ヘクトール

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トロイアに運ばれるヘクトールの遺骸。ローマ時代の石棺。ルーヴル美術館所蔵

ヘクトール古希: Ἕκτωρ, Hektōr, ラテン語: Hector)は、ギリシア神話英雄である。日本語では長母音記号を省略しヘクトルともいう。

ホメーロスの『イーリアス』に登場するトロイアの英雄。トロイア王プリアモスの長子。母はヘカベー。妻アンドロマケーとの間に一子アステュアナクスをもうけた。『イーリアス』では、老齢の父に代わりイリオス勢の総大将として活躍している。

ヘクトールはアカイア側のパトロクロスを殺したため、激怒したその親友アキレウスに殺され、屍を戦車によって引きずりまわされる辱めを受けたが、父プリアモスはアキレウスの陣まで出向き、ヘクトールの遺骸を引き取ったとされる。

トロイアの陥落後、妻アンドロマケーはアキレウスの子ネオプトレモスの戦利品となった。そして、アステュアナクスは殺された。

中世においては、九大英雄の1人として選ばれている。