ペラグラ

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ペラグラ(Pellagra)
分類及び外部参照情報
Pellagra sufferer with skin lesions
ICD-10 E52.
ICD-9 265.2
DiseasesDB 9730
MedlinePlus 000342
eMedicine ped/1755
MeSH C18.654.521.500.133.699.529
プロジェクト:病気Portal:医学と医療
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ペラグライタリア語: Pellagra)は代謝内分泌疾患の一つで、ナイアシン欠乏症である。ICD10ではE52。 Pellagraはイタリア語で「皮膚の痛み」を意味する。

ナイアシンは必須アミノ酸のひとつであるトリプトファンから体内で生合成されるので、トリプトファンが欠乏することでもナイアシンが欠乏し、結果ペラグラを発症する。

1735年スペインで記録されたのが初出である。トウモロコシを主食とするイタリア北部などで猛威をふるい、「イタリア癩病」、「アストゥリアス癩病」などと呼ばれた。

1926年に、アメリカの医学者ジョゼフ・ゴールドバーガー(Joseph Goldberger)によって肉や牛乳に含まれる何らかの栄養が不足することが原因であると突き止められ、1937年になってコンラッド・エルヴェージェムConrad Elvehjem)によりその物質がナイアシンだと判明した。

概略[編集]

光線過敏による皮膚炎を発症したペラグラ患者

ペラグラはトウモロコシを主食とする地域でよくみられるが、トウモロコシのナイアシンはアルカリで処理することによって吸収されるようになる(メキシコトルティーヤは良い例である)。ペラグラは季節性で、食事の内容が主にトウモロコシ製品に偏る春から夏にかけて起こりやすい。

アルコール依存症患者など、栄養不良(特にビタミンB2B6)のある者は、ペラグラになるリスクが高くなる。また、遺伝病であるハートナップ病(トリプトファンが腸から吸収されない病気)の患者はペラグラを発症する。

ペラグラは、ナイアシン不足に加えて日光に当たることによって発症する。まず光線過敏症が生じ、顔に左右対称の赤い発疹が出る。

その後、消化管全体が侵されて吐き気、嘔吐、便秘、下痢などの症状が現れ、舌と口に口内炎が生じる。また、喉や食道にも炎症が起こる。

その後、疲労、不眠、無感情を経て、脳の機能不全(脳症)による錯乱、見当識の喪失、幻覚健忘などが起こり、最悪の場合死に至る。

治療においては、ニコチン酸アミド及びビタミンB群を経口摂取する。

外部リンク[編集]