ベアルファレス

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ベアルファレス
ジャンル アクションロールプレイングゲーム
対応機種 プレイステーション
開発元 Zealsoft
発売元 ソニー・コンピュータエンタテインメント
人数 1人
メディア CD-ROM
発売日 2000年9月28日
売上本数 約1万本
その他 メモリーカード2~14ブロック使用
  

ベアルファレス』はソニー・コンピュータエンタテインメントから発売されたコンピュータゲームのタイトル。ジャンルはアイソメトリックビューのアクションRPGに属し、企画・開発はZealsoft。ファンの間ではベアルまたはベアファと略される。 販売台数も限られている上、発売されて既に久しいゲームだが、緻密な設計は好評で、未だに根強いファンが多い。


注意以降の記述で物語に関する核心部分が明かされています。


目次

[編集] 物語

後世の歴史家から黄昏の時代(現実の世界史で言う暗黒時代がモチーフ)と呼ばれる動乱の時代。外界と隔絶された冒険者の町カルス・バスティードを舞台に、富と名声、永遠の命、あるいは己の信念などを追い求めて戦う若者たちの姿を描く。

[編集] 特徴

このゲームの特徴はアクションRPGであると同時に恋愛シミュレーションゲームのゲーム性も併せ持っているということである。

通常のRPGのように物語を進める一方、仲間と共に冒険をすることでそのキャラクターと主人公との間に愛情(同性であれば友情)が芽生え、最終的にはパートナーとしてエンディングを共に迎えることになる。ゲーム中でキャラクター同士がこのように人間関係をはぐくむことは珍しくないが、この作品では主人公はプレイヤーの分身であり、あらかじめ決められた性格や言動というものは一切存在しない。恋愛シミュレーションゲームの主人公のほとんどと同じような、いわゆる『顔なしキャラ』なのである。そのため、プレイヤーは主人公へ感情移入をしやすかったといえる。

いわゆる大作級のゲームというわけではなく、ボリュームもさほどではないが、登場人物の一人一人が(NPCにいたるまで)、訪問する時間によって手紙を書いていたり、酒場で手伝いをしていたり、教会で祈りを奉げていたり、眠っていたりと生活観ある描写がなされており、また、学者クムラン宅で読むことができる様々な資料からわかる世界設定の緻密さや、膨大なサブイベント(と、いうほどのものでもはなく、大体は一分程度で終わるのだが)など、細部に拘った作品と言えるだろう。

[編集] システム

ゲーム中の画面は全てクォータービューで描かれ、操作方法はプレイヤーがキャラクターを操作して敵を撃破するという、アクションRPGとしてはごく標準的なものであったが、トラップという攻撃手段が導入されている。一般的なRPGにおいては武器魔法が攻撃手段の大半を占めるのに対し、本作ではトラップで油を噴射した後に火炎の魔法で攻撃する、道を遮る火柱を水流のトラップで鎮火する、といった具合で敵を倒してゆく。

仲間キャラクターは火炎、電撃、凍結など様々な効果のトラップをそれぞれが固有に所持しており、キャラクターの個性を際立たせるという点でもこのトラップという要素は高い効果があった。ただし実際は、トラップを使用する際の操作性に難があり、トラップを使う暇があれば力押しでクリアする方が早いという状態になってしまった。

[編集] 用語

アザレの石 

ゲーム中の神話や伝説に登場する伝説の石。この石が発する光を浴びた者は不老不死の肉体を得ることが出来ると伝えられる。

アノイア教 

大陸全土で信仰されている宗教。現実世界のキリスト教に類似した描写が多く見受けられる。現実の西暦に似た暦アノイア暦が用いられており、物語の開始時では5098年であった。

太陽帝国 

一万年前に栄えていたとされる伝説の帝国。首都の名称はアスラ・ファエル(彼らの言葉で永遠の都を意味する)という。

不死者 

アザレの石を発見した一族は不老不死となるがその体を王族に買われ長い年月、何をしたら死ぬのか、どうすれば殺せるかという実験を受け、心がなくなってしまった人達。 世界には数人いるらしいがゲーム中に出てくるのは一族で一番若かったファトゥムとその姉であるナーダのみ。

[編集] 世界設定

[編集] 歴史

黄昏の時代が始まるまでは、実に1000年近くも平和な時代が続いていた。 しかし平和すぎる世の中は停滞を生み、王族や貴族、聖職者の間では腐敗が蔓延していた。一方で平民には重税が課され、飢餓や病に苦しむ者が少なくなかった。 現在、大陸には大小12の国家があり、その中でもアスロイト王国とバイレステ共和国という二つの国が世界の覇権を争っている。

そんなとき、その二国の国境線沿いのカルス山脈でアザレの石が発見される。二国の為政者がその一帯の発掘を命じると、その地下からは太陽帝国の遺跡'が発見された。遺跡から発見される財宝の数々は、二国に富を与え続けた。しかしある日突然、遺跡から魔物が出現した。魔物に怯えた二国の指導者は遺跡の巡りを分厚い城壁で取り囲み、封印を施した。

