プロンプター (電気機器)

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カメラ用プロンプター。(1)カメラ (2)フード(覆い)(3)液晶モニタ (4)ハーフミラー (5)対象からの映像 (6)モニタからの映像
カメラ用プロンプター。(1)カメラ (2)フード(覆い)(3)液晶モニタ (4)ハーフミラー (5)対象からの映像 (6)モニタからの映像

プロンプター(和製英語: Prompter 英: Teleprompter )とは、放送・講演・演説・コンサートなどの際に、電子的に原稿や歌詞などを表示し、演者を補助するための装置・システムを指す。

目次

[編集] 概要

プロンプタ内蔵カメラ
プロンプタ内蔵カメラ
クリントン元大統領の右腕の下にプロンプターのハーフミラーが見える
クリントン元大統領の右腕の下にプロンプターのハーフミラーが見える

プロンプターと呼ばれる機材には、大きく分けて三通りの種類があるが、いずれも小型PC、液晶モニタを応用したもので、近距離の場合はハーフミラーが用いられる。

小型PCや液晶ディスプレイが現在(2007年)の様に高性能化する以前のプロンプター(特にテレビスタジオ用)はブラウン管(CRT)テレビを組み込んだ表示部と、それと接続されたカメラで原稿などを別に撮影してキャスターなどの演者に伝達する方法が主流であった。

基本的にNHK・民放問わず、報道スタジオではスタジオ内のニュースキャスター机の上の原稿を上部のバトンに設置したカメラから直接撮影するように設置されている。また民放の一部キー局においては、時間帯によってはこの仕組みを使わず、伝える内容を別の場所で撮影し、読み手(キャスター、アナウンサー)の読み上げに合わせて担当者が原稿を差し替えていくという手法を用いている。

[編集] スタジオ用

記事冒頭に示したようなシステム。テレビカメラのレンズ部分にハーフミラーを設置するもの。レンズの部分に原稿が映し出されるため、アナウンサー・ニュースキャスターなど演者は、手元の原稿に目を落とすことなく、いわゆる「カメラ目線」のまま原稿を読むことができる。

1980年代初頭から、NHK放送センター(東京)の報道スタジオにおいて、いわゆる「テレビ用プロンプター」の使用が開始されたが、使用開始初期のプロンプターはハーフミラーを用いたものではなく、テレビカメラのレンズ上部にCRTがアナウンサー側を向いて固定されていた。
またほぼ同時期に東京放送(TBS)の報道スタジオにおいてもプロンプターの使用が開始されたが、こちらはハーフミラーを用いた現行のシステムに近いものではあったものの、テレビカメラに装置を固定するのではなく、キャスター(移動用の車輪)が付けられた装置に通常のテレビカメラを合わせるという仕組みであった。

[編集] 講演・演説用

講演・演説の際には、演台または演台のすぐ近くに、プロジェクション式のプロンプターを置くもの。カメラに取り付けないため、視線の固定がなく、観客に訴えかけたりアクションをしたりすることもできる。

日本では細川護煕首相(当時)が用い、一躍有名になった。

上記の二つは、演者が直接キーボードやマウスを使って、ワープロソフト(MS Wordなど)の表示を読み上げることが多い。ただし、重要な演説など極めてシビアな用途に対しては、2台を用意し(どちらか1台がフリーズしても演説を続けられるようなフェイルセーフ対策)、専任のメンテナンス係が付くこともある。

また、プレゼンテーション用途では、原稿用とは別にもう1台のPCを演者の手元に置き、観覧者と演者が同じ画面(MS Power Point)を見ることができる場合も多い。この場合、観覧者には舞台の銀幕にプロジェクタで画面を映し出すこととなる。

[編集] コンサート・ライブ用

こちらは上記二つに比べれば至ってシンプルなもので、舞台の縁や、テレビスタジオであれば観客席の後ろ上の部分に大型のモニタを取り付け、そこに歌詞や台詞、プロデューサーからの指示、時刻などを映し出すものとなる。まれに、観客が一緒に歌えるように、観客に向けたプロンプターを用意する場合もある。