ヘルプマン!

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ヘルプマン!
ジャンル 青年漫画風刺漫画
漫画
作者 くさか里樹
出版社 講談社朝日新聞出版
掲載誌 イブニング週刊朝日
レーベル イブニングKC
発表号 2003年11号 - 2014年20号(イブニング)
2015年1月2-9日合併号 - 連載中(週刊朝日)
発表期間 2003年8月5日 - 2014年9月23日(イブニング)
2014年12月22日 - 連載中(週刊朝日)
巻数 全27巻(イブニングKC)
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ヘルプマン!』は、くさか里樹による日本の漫画作品。朝日新聞出版発行の『週刊朝日』にて連載中。

概要[編集]

日本老人介護を題材にした漫画作品。 2003年8月から2014年9月まで、講談社発行の『イブニング』にて連載された。

2014年12月より朝日新聞出版発行の『週刊朝日』に移籍。それに伴いタイトルを『ヘルプマン!!』に改題。

2011年5月、第40回日本漫画家協会賞大賞を受賞。

軽いタッチの描画で高齢社会の問題点をわかりやすく、リアルに描いている。

ストーリー[編集]

恩田百太郎(おんだ ももたろう)は、学校にはほとんど登校しない上にテストの成績は赤点だらけという、典型的な落ちこぼれの高校生。学校卒業まであと半年にも関わらず将来の進路も決まらず、厳格な祖母に絞られる日々を送っていた。

そんなある日の放課後、百太郎の親友・神崎仁(かんざき じん)が、高校を中退して老人ホームに勤めると宣言する。「日本はぶっちぎり世界一の老人大国になる」「老人介護は不況に喘ぐ日本を救う唯一の未来産業」と語る仁だったが、百太郎はそのことにはっきりとしたイメージを抱くことができなかった。

帰宅する途中、百太郎は一人の徘徊老人と出会う。様々な問題行動を起こす老人をなんとか特別養護老人ホームまで連れていく百太郎だったが、その施設では事故防止を目的に入居者の身体拘束が行われていた。ベッドに縛りつけられた状態で、無理矢理鎮静剤を打たれる入居者の姿を見て衝撃を受けた百太郎は、施設のやり方に強く反発するが、介護主任から「身体拘束は必要悪」と一蹴される。

一連の出来事を通じ、介護現場で巻き起こっている現実と、高齢社会は決して他人事ではないということを痛感した百太郎は、仁と同じく高校を中退し、老人介護の仕事をすることを決意する。

登場人物[編集]

恩田百太郎(おんだ ももたろう)
主人公。一人の徘徊老人との出会いをきっかけに高齢社会の現実を目の当たりにし、介護の道を歩む決意をする。
厳格な祖母、ゴルフが趣味の父、優しい母、そして筋肉質の弟(「介護福祉学生編」の時点で自衛官になっている)がいる。
無鉄砲で後先を考えずに行動する癖があり、勉強も苦手で福祉に関する知識も薄いが、介護に対する熱意に関しては誰にも負けないものを持っている。持ち前の明るさと行動力で、数々の高齢者や介護関係者に影響を与えてきた。
神崎仁(かんざき じん)
百太郎の幼馴染で親友。老人介護は今後の成長が期待できる産業であると考え、介護士として働き始める。
その後、「介護支援専門員編」ではケアマネージャー、「介護福祉学生編」では社会福祉協議会社会福祉士と次々にキャリアを重ねていき、「介護蘇生編」ではNPO法人を立ち上げ、独立した。
常に冷静な性格で、何かと暴走しがちな百太郎のストッパー役を務めることが多いが、介護に対する想いは百太郎にも引けを取らない。

単行本[編集]

『ヘルプマン!』くさか里樹 講談社〈イブニングKC〉全27巻

  • 介護保険制度編(第1巻)
  • 在宅痴呆介護編(第2巻)
  • 介護虐待編(第3巻)
  • 高齢者性問題編(第4巻)
  • 介護支援専門員編(第5〜7巻)
  • ケアギバー編(第8巻)
  • 介護福祉学生編(第9〜10巻)
  • 認知症編(第11〜12巻)
  • 介護職員待遇編(第13〜15巻)
  • セカンドライフ編(第16〜17巻)
  • 成年後見制度編(第18〜20巻)
  • 震災編(第21巻)
  • 介護起業編(第22〜24巻)
  • 認知症予防編(第25巻)
  • 監査編(第26〜27巻)

外部リンク[編集]