しかし数年も経つと、その城壁の中には小さな町が出来ていた。これが、冒険者の町カルス・バスティードの始まりである。

[編集] 舞台

物語の舞台となるカルス・バスティードは、地下遺跡の真上に作られた町である。なお、バスティードとは城壁に囲まれた町のことを指す(仏語では小別荘のことを指す)が、多くの者は皮肉を込めてカルスの棺桶と呼ぶ。

この町にはあらゆる種類の人間がいる。一攫千金やアザレの石を求める冒険者、一万年前の遺跡の研究に情熱を燃やす学者、食い詰め者や犯罪者、没落貴族、政治犯。しかしそれに比して、彼らを取り締まる警察軍隊法律、教会の威光、あるいは身分人種の特権などというものは、まったく意味を持たない。 あるのは、力こそがすべてという唯一にして絶対の掟だけである。 それ故に、外の世界での支配階級である貴族への風当たりが強かったり、住人同士による宝の奪い合い、殺し合いなども起きて、まさに無法地帯となっていた。

主人公達がカルスの町に来た時には、町の中で最強の戦士であるバルデスが睨みを利かせており、住人同士で無意味に争ったりしないような、それなりに安定した状態を保っていたようだ。

[編集] 諸国

アスロイト王国
バイレステ共和国
レノス教皇領
トラドア王国
フィサーノ都市国家連合
ビアストク王国
クラスダール教国
ファコルツ公国
ラコース王国
ルミニア公国
イレニア王国
セフィータ王国

[編集] 登場キャラクター

様々な目的があって、カルス・バスティードを訪れる。

[編集] 仲間キャラクター

  • 主人公
プレイヤーの分身。その目的や身分などもプレイヤーが設定する。

ゲーム中では「上級貴族(細剣)」「騎士(長剣)」「猟師(弓)」「聖職者(槍)」「商人(短剣)」「農民(大剣)」から身分を選択でき、それに応じて武器や、各キャラクターとの相性が変化する。

  • アッシュ
貧しい農民の青年。妹の病気を治すためにアザレの石を探すのが目的。
  • アーサー
英雄物語に憧れる若き騎士。自分もそうした英雄となるためにやって来た。
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  • レイア
没落した騎士家の娘。家を復興させるためにカルス・バスティードへ。
  • エレアノール
とある名家の令嬢。誤って父親を殺害したため、カルス・バスティードへ逃れてきた。
  • パスカ
猟師の青年。金を稼いで故郷の村に送金するのが目的。
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  • シャルン
武道家の少女。カルス・バスティードで行方不明になった兄を探すためにやってきた。
  • ジェシカ
盗賊の少女。目的は遺跡の財宝。
  • オルフェウス
自称貴族の青年。実はバイレステ共和国属領からの独立運動のメンバー。この町に来た理由も「貴族の娘に手を出して親族の怒りを買って逃げてきた」というが、これも偽装。
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  • イヴ
独特の価値観を持つ美女。この町に来た理由は「面白そうだから」。
  • ディアス
素性不明の寡黙な青年。目的も不明だが、ストーリーが進むと彼と教皇との関係(および目的)が明らかになる。
  • ノエル
学士の少女。目的は遺跡の探求。
  • ルカ
司祭見習いの少年。先輩の「僧侶がいなくて町の人が嘆いている」という嘘を真に受けてこの町に来る。
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  • サラ
母とともに孤児院を営む少女。孤児院の運営費を稼ぐのが目的。

[編集] その他のキャラクター

  • バルデス
カルス・バスティードを取りまとめる男。彼のおかげでこの町にも一定の秩序が保たれている。
  • オイゲン
カルス・バスティードで酒場兼売店を営む中年の男性。
  • クムラン
学者の男性。遺跡研究の第一人者。
  • ティアラ
司祭の少女。カルス・バスティード唯一の司祭。
  • サディーヤ
薬屋を営む女性。毒と薬の専門家。
  • ガドモン
教会の助司祭。悪徳神父であり、新米冒険者たちを強請ることも。
  • ガイウス
刀鍛冶。刀工としても戦士としても超一流だが、寡黙で世俗のことには興味が無い。ストーリーが進めば非常に強力な武器を売るようになる。

[編集] 製作スタッフ

ディレクター:梶雅行

キャラクターデザイン小屋勝義

シナリオコンポーザー等:葛目将也

ナレーション石塚運昇

ボイスアクター:仁平美由紀、荒井真澄、中嶋将平、山名孝幸

残念なことに、製作会社であるZealsoft社が解散してしまい、ソニー・コンピュータエンタテインメントのWebサイト上にあった本作のオフィシャルサイトも削除されている。 取扱説明書やゲーム中のスタッフロールにはスタッフの氏名が列挙されているが、全てローマ字表記であり、漢字でどのような表記を行うかは判然としない。 上記の理由から、現在では製作スタッフについて詳細を知ることは困難であろう。