ヘクター・カマチョ

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ヘクター・カマチョ
Hector Camacho 2009.jpg
基本情報
本名 Hector Luis Camacho
通称 マッチョ
階級 ジュニアライト級
ライト級
ジュニアウェルター級
国籍 プエルトリコの旗 プエルトリコ
誕生日 1962年5月24日
出身地 プエルトリコの旗 プエルトリコバヤモン
死没日 2012年11月24日(満50歳没)
死没地 プエルトリコの旗 プエルトリコサンフアン
スタイル サウスポー
プロボクシング戦績
総試合数 87
勝ち 79
KO勝ち 38
敗け 5
引き分け 3
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ヘクター・カマチョHéctor Camacho、男性、1962年5月24日 - 2012年11月24日)は、プエルトリコプロボクサーバヤモン出身。身長169cm、リーチ175cm。世界3階級制覇王者(ジュニアライト級ライト級ジュニアウェルター級)。

人物[編集]

スピードを持ったジャブの連打とステップ、回転の速いコンビネーションを武器とする。スタイリッシュなボクシングスタイル。パンチをかわす技術が大変優れている。

入場時には「マチョ・タイム!」(おれの時間だ!)と連呼しながらリングインし、試合後のインタビューでも度々おちゃらけた態度を取りインタビュアーを困らせたりするなど、ラテン系特有の非常に陽気な性格である。

豹柄などの派手なトランクスを愛用しており、ボクシングに限らずキックでも見られる前垂れのついた所謂「褌タイプ」のトランクスも着用した。

息子のヘクター・カマチョ・ジュニアもプロボクサーである。

私生活では、10代のころから喧嘩や万引きを繰り返し、麻薬常習者であり車泥棒であった。その性向は終生変わらなかった。家庭内暴力、規制薬物の所持、不法侵入、ライフル銃M16を通関させようとしたなど、様々な理由で何度も逮捕された。2012年になって、息子を殴った容疑で逮捕状が出されると自首した。裁判はカマチョの死亡によって未決のままになった[1]

略歴[編集]

1980年9月12日、プロデビュー。

1983年8月7日、ラファエル・リモンWBC世界ジュニアライト級王座決定戦で対戦し、5RKO勝ちで王座獲得。同王座は1度防衛後に返上。

1985年8月10日、ホセ・ルイス・ラミレスとWBC世界ライト級タイトルマッチで対戦し、判定勝ちで2階級制覇に成功。同王座はエドウィン・ロサリオコーネリアス・ボサ・エドワーズ相手に2度防衛後に返上。

1989年3月6日、レイ・マンシーニWBO世界ジュニアウェルター級王座決定戦で対戦し、判定勝ちで3階級制覇に成功。

1991年2月23日、グレグ・ホーゲンと3度目の防衛戦で対戦し、判定負けで王座陥落。同年5月18日、再戦を行い、判定勝ちで王座に返り咲いた。

1992年9月12日、フリオ・セサール・チャベスとWBC世界ライトウェルター級タイトルマッチで対戦し、判定負け。

1994年1月29日、フェリックス・トリニダードIBF世界ウェルター級タイトルマッチで対戦し、判定負け。

1996年6月22日、ロベルト・デュランと対戦し、判定勝ち。

1997年3月1日、シュガー・レイ・レナードと対戦し、5RTKO勝ち。レナードが対戦した最後の相手となった。

1997年9月13日、オスカー・デ・ラ・ホーヤとWBC世界ウェルター級タイトルマッチで対戦し、判定負け。

2001年7月14日、ロベルト・デュランの保持するマイナータイトル・NBAスーパーミドル級王座を懸けて5年ぶりに再戦し、判定勝ち。

2009年5月9日、ルイス・ラモン・カンパスと対戦し、1-1のドロー。

銃撃事件[編集]

2012年11月20日、プエルトリコサンファン市内のバーの前で、友人と停車した車に乗っていたところを、通りかかった車の中から銃撃され、顔の左側を負傷した。友人は死亡し、カマチョは脊椎を損傷し意識不明の重体になった。同22日に脳死状態と判定された[2]

2012年11月24日、家族の同意のもと生命維持装置が外された後に、まもなく死去した[1][3]。50歳没。

獲得タイトル[編集]

アマチュア[編集]

  • 1978年 ゴールデングローブ 112ポンド級サブ・ノービス選手権
  • 1979年 ゴールデングローブ 118ポンド級オープン選手権
  • 1980年 ゴールデングローブ 119ポンド級オープン選手権

プロ[編集]

メジャー[編集]

マイナー[編集]

  • IBC世界ウェルター級王座(防衛2)
  • IBC世界ミドル級王座(防衛1)
  • IBC世界ライトミドル級王座(防衛0)
  • NBAスーパーミドル級王座(防衛0)
  • WBE世界ライトミドル級王座(防衛0)

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

空位
前タイトル保持者
ボビー・チャコン
第15代WBC世界ジュニアライト級王者

1983年8月7日 - 1984年(返上)

空位
次タイトル獲得者
フリオ・セサール・チャベス
前王者
ホセ・ルイス・ラミレス
第12代WBC世界ライト級王者

1985年8月10日 - 1987年(返上)

空位
次タイトル獲得者
ホセ・ルイス・ラミレス
前王者
N/A
初代WBO世界ジュニアウェルター級王者

1989年3月6日 - 1991年2月23日

次王者
グレグ・ホーゲン
前王者
グレグ・ホーゲン
第3代WBO世界ジュニアウェルター級王者

1991年5月18日 - 1992年(返上)

空位
次タイトル獲得者
カルロス・ゴンザレス (1972年生のボクサー)