ベレッタ ARX160

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ベレッタ ARX-160
Beretta ARX-160, Interpolitex 2012.jpg
インターポリテックス2012で展示されたベレッタ ARX-160
種類 アサルトライフル
原開発国 イタリアの旗 イタリア
運用史
配備先 使用国を参照
関連戦争・紛争 アフガニスタン紛争 (2001年-)
開発史
開発期間 2008年
製造業者 ピエトロ・ベレッタ
派生型 ARX-160SF
ARX-160 PDW
ARX-100
諸元
重量 3.1kg(空虚重量、16インチ銃身モデル)
3.0kg(空虚重量、12インチ銃身モデル)
全長 12インチ銃身モデル
680-755mm(ストック展開時)
580mm(ストック折り畳み時)

16インチ銃身モデル
820-920mm(ストック展開時)
755mm(ストック折り畳み時)

銃身 12インチ(302mm)
16インチ(406mm)
全幅 80mm(ストック展開時)

弾丸 5.56x45mm NATO弾
5.45x39mm弾
6.8×43mm SPC
7.62x39mm弾[1]
作動方式 ガス圧作動方式ロータリーボルト式
発射速度 700発/分
有効射程 射程600mまでの5段階リアサイト
装填方式 30発装弾、STANAG マガジン。100発装弾、C-Magドラム弾倉
照準 風向および仰角調整可能なフロントサイト

ベレッタ ARX-160は、ピエトロ・ベレッタ社が製造したモジュラー式のアサルトライフルである。イタリア軍の「将来歩兵」(Soldato Futuro)計画の一環として開発されたARX-160は、商業用兵器システムとして「将来歩兵」計画群から独立し、2008年に公表された。完全な装備として低初速の40mm NATO弾を使用する単発式グレネードランチャーが付属しており、GLX-160と呼ばれている。これは小銃に懸吊できる他、別に設けられたストック機構を付け、独立した兵器になる。

設計[編集]

ARX-160は、以前に提示されたベレッタAR70/90ウェポンシステムのいくつかの要点から出発した。この兵器は、底部および下部機関部から構成され、両方ともにポリマーが主用されている。また、作動はショートストロークピストンを介する。給弾はSTANAG マガジンを用いる。

この兵器のユニークな装備には両手用の安全装置、マガジンキャッチ、および給弾ハンドルが含まれ、また、銃のどちら側を用いて排莢するかを変更する機能がある。銃身の急速換装にあたってはピカティニー・レールや器具を用いることなく数秒で着脱可能である。また、折り畳み可能なテレスコピックストックがある。

軽量銃身はクロムの施条が切られ、ロンバルディア州ガルドーネ・ヴァル・トロンピアにあるベレッタ工場でハンマー鍛鋼工程により製造された。標準的な銃身長は410mm(16インチ)、特別な使用者のためには300mm(12インチ)とされた。16インチの重銃身に競技グレードの施条を切ったものは狙撃手用とされ、また、510mm(20インチ)の銃身が試験された。フラッシュハイダーには5個の放射状の切れ込みが設けられ、4個のより小さな切れ込みは連射時の銃口の跳ね上がりを制御する。NATOの普通弾および曳光弾を発射するため、銃身には1:7の率で螺旋が切られている。非フリーフロート銃身は、単にスライドレバーを引き、銃身を抜き出すことで容易に取り外せる。再ゼロイン調整なしの銃身交換によっても、照準の結果は着弾点にほぼ変わりがない。M7 バヨネット用の突起は銃身の下方に設けられるのではなく、むしろ上方に配置されている[2]

ARX-160の作動機構はユニークであり、ピストンが約2インチ(50.8mm)動くが、他の作動機構では1インチ(25.4mm)の何分の1かを作動する程度である。ピストンはボルトキャリアーの後退行程のほぼ全てを支持しており、結果は燃焼ガスが低いレベルの圧力となり、急激さが弱められ、キャリアーグループがより一定して運ばれる。ボルトキャリアーおよびオペレーティングロッドが銃身から遊離しているのは、銃身が非常に容易に取り外せるという理由からである[2]

この小銃は両手ききの操作のため、左右両側から排莢できるという機能を持つ。ボルトは7個のラグを持ち、また、エジェクターのないエキストラクターが左右に一つずつ設けられている。これらのエキストラクターはバネが入っており、ポートを過ぎた所に配された小穴を介して一方が押されることで、どちら側から薬莢が排出されるかが選択される。これは小型で、かつ弾丸の先端に合うよう最適化されている。エジェクションポートは銃の両側面に開かれており、弾薬を銃身から45度の角度に向ける。コッキングレバーはボルトキャリアーに設けられ、エジェクションポートを通して振りだし式に引き出すことでどちらの側にも変更することができ、また、押し込めば格納場所に固定される[2]

予備のアイアンサイトは標準装備され、銃の機関部と同様ポリマー製である。フロントサイト部分は風向と仰角を調整可能で、リア・ピープ・サイトには射撃用として100-600mまでの6段階が設けられている。主に使用される光学サイトはスウェーデンの企業であるエイムポイント AB製のACIES(先進個人装備システム)で、エイムポイント CompM2の専用バージョンである。夜間暗視装置赤外線照準器、また、他の形式の付属品は将来歩兵計画によって装着可能とされている[2]

銃身、ボルト、下部機関部および弾倉を交換することにより、異なる口径のバージョンが計画された。5.56mm NATO弾に加え、7.62x39mm弾6.8×43mm SPCの構成が検討された。また、5.45x39mm弾も同様である。試作のヘビーバージョンではバトルライフルとして7.62x51mm NATO弾を装填した[2]

派生型、ARX-100[編集]

民生市場向け、特にアメリカ合衆国を意識して設計されたセミオートマチックの派生型で、ARX-100と分類された。ARX-160の操法上の特徴を残すが、安全装置を発射位置に置くには90度回転させる点が例外である[3]

経歴[編集]

イタリア陸軍の「将来歩兵」計画の一環として開発され、ARX-160は2008年に商業用兵器システムとして発表された。

海外からの興味[編集]

アメリカ陸軍M4カービンを代替するため、個人用カービンのコンペティションを実施し、ベレッタ ARX-160はフェイズIIの競争作となっていた[4]。競争に勝った兵器が選定を受ける前に、個人用カービンの競作計画が中止された[5]

2013年2月、アルゼンチン陸軍は評価のためにARX-160 小銃とGLX-160 グレネードランチャーを受け取った。これは自身の特殊部隊用である[6]

インド陸軍INSAS小銃の代替としてARX-160を試験している[7]

使用国[編集]

画像[編集]

関連項目[編集]

参考文献[編集]

外部リンク[編集]