ベルンハルト・ドンドルフ

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View Of New Orleans, Taken From The Lower Cotton Press

ベルンハルト・J・ドンドルフ(Bernhard J. Dondorf、1809年 - 1902年)は、ドイツの石版(リトグラフ画家であり、政治家実業家1833年からフランクフルト・アム・マインで、印刷会社を経営した。

印刷会社の経営[編集]

会社は1850年に師のカール・ナウマンの印刷会社と合併し、ドンドルフ・アンド・ナウマン社ドイツ語版となった。同社は有価証券紙幣郵便切手専門の印刷会社で、ギーゼッケ・アンド・デブリエント英語版と共にドイツ連邦(1815年-1866年)の主な紙幣製造会社の一つであった。

日本語ではビー・ドンドルフドンドルフ・ナウマン印刷会社とも表記され、一時期、日本政府のお雇い外国人エドアルド・キヨッソーネが在籍していたことでも知られる。1870年の普仏戦争の時期には明治政府から紙幣印刷を受託しているが、この紙幣は通称「ゲルマン紙幣」(明治通宝)として知られる。

この印刷会社は、のちにトランプカードの印刷も行い、当時の高い技術で印刷されたトランプは現在でも収集家に人気がある。

住居[編集]

引退後の家「Klüberstraße 18-20」。

ドンドルフが1872年に引退してから住んだ家は、フランクフルト・ヴェステント文化記念財ドイツ語版に指定されている。

作品[編集]

  • View Of New Orleans, Taken From The Lower Cotton Press

関連項目[編集]