ヘンプクリート

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麻で作られた建築用ブロック

ヘンプクリート(Hempcrete)とは、 の屑(破片)と石灰(場合により水硬性石灰英語版[1]ポゾランあるいはセメントなど)の混合物で、建築材料や建築用断熱材英語版に用いられる[2]。市場における名称に、ヘンプクリート(Hemcrete)、Canobiote、Canosmose、Isochanvreがある[3]。ヘンプクリートは、従来の石灰混合より作業しやすく、また断熱材や調湿建材となる。コンクリートの脆性がないため、エキスパンションジョイントが不要である。[3]

典型的な圧縮強度英語版が約1MPaで[4]、住宅品質のコンクリートの約20分の1である。ヘンプクリートの壁は、建築構造において、鉛直荷重を支える他の素材の骨組みと共に用いられなければならない。ヘンプクリートの密度は、従来のコンクリートの15パーセントで、同じようにカーボンネガティブである。[5]

他の植物と同様、麻の農産物は成長し二酸化炭素ガスを吸収し、炭素を保持し酸素を放出する。理論的には、ヘンプクリート壁1立方メートルにつき、数十年にわたって最大165キログラムの炭素を吸収し閉じ込める。[6][7]

脚注[編集]

  1. ^ Allin, Steve. Building with Hemp, Seed Press, 2005, ISBN 978-0-9551109-0-0. (p. 146, 1st Edition).
  2. ^ NNFCC Renewable Building Materials Factsheet: An Introduction”. National Non-Food Crops Centre (2008年2月21日). 2011年2月16日閲覧。
  3. ^ a b Priesnitz, Rolf B. (March/April 2006). “Hemp For Houses”. Natural Life Magazine. http://www.naturallifemagazine.com/0604/hemphouse.htm. 
  4. ^ Tradical Hemcrete 2008 Information Pack (PDF)”. American Lime Technology. 2009年8月25日閲覧。
  5. ^ Flahiff, Daniel (2009年8月24日). “Carbon Negative Hemp Walls are 7x Stronger than Concrete”. Inhabitat. 2013-02-07閲覧。 (記事のタイトルに7x stronger(7倍強い)とあるが、同じくコンクリートより強くないとも主張されている。)
  6. ^ Tradical Hemcrete 2008 Information Pack”. American Lime Technology. 2010年6月19日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2010年5月15日閲覧。
  7. ^ What is Hempcrete?”. American Lime Technology. 2013年2月7日閲覧。

外部リンク[編集]