ヘリオス (探査機)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
ヘリオス1号
Helios spacecraft.jpg
プロトタイプ
国際標識番号 1974-097A
観測対象 太陽
設計寿命 18ヵ月
打上げ機 タイタン IIIE
打上げ日時 1974年12月10日
運用終了日 1986年3月15日
物理的特長
質量 371.20kg
軌道要素
軌道 太陽周回楕円軌道
近点高度 (hp) 0.309AU
遠点高度 (ha) 0.985AU
軌道傾斜角 (i) 0度
軌道周期 (P) 190日
ヘリオス2号
国際標識番号 1976-003A
観測対象 太陽
打上げ機 タイタン IIIE
打上げ日時 1976年1月15日
運用終了日 1981年1月8日
物理的特長
質量 371.2 kg
軌道要素
軌道 太陽周回楕円軌道
近点高度 (hp) 0.289AU
遠点高度 (ha) 0.983AU
軌道傾斜角 (i) 0.0度
軌道周期 (P) 185.6日

ヘリオス: Helios)は西ドイツNASAによる太陽探査機シリーズ。ヘリオス1号とヘリオス2号が存在し、それぞれ1974年1976年に打ち上げられた。製造は西ドイツ、打ち上げと予定軌道への投入はNASAが行った。

すでに2機とも運用は終了しているが、現在も軌道上に存在し、人工惑星となっている。

なお、ギリシア神話太陽神ヘリオスの名は、フランス軍事衛星にも使用されているので注意が必要である。

ヘリオス1号[編集]

ヘリオス1号(Helios I、Helios-A)は1974年12月10日タイタン IIIEによってケープカナベラル空軍基地から打ち上げられた。太陽周回楕円軌道に入り、近地点水星の軌道よりさらに内側にあった。

太陽表面の活動や、太陽風、太陽からの放射線を継続して観測した。設計寿命は3年だったが、当初の予定より大幅に長く11年間観測を続けることができ、太陽の長期的活動の研究に役立った。

ヘリオス2号[編集]

ヘリオス2号(Helios II、Helios-B)は1号機と同様、1976年1月15日タイタン IIIEによってケープカナベラル空軍基地から打ち上げられた。

ヘリオス2号は1号機よりさらに内側の軌道に入り、1号機と同様、太陽表面の活動や、太陽風、太陽からの放射線を継続して観測した。太陽フレアによるガンマ線の連続的に計測に成功し、また太陽の近くの微小隕石密度が、地球周辺の密度より15倍高いことを発見した。1号機の後に打ち上げられたが、1号機より先に運用停止している。

参考文献[編集]

タイタン IIIEの先端にヘリオス1号が搭載されている。