ベル 214
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ベル 214は、UH-1 ヒューイ シリーズの発展型の単発汎用ヘリコプター。双発・大型化したベル 214STも開発されている。
目次 |
[編集] 概要
ベル 214はベル 205/UH-1のエンジン強化型'Huey Plus'として1970年に発表された。エンジンは同じくライカミングT-53ターボシャフトエンジンであるが、1,900軸馬力まで強化され、トランスミッションも改良、ローターブレードも拡大されている。原型機は1970年に初飛行している。
初期型の214Aは原型機よりもさらにエンジンを強化しライカミングLTC4B-8D(2,930shp)を搭載した。1974年3月13日に初飛行している。214Aはイラン軍向けのものであり、高地・高温性能を評価されて、1972年に287機を受注、1975年に引き渡された。39機の214Cが1977年から1978年に引き渡されている。さらに50機の追加生産と350機のベル 214STの生産はイラン国内でも一部組み立てが行なわれる予定であった。しかしながら、296機の214Aと39機の214Cを引き渡したところでイラン革命により、イラン向けの生産は中止された。
ベル社はこの他にも、民間型を開発している。民間型214BはエンジンをT5508Dターボシャフトエンジンに換装している。最大出力は2,950軸馬力にもなるが、トランスミッション容量の関係もあり、離着陸時2,050軸馬力、通常時1,850軸馬力に落として使用する。1976年にFAAの型式証明を取得している。214Bは1981年まで生産された。
[編集] 各型
- ベル 214 Huey Plus:原型機。1970年初飛行。ライカミング T53-L-702エンジン搭載(1,900 shp)。
- ベル 214A/C Isfahan:イラン軍向け機体。214Aは陸軍向け、296機製造。214Cは空軍のSAR任務向け、ホイストなどを装備、39機製造。
- ベル 214B BigLifter:民間向け、70機製造。
- ベル 214B-1:機内搭載料を最大12,500lb(5,670 kg)に制限した型。214Bの1,600lbよりも制限されているが、機外搭載重量は変わらず、より吊り下げ輸送に適したものとなっている。数時間の作業で214Bと214B-1は相互に変更することができる[1]。
[編集] 運用国
[編集] 軍用型
[編集] 民間型
[編集] 要目 (214A)
- 乗員:2名
- 乗客:14名または担架6個、貨物3,880lb(214Bの機外吊り下げ能力3,629kg)
- 全長:14.63m
- ローター直径:15.24m
- 全高:3.90m
- 自重:3,442kg
- 最大離陸重量:6,805kg
- 巡航スピード:260km/h
- 航続距離:475km
[編集] 脚注
- ^ http://www.bellcustomer.com/files/Storage/TB%20214-04-95.pdf CONVERSION OF MODEL 214B TO MODEL 214B-1 OR MODEL 214B-1 TO MODEL 214B