エクトル・ルナ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ヘクター・ルナから転送)
移動: 案内検索
エクトル・ルナ
Héctor Luna
中日ドラゴンズ #0
CD-Hector-Luna20130306.jpg
基本情報
国籍 ドミニカ共和国の旗 ドミニカ共和国
出身地 モンテ・クリスティ州モンテ・クリスティ
生年月日 1980年2月1日(34歳)
身長
体重
187 cm
99 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 内野手外野手
プロ入り 1999年 アマチュア・フリーエージェントとしてクリーブランド・インディアンスと契約
初出場 MLB / 2004年4月8日
NPB / 2013年3月29日
年俸 $2,000,000(2014年)
※2014年から2年契約
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

エクトル・R・ルナHector R. Luna , 1980年2月1日 - )は、中日ドラゴンズに所属するプロ野球選手内野手外野手)。ドミニカ共和国出身。愛称は「チポ」。

経歴[編集]

フィリーズ時代(2012年)

インディアンス傘下時代[編集]

1999年2月2日にアマチュア・フリーエージェントとしてクリーブランド・インディアンスと契約。

2000年はルーキー級バーリントン・インディアンスとA-級マホーニングバレー・スクラッパーズでプレー。ルーキー級バーリントンでは55試合に出場し、1本塁打15打点19盗塁、打率.204だった。

2001年はA級コロンバス・レッドスティックスで66試合に出場し、3本塁打23打点15盗塁、打率.266だった。

2002年はA+級キンストン・インディアンスで128試合に出場し、11本塁打51打点32盗塁、打率.276だった。オフの12月に行われたルール・ファイブ・ドラフトタンパベイ・デビルレイズから指名され移籍[1]

2003年2月6日にデビルレイズと1年契約に合意。3月29日にDFAとなり、4月2日にAAA級バッファロー・バイソンズへ降格した[2]ため、ルール・ファイブ・ドラフトの規約により、同日にインディアンズへ復帰した。この年はAA級アクロン・エアロズで127試合に出場し、2本塁打38打点17盗塁、打率.297だった。

カージナルス時代[編集]

2003年12月にルール・ファイブ・ドラフトでセントルイス・カージナルスから指名され移籍[3]

2004年4月8日のミルウォーキー・ブルワーズ戦でメジャーデビュー。3回裏に回ってきた初打席でクリス・カプアーノから初打席本塁打を記録した[4]。この年は83試合に出場し、3本塁打22打点6盗塁、打率.249だった。

2005年3月1日にカージナルスと1年契約に合意し、開幕ロースター入りした。開幕後は5試合に出場したが、二塁手としての経験を積むため、4月29日にAAA級メンフィス・レッドバーズへ降格した[5]。6月25日にメジャーへ昇格[6]。昇格後は主に代打として8試合に出場したが、9打数1安打とアピールすることができず、7月8日にAAA級へ降格[7]。7月17日に再昇格した[8]。この年は64試合に出場し、1本塁打18打点10盗塁、打率.285だった。

2006年2月25日にカージナルスと1年契約に合意。開幕後は76試合に出場し、4本塁打21打点5盗塁、打率.291だった。

インディアンス復帰[編集]

2006年7月30日にロニー・ベリアードとのトレードで、古巣のインディアンズに復帰した。移籍後は正二塁手の座をジョー・イングレットジョシュ・バーフィールドらと競った。インディアンスでは37試合に出場し、2本塁打17打点、打率.276だった。

2007年2月22日にインディアンスと1年契約に合意。3月24日にAAA級バッファローへ異動し、開幕をAAA級で迎えた。AAA級では83試合に出場し、6本塁打35打点4盗塁、打率.251だった。7月27日にDFAとなった。

ブルージェイズ時代[編集]

2007年8月3日にウェーバートロント・ブルージェイズへ移籍した。移籍後は三塁手として出場していたが、打率が.091と全く結果を残せず、8月16日にAAA級シラキュース・チーフスへ降格した。登録枠が拡大された9月4日に再昇格。この年は22試合に出場し、1本塁打4打点2盗塁、打率.167だった。オフの11月14日にDFAとなり、11月18日にAAA級シラキュースへ降格した。

2008年はAAA級シラキュースで開幕を迎え、5月17日にメジャーへ昇格。昇格後は代打と代走で2試合に出場したが、5月27日にAAA級へ降格。6月5日に40人枠を外れ、AAA級シラキュースへ降格した。結局この年は2試合の出場にとどまった。オフの10月9日にFAとなった。

ドジャース傘下時代[編集]

2008年12月6日にロサンゼルス・ドジャースとマイナー契約を結んだ[9]

