ペーパークロマトグラフィー

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解説図、上から順に Lid…ふた、Paper…濾紙
Solvent Front…溶媒先端、Solvent…溶媒

ペーパークロマトグラフィーは、濾紙(ろ紙)を用いる簡単なクロマトグラフィーである。濾紙の下端から数センチのところにキャピラリーでサンプルをスポットし、水やアルコール類などの溶媒を用いて展開する。そこに発色試薬を噴霧するなどしてスポットが見えるようにする。

原理などは薄層クロマトグラフィー (TLC) と同じだが展開に時間がかかり(数時間)あまり使われない。ただし、紙でできているので分離したスポットの部分を切り抜いて抽出し、他の実験に使うということもできる。展開方法によって上昇法、下降法、二次元展開、多重展開など様々な方法がある。

濾紙を構成するセルロース自身が吸着剤、担体として優れており、特にを固定相とする分配クロマトグラフ法において親水性物質を容易確実に分離することができる。またそれ自身が溶剤のしみこむ毛管(キャピラリー)を持ち、TLC法のガラス板に相当する支持体が不要で、プレート上の固定相として独立している濾紙の機械的な特性、切り取りや折り曲げが可能な便利さがある。アミノ酸その他の親水性物質について水を固定相とする分配クロマトグラフィーを行う場合には性能や再現性が良好である。

参考文献[編集]

関連項目[編集]

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