB:2年 241 1972 118 11 132 .995 5 3 2 1 0 .833 2 1 1 0 0 1.000 - -
  • 2014年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

獲得タイトル・記録[編集]

  • 年度リーグ1位
    • 二塁手最多出場:1回(2006年)
    • 二塁手最多刺殺:1回(2006年)
    • 二塁手最多補殺:1回(2006年)
    • 三塁手最多補殺:1回(2010年)
  • その他

表彰[編集]

NPB

記録[編集]

NPB初記録

背番号[編集]

  • 22 (2004年 - 2005年途中)
  • 4 (2005年途中 - 2010年、2012年)
  • 11 (2011年)
  • 22 (2011年)
  • 18 (2012年)
  • 5 (2013年 - 2014年)

脚注[編集]

  1. ^ 『月刊スラッガー』2006年9月号、日本スポーツ企画出版社、雑誌15509-9、78頁。
  2. ^ WBC優秀選手に松坂、岩隈、青木を選出 nikkansports.com 2009年3月25日
  3. ^ ロペス選手と契約 - 読売ジャイアンツ オフィシャルサイト 2013年1月7日
  4. ^ 【巨人】ロペスと契約、背番は「5」 nikkansports.com 2013年1月7日
  5. ^ 【巨人】ロペスを紅白戦で二塁適正テスト nikkansports.com 2013年2月15日
  6. ^ いきなり2発!ロペスは初打席、村田は同点弾に笑みスポーツニッポン2013年3月29日配信
  7. ^ クライマックスシリーズ 打率.000、日本シリーズ 打率.174 シーズンオフは日本シリーズ第6戦まで22打数もヒットが出なかった。
  8. ^ 楽天・田中に黒星、巨人タイに 日本シリーズ第7戦へ
  9. ^ 2014年度 自由契約選手 日本野球機構オフィシャルサイト 2014年12月5日閲覧。
  10. ^ 選手獲得のお知らせ
  11. ^ 月刊スラッガー』2005年4月号、日本スポーツ企画出版社、雑誌15509-5、48頁。
  12. ^ 『月刊スラッガー』2009年4月号、日本スポーツ企画出版社、雑誌15509-4、89頁。
  13. ^ a b c 友成那智、村上雅則 『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2007』 廣済堂出版、2007年、236頁。ISBN 978-4-331-51213-5
  14. ^ a b 『月刊スラッガー』2007年4月号、日本スポーツ企画出版社、雑誌15509-4、45頁。
  15. ^ 『月刊スラッガー』2010年12月号、日本スポーツ企画出版社、雑誌15509-12、44頁。
  16. ^ 『月刊スラッガー』2010年4月号、日本スポーツ企画出版社、雑誌15509-4、35頁。
  17. ^ 【巨人】ロペス“新調”ミットで軽快守備 nikkansports.com 2013年2月3日
  18. ^ 2006通信簿『月刊スラッガー』2006年12月号、日本スポーツ企画出版社、雑誌15509-12、90頁。
  19. ^ 友成那智、村上雅則 『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2008』 廣済堂出版、2008年、218頁。ISBN 978-4-331-51300-2
  20. ^ 友成那智、村上雅則 『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2010』 廣済堂出版、2010年、228頁。ISBN 978-4-331-51439-9
  21. ^ ロペスV弾!高級ユンケル飲んで疲れ知らず[リンク切れ]
  22. ^ 【巨人】ロペス 立岡びびらすジョーク nikkansports.com 2013年5月15日
  23. ^ 【巨人ロペスのW杯優勝予想はスペイン! nikkansports.com 2014年6月14日

関連項目[編集]

外部リンク[編集]