2009年はAAA級アルバカーキ・アイソトープスとルーキー級アリゾナリーグ・ドジャースでプレー。AAA級アルバカーキでは91試合に出場し、17本塁打62打点4盗塁、打率.351だった。オフの11月9日にFAとなった。

マーリンズ時代[編集]

2009年11月30日にフロリダ・マーリンズとマイナー契約を結んだ。

2010年はAAA級ニューオーリンズ・ゼファーズで開幕を迎え、97試合に出場。16本塁打71打点7盗塁、打率.294と好成績を残し、7月29日にマーリンズとメジャー契約を結んだ。昇格後は27試合に出場し、2本塁打4打点、打率.138だった。オフの10月6日に40人枠を外れ、AAA級ニューオーリンズへ降格。10月15日にFAとなった。

レッドソックス傘下時代[編集]

2011年1月3日にボストン・レッドソックスとマイナー契約を結んだ[10]。この年はAAA級ポータケット・レッドソックスで113試合に出場し、14本塁打58打点6盗塁、打率.283だった。オフの11月2日にFAとなった。

フィリーズ時代[編集]

2011年12月11日にフィラデルフィア・フィリーズとマイナー契約を結んだ[11]

2012年はAAA級リーハイバレー・アイアンピッグスで開幕を迎え、5月11日にフィリーズとメジャー契約を結んだ。昇格後は一塁手や代打として出場し、打率を3割台に保っていたが、6月下旬から2割台に落ち、7月6日にAAA級へ降格した。8月4日に再昇格したが、出場のないまま8月6日にAAA級へ降格。8月13日に再びメジャーへ昇格。2試合に出場したが、5打数無安打と結果を残せず、8月19日にAAA級へ降格。フィリーズでは28試合に出場し、2本塁打10打点、打率.226だった。8月30日に放出された。

パイレーツ時代[編集]

2012年8月31日にピッツバーグ・パイレーツとマイナー契約を結んだ[12]。契約後はAAA級インディアナポリス・インディアンスで4試合に出場。オフの11月3日にFAとなった。

中日時代[編集]

2012年12月5日に、中日ドラゴンズと35万ドル(約3465万円)で契約を結んだ[13][14]。背番号0を外国人選手が付けるのは日本プロ野球界で初めてだった[15]

4月26日の広島戦から5月23日のオリックス戦にかけて23試合連続安打を記録するなど、シーズン当初から好調な打撃を放っていることが球団側から評価され、6月5日に2014年シーズンから総額400万ドル(約3億9600万円)での2年契約(2016年シーズンは球団側に選択権所持)に合意した。(中日がシーズン前半で複数年契約を結んだのは異例の事態で、背景は、過去に主力であったトニ・ブランコ横浜DeNAベイスターズに流出した経緯から、主力の流出を阻止する狙いがあったとされる)[16]。しかし、7月6日ヤクルト戦で2回に三ゴロを放ち、一塁へ駆け込んだ際に左ひざの状態を悪化させた。本人いわく「人工芝で長く試合をし、1週間近く前から痛めていたが我慢できなかった」と言う。翌7日の試合から欠場し、9日の阪神戦からの復帰を目指したが[17]、膝の状態は予想以上に悪く、16日に登録を抹消された。ルナはマツダオールスターゲーム2013に選手間投票で選出されていたが、辞退。8月26日にはドミニカ共和国へ帰国し、治療を受けた。これにより、当シーズン中の復帰は絶望的となった。ルナは.350の打率を残しており、首位打者のタイトルを獲得する可能性もあったが、結局シーズン終了まで復帰することはなく、規定打席に到達しなかったため、タイトルの獲得はならなかった。

プレースタイル・人物[編集]

ユーティリティープレイヤーであり、投手捕手以外の全てのポジションをこなせる。日本では三塁手として起用されている。 肩と足は平均的な中距離ヒッターである。

2013年12月、ヨーグルト製造の日本ルナ(日本ハムグループ)が、同姓であることを利用して、2014年シーズンに首位打者となった場合、CMに出演させることを検討していることが明らかとなった[18]

