ベンチャースター

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ベンチャースター

ベンチャースター (VentureStar) は1996年ロッキード・マーティンの提唱した単段式再使用型宇宙往還機である。全長46m、全幅48m、総重量1192tで、最高速度はマッハ25とされていた。主な目的は、人工衛星を既存の10分の1のコストで打ち上げられる再利用型で無人のスペースプレーンを開発して、スペースシャトルを完全に置き換えることであった。無人での打ち上げが条件であったが、積荷として乗客を運ぶことも予想されていた。リフティングボディであり、機体は垂直に離陸し、飛行機のように着陸する。リニアエアロスパイクエンジンを利用して、どの高度でも高い推進能力を有するよう設計されていた。

X-33のテスト計画の消滅とともに、ベンチャースターの開発計画も打ち切られた。

[編集] X-33

詳細はX-33 (航空機)参照

X-33はベンチャースターに必要な先端技術を実証するために、NASAとロッキード・マーティンの共同でスカンクワークスチームにより開発が進められていた実験機である。ベンチャースターと同じような形状で、全長21m、全幅23m、総重量129tと、半分以下の大きさをしており、最高速度もマッハ13程度に抑えられていた。試験の失敗、スケジュールの遅延、予算超過に悩まされ、2001年3月1日に計画は打ち切られた。

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク