ヘイゼル・ヒールド

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ヘイゼル・ヒールド(Hazel Heald、1895年 - 1961年) は、アメリカ合衆国の女流短編ホラー作家。ヘイズル、ヘーゼルの表記もあり。

マサチューセッツ州に在住していた[1]ハワード・フィリップス・ラヴクラフトと親しい交流を持っていた弟子のひとりであり、彼の死に際してウィアード・テイルズ誌に追悼文を寄せている。

作品に共通するテーマは「石化」。東雅夫は「“ゴーゴン妄想”とでも呼ぶべき、人が石と化すことの恐怖と魅惑」と表現した[1]

作品一覧[編集]

すべてH・P・ラブクラフトとの合作

  • 永劫より」 Out of the Aeons
  • 「蝋人形館の恐怖」/「博物館の恐怖」 The Horror in the Museum
  • 「墓地に潜む恐怖」 The Horror in the Burying Ground
  • 石像の恐怖」/「石の民」/「石の男」 The Man of Stone
  • 「魂を喰う蝿」/「羽のある死神」 Winged Death

脚注[編集]

注釈[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b 学研『クトゥルー神話事典第四版』ヘイゼル・ヒールド、476-477ページ。