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

















































O
P
S
2004 STL 83 192 173 25 43 7 2 3 63 22 6 3 1 3 13 0 2 37 2 .249 .304 .364 .668
2005 64 153 137 26 39 10 2 1 56 18 10 2 2 1 9 0 4 25 4 .285 .344 .409 .753
2006 76 245 223 27 65 14 1 4 93 21 5 3 0 0 21 1 1 34 3 .291 .355 .417 .772
CLE 37 134 127 14 35 7 1 2 50 17 0 1 0 1 6 0 0 26 4 .276 .306 .394 .700
'06計 113 379 350 41 100 21 2 6 143 38 5 4 0 1 27 1 1 60 7 .286 .338 .409 .746
2007 TOR 22 46 42 5 7 0 0 1 10 4 2 0 0 1 2 0 1 10 0 .167 .217 .238 .455
2008 2 1 1 0 1 0 0 0 1 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1.000 1.000 1.000 2.000
2010 FLA 27 30 29 2 4 1 0 2 11 4 0 1 0 1 0 0 0 13 0 .138 .133 .379 .513
2012 PHI 28 66 62 5 14 2 0 2 22 10 0 0 0 0 4 0 0 14 1 .226 .273 .355 .628
2013 中日 85 356 329 46 115 23 3 9 171 51 4 0 0 0 26 2 1 57 10 .350 .399 .520 .919
2014 127 527 467 80 148 25 5 17 234 73 8 2 0 4 51 3 5 98 11 .317 .387 .501 .888
MLB:7年 339 867 794 104 208 41 6 15 306 96 23 11 3 7 55 1 8 159 14 .262 .314 .385 .699
NPB:2年 212 883 796 126 263 48 8 26 405 124 12 2 0 4 77 5 6 155 21 .330 .392 .509 .902
  • 2014年度シーズン終了時

表彰[編集]

NPB

記録[編集]

NPB
その他の記録
  • 23試合連続安打(2013年4月26日 - 5月23日)

背番号[編集]

  • 7 (2004年 - 2006年、2010年)
  • 27 (2006年)
  • 18 (2007年 - 2008年)
  • 29 (2012年)
  • 0 (2013年 - )

登場曲[編集]

  • 「PIEDRA A LA LUNA」MR MANYAO(第1打席、2013年)
  • 「Cacao」El Alfa(第2打席、2013年)
  • 「Te Prendo」Chimbala(第3打席、2013年)
  • 「En Cualto Eh Que Tamo」Chimbala(第4打席、2013年)

脚注[編集]

  1. ^ Rays select Luna in Rule 5 Draft”. MLB.com Rays Press Release (2002年12月16日). 2014年5月24日閲覧。
  2. ^ Devil Rays sign Easley”. MLB.com Rays Press Release (2003年4月2日). 2014年5月24日閲覧。
  3. ^ Cardinals select three players in Rule 5 Draft”. MLB.com Cardinals Press Release (2003年12月15日). 2014年5月24日閲覧。
  4. ^ http://www.baseball-reference.com/boxes/SLN/SLN200404080.shtml
  5. ^ Matthew Leach (2005年4月29日). “Notes: Izzy's prognosis promising”. MLB.com. 2014年5月24日閲覧。
  6. ^ Matthew Leach (2005年6月25日). “Cards designate Cedeno for assignment”. MLB.com. 2014年5月24日閲覧。
  7. ^ Matthew Leach (2005年7月8日). “Molina out after being hit by pitch”. MLB.com. 2014年5月24日閲覧。
  8. ^ Matthew Leach (2005年7月17日). “Notes: Molina lands on DL”. MLB.com. 2014年5月24日閲覧。
  9. ^ http://ballhype.com/story/dodgers_sign_hector_luna
  10. ^ http://mlb.mlb.com/news/article.jsp?ymd=20110202&content_id=16557170&vkey=news_bos&c_id=bos&partnerId=rss_bos MLB.com, February 2, 2011
  11. ^ http://philadelphia.phillies.mlb.com/news/article.jsp?ymd=20111221&content_id=26219924&vkey=news_phi&c_id=phi Sheldon, Mark (December 21, 2011).
  12. ^ http://www.piratesprospects.com/2012/08/minor-moves-pirates-sign-hector-luna-upper-level-promotions.html Pirates Sign Hector Luna, Upper Level Promotions
  13. ^ http://www.mlbtraderumors.com/2012/11/pirates-to-sign-six-to-minor-league-deals.html Nicholson-Smith, Ben (November 21, 2012).
  14. ^ “中日がルナ獲得を正式発表「電光石火で決まった」”. スポーツニッポン. (2012年12月5日). http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2012/12/05/kiji/K20121205004704370.html 2013年1月7日閲覧。 
  15. ^ 中日新外国人ルナが助っ人初の背番0 - デイリースポーツ,2012年12月21日
  16. ^ 「ルナ 契約2年延長 中日早期合意、流出防ぐ 総額4億円」 - 2013年6月5日付中日新聞朝刊23面(スポーツ欄)にて。
  17. ^ 中日ルナ、負傷退場 左ひざ悪化 7日ヤクルト戦欠場へ
  18. ^ 【中日】ルナにCM白羽「日本ルナ」首位打者で出演オファー

関連項目[編集]

外部リンク[